ただの音楽ファンが見る音楽業界

楽器経験もない音楽ファンが毎週200曲以上の新曲から好きだったものを紹介。音楽業界についてやおすすめのアーティストも定期的に書いてます。

2022年下半期インディーズベストソング②

【記事公開日:2022/12/22】

 

毎週水曜日に更新をしている新曲ブログ。

こちらでは、メジャー・インディーズ、ジャンル問わず300曲近い楽曲を聞いたうえでオススメの16曲を紹介をしています。

2022年6月~11月に選曲をするために聞いた楽曲は7689曲。その中から新曲ブログで紹介をしたインディーズアーティストの楽曲、約120曲の中から特にすきだった16曲を2週にわたって紹介します。

 

先週はこちらの8曲です。

akiryo.hatenablog.com

 

また、紹介順はランキングではなくリリース順になります。

 

 

ベイベイベイビー!/ねぐせ。

2020年に結成された名古屋発のロックバンド。TikTokでバズった「グッドな音楽を」
「スウェット」が収録されているミニアルバム『ワンダーランドに愛情を!』に収録されている楽曲。リリース前に「スーパー愛したい」もTikTokでバズり注目を集めていく反面、誹謗中傷を受けたりもした。そんな落ち込んだり、辛い現実に直面した気持ちを曲にしたのがこの楽曲。明るく元気をもらえるロックサウンドと勇気づけられる歌詞。2023年は今年以上にロックフェスの出演も増えていくだろう。

Twitterねぐせ。 (@neguseofficial_) / Twitter

 

 

美談にしないで./bokula.

2019年に結成された広島発4ピース、等身大ロックバンド。歌いだしのつかみがよく、疾走感のあるサウンドがかっこいい。付き合った彼女を他の男に奪われて未練の残る男の葛藤を描いた歌詞。大事にしなかった後悔が疾走感のあるバンドサウンドにのせてつづられている。美談にしていた男の思い出だが、振り返った時、後悔へと変化していく心情の移り変わりがバンドサウンドにも表れている。

Twitterbokula. (@bokula_bandmate) / Twitter

 

 

Re act/anewhite

4人組ロックバンド。光が差していくかのように徐々に音が大きくなっていくイントロ。さわやかな歌声と疾走感のあるサウンド。サビに行くにつれて盛り上がっていく。ラスサビ前になると手拍子も入り、ライブ会場で一緒に盛り上がっているイメージがわいてくる。そこからそのまま進んでいくと思えば、一度音がやんでからバンドサウンドを一気に盛り上げてラスサビにはいる。この一瞬の空白がこの曲を数十倍もよくしている。この曲を聞くためにミナホでライブを見に行ったが、新曲とは思えないくらい盛り上がっていた。バンドとしてのキラーチューンになっていくだろう。

Twitteranewhite (@anewhite_044) / Twitter

 

 

心海/ナンカノユメ

関西の歌ものポップロックバンド。3か月連続デジタルシングルをリリース第1弾。ピアノの音色とバンドサウンドが合わさりどこか懐かしさを感じさせる。ヴォーカル841のつややかな歌声がギターの音色と共に心にスーッと入っていく。落ち着いたテンポとアップテンポの塩梅が気持ちよく、聞き心地もいい楽曲に仕上がっている。最後の841の歌声はいつも以上にハイトーンで歌い上げており、曲をより一層盛り上げてくれる。1人でも多くの人に聞いてほしい楽曲です。

Twitterナンカノユメ【なんゆめふぁーむ】 (@nankanoyume2019) / Twitter

 

 

さよなら北千住/SPRINGMAN

東京を中心に活動している。sumika、マカロニえんぴつらが所属する音楽レーベル&マネジメントmurffin discs(マーフィン ディスクス)がオーディションでグランプリをとったバンドだ。どこか懐かしさを感じさせるイントロ。ギターのサウンドとヴォーカルの独自性のあるかっこいい歌声。タイトルにもなっている『さよなら北千住』を繰り返すサビは中毒性がある。80~90年代のロックバンドを聞いてるような懐かしさを個人的には感じられた。調べてみるとSPRINGMANというバンド名はUNICORNの8枚目のオリジナルアルバムのタイトルと同じ。ひょっとしたらUNICORNに影響を受けてバンドを始めたのかもしれない。

TwitterSPRINGMAN (@Spring_Man_Bane) / Twitter

 

 

君の世界/スクう空氣

『きみをすくう音楽を。』をコンセプトに活動中。ピアノの音色とドラムのリズムがあわさりイントロからさわやかな空気を届けてくれる。ヴォーカル一山楓のハイトーンで個性のある歌声がピアノの綺麗な音色と共に心にスーッと入ってく。サビは疾走感があり、コーラスと共に曲を明るく盛り上げてくれる。音源で聞くのも素晴らしいが、ライブで見るとより楽しさをもらえる楽曲となっている。

Twitterスクう空氣 (@suukuukuuki) / Twitter

 

 

歩道橋/Sleeping Girls

2016年7月結成。大分のレーベル「BEDROOM RECORDS」所属の3ピースロックバンド。ギターのサウンドと共に始まる歌いだし。かっこいい歌声でスタートから心を奪われる。疾走感のあるロックサウンドは心を震わせて、これぞロックンロールだと思わせてくれる。気づけば何度も聞きこんでいた。11月のベストソング10位にも選出をした楽曲だ。

TwitterSleeping Girls (@SleepingGirls_) / Twitter

 

 

City Girl/ボタニカルな暮らし。

「令和の時代に、捻くれ者たちが見つけた新たな楽園。」をコンセプトに活動中の東京発の6ピースPOPバンド。80年代のシティポップを聞いているような懐かしさと現代のおしゃれさをミックスしたようなサウンド。夜の街を表現してくれるサックスの音色。心を躍らせてくれるベースライン。聞き心地のいい女性ヴォーカルの歌声。一つ一つがまとまりがあり、何度も聞きたくなる。11月のベストソング5位にも選出をした楽曲。

Twitterボタニカルな暮らし。 (@Bota_Kura) / Twitter

 

 

以上が今週ラジドリで紹介をした下半期インディーズベストソングに選出をした8曲です。今回紹介をした楽曲たちはAWASpotifyにてプレイリストを公開しています。

 

この2週間で紹介していないアーティストやライブに行って出会ったインディーズバンドなど書ききれないくらい今年も多くのアーティストと出会いました。

 

2023年も多くのインディーズアーティストを紹介していきます。また、このブログが新たな出会いの場所になってくれたらうれしいです。

 

来年のインディーズベストソング上半期もお楽しみに。

 

今週も読んでくれてありがとうございました。

 

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2022年下半期インディーズベストソング①

【記事公開日:2022/12/15】

 

毎週水曜日に更新をしている新曲ブログ。

こちらでは、メジャー・インディーズ、ジャンル問わず300曲近い楽曲を聞いたうえでオススメの16曲を紹介をしています。

2022年6月~11月に選曲をするために聞いた楽曲は7689曲。その中から新曲ブログで紹介をしたインディーズアーティストの楽曲、約120曲の中から特にすきだった16曲を2週にわたって紹介します。

 

今週はこちらの8曲です。紹介順はランキングではなくリリース順になります。

 

 

二日酔い/徒然書簡

2021年5月に東京を拠点に結成。Vo.Gt..kuuはぷらそにかのメンバーとしても活動をしている。かわいらしさもありながらきれいな歌声の歌いだしから始まる。ピアノのおしゃれな音色とかっこいいギターのロックサウンドがあわさりおしゃれなサウンドに。周りの人から悪い男と呼ばれるような人を好きになってしまった後悔や葛藤を二日酔いの状況に例えている歌詞。『二日酔い』というおしゃれさとほど遠いテーマでここまでおしゃれに世界観を作りあげている。今後より注目のバンドだ。

Twitter徒然書簡 (@tsuredureshokan) / Twitter

 

 

Powder/ヨイズ × WALTZMORE

ロックバンドのヨイズと4人組音楽集団 WALTZMOREのコラボ楽曲。ヨイズのヴォーカルの歌いだしから始まり、渋さもありかっこいい歌声にWALTZMOREのきれいなハイトーンの歌声が絶妙に合わさる。繊細なピアノの音色で進んでいくかと思うと急にバンドサウンドが盛り上がる。ピアノが主軸の曲が多く綺麗な世界観の楽曲が多いWALTZMOREと疾走感のあるロックサウンドを得意とするヨイズの両方のいいところを組み合わせたコラボ楽曲となっている。

Twitterヨイズ (@YOI_S_) / Twitter

WALTZMORE (@waltzmore_jp) / Twitter

 

 

コインランドリー/ヤングスキニー

東京発の4ピースロックバンド 。"嘘だらけで、矛盾だらけな日常の歌を"をコンセプトに活動中。現在「本当はね、」がTikTokでヒットし、ストリーミングサービスのランキングでもロングヒット中。2023年2月にビクターよりメジャーデビューが決まっている。そんな大ヒット曲の2ヶ月前にリリースした楽曲。どこか懐かしさを感じさせるエモーショナルな雰囲気のサウンド。若さやお金がないそんな時だからこそコインランドリーすらデートになる。そんな些細な幸せを歌った楽曲。ヤングスキニーの楽曲の中でも新しい一面を見せてくれた楽曲となった。

Twitterヤングスキニー (@yang_skinny) / Twitter

 

 

サマーお化ケーション/ナツノコエ 

愛知県豊橋市出身のシンガーソングライター「ナツ」によるソロプロジェクト。さわやかな夏の雰囲気もありながら、おしゃれさのあるサウンド。シティポップの雰囲気を感じられるサウンドはどこか懐かしさを感じられる。昔の恋人を思い出す気持ちを「サマーお化ケーション」と例えている言葉遊びも独自性があり面白い。かわいらしさもある言い回しの歌詞は中毒性があり何度も聞きたくなってくる。8月の月間ベストソングの10位にも選出をした楽曲。

Twitterナツノコエ🍬try listening to「hakka」 (@natsu_gaoo) / Twitter

 

 

I was/カネヨリマサル

「青春ロックを追い続ける」 大阪を拠点に活動するガールズ3ピースロックバンド。2023年1月にビクターよりメジャーデビューが決まっている。これまでも何度かブログで紹介をしてきたが、さわやかさを感じられる青春ロックが多いイメージだった。そんなイメージを覆してくれたのがこの曲。かき鳴らすギターのイントロから始まり疾走感のあるバンドサウンドがかっこいい。そのまま進んでいくかと思えば途中で転調をして雰囲気を変えていく。間奏のギターソロもかっこいい。カネヨリマサルの可能性を大きく広げてくれた1曲となった。メジャーデビュー後の活躍が楽しみだ。

Twitterカネヨリマサル (@kaneyorimasaru) / Twitter

 

 

花火はいらない/modern times Bloom

大阪を拠点で活動中のバンド。『日常にこぼれ落ちた哀しみをそっと掬い取るような音楽を』をテーマに活動をしている。繊細なピアノの音色と中野大地のウィスパーヴォイスから切なさが漂ってくる。曲全体のサウンドからは神秘的な雰囲気を醸し出している。一つの小説を読んでいるような歌詞となっており、バンドとしての魅力が歌詞に詰まっている曲だろう。「Radio Dream」で初めてオンエアをした楽曲でもあり9月のベストソング6位にも選出をした。

Twittermodern times Bloom (@mtb___official) / Twitter

 

 

初歩 / ヒラシマ サヤ

シンガーソングライター、ヒラシマ サヤ。まだまだ情報が少ないが、tiktokInstagramなどで弾き語り動画を投稿している彼女。新曲ブログで紹介をする為には毎週300曲近い楽曲を聞いて選曲している。初めのチェック段階だとフルサイズで聞くことはもちろんできない。そんな中でも初めて聞いた時に思わず聞きこんでいた。彼女は200曲以上の楽曲の中でも埋もれない歌声だった。ギターとピアノがメインとなり音数も比較的少ないからこそ彼女の素晴らしい歌声が心にスーッと入っていく。ぜひ聞いてほしい1曲だ。

Twitterヒラシマ サヤ (@_sayahirashima_) / Twitter

 

 

サヨナ来世で / ayaho

Lalaのギターボーカルも務めるシンガーソングライターのayaho。かわいらしさもありながら力強さもある歌声で歌いだしから心をつかむ。80年代のイラストを彷彿させるMVの雰囲気とサウンドから漂う懐かしさ。懐かしさの中に元気をもらえるようなメロディが合わさり今っぽさもしっかりと感じられる。和ぬかからの楽曲提供曲「アミ」とはまた違った一面を見ることができる1曲でもある。来年はより飛躍すること間違いないだろう。

Twitterayaho (@ayaho_85) / Twitter

 

 

以上が今週ラジドリで紹介をした下半期インディーズベストソングに選出をした8曲です。今回紹介をした楽曲たちはAWASpotifyにてプレイリストを公開しています。

https://lit.link/ryomusicwriter

 

残り8曲は来週22日22:30~のNFRSラジオ「Radio Dream」で紹介をします。

こちらから全国どこからでも聞くことができます。

www.nfrsradio.com

 

ぜひ、お楽しみに。

 

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今週の新曲オススメの16曲【2022/12/14】

【記事公開日:2022/12/14】

 

今週の新曲ブログです。

 

今週は、283曲を聞いた中からオススメの16曲を紹介します。

 

よろしくお願いします。

 

 

現在を生きるのだ。/Saucy Dog

第101回 全国高校サッカー選手権大会応援歌。今年、紅白初出場が決まったSaucy Dog。おそらく今年最後となるリリース曲は、応援歌。バラードやポップでやさしさのある楽曲のイメージが強いバンドだが、今回の楽曲は疾走感のあるロックサウンドの強い楽曲。バンドらしさを感じられながらも新境地ともいえるサウンド展開でギャップを見せてくれる。2023年を代表する楽曲にこれからなっていくかもしれない。

関連記事:2022年紅白歌合戦初出場アーティスト紹介 - ただの音楽ファンが見る音楽業界

 

 

化け猫/キタニタツヤ

2021年11月より行っていた企画"Leaks From His Laptop"にて"流出"されていたデモ音源のひとつ「化け猫 (Leaks From His Laptop)」を完成させたもの。デモ音源と聞き比べてみるとよりブラッシュアップされたことを感じることができる。化け猫の恐ろしさやミステリアスな雰囲気が楽曲からにじみ出ている。彼の色気のある歌声が曲の世界観をよりイメージさせてくれる。

 

 

本当なんてぶっ飛ばしてよ/クリープハイプ

アリーナツアーのタイトルになっており、クリープハイプの展覧会『クリープハイプの声をシャワーのように浴びる展』テーマソングでもある新曲。独特なサウンドのイントロはバンドらしさを感じられる。中毒性のあるサウンドでありながらサビはキャッチーであり、どこか懐かしさも感じられる楽曲となっている。

 

 

BAD BOYZ/INI

アルバム『Awakening』の収録曲。 イントロからクールでかっこいい。ラップを組み合合わせた曲展開はINIならではの世界観を感じることができた。今回のアルバムをさっそく聞いてみたが、全体的に『これこそINIの音楽だ。』ということを打ち出した1枚と感じることができた。また年明けになると思うがレビュー記事を書きたいと思っています。

 

 

blue print feat. Novel Core / claquepot

claquepot初の『the test』をリリース。この曲はアルバム収録曲。新曲ブログでも何度か紹介をしているBMSG所属のNovel Coreをゲストに招いた楽曲。少ない音数でありながら心を奪うビート。 Novel Coreの色気のある歌声とclaquepotのハイトーンの歌声。二人の相性がよく聞き心地もいい。かっこよくて何度も聞きたくなる1曲となっている。アルバムも聞いてみようと思います。

 

 

永遠の少年/Mega Shinnosuke 

注目の20歳のミュージシャン兼クリエイターMega Shinnosuke。ここ数年注目アーティストとして名前を挙げられる機会も多かったアーティストだが、個人的にはヒップホップテイストの楽曲のイメージがあるアーティストだった。だからこそ、今回の疾走感のあるロックサウンドの楽曲を聞き、一気にイメージを変えられた。どこか懐かしさのさるロックサウンドが癖になってくる。ほかの楽曲たちも聞いてみよう。

 

 

ぷかぷか/なきごと

NHKみんなのうた』12-1月新曲。1月11日にリリースする1stフルアルバム『NAKIGOTO,』にも収録される。ドラムのリズムから始まるイントロ。ぷかぷかという擬音語を使い、かわいらしさのある歌詞からはみんなのうたの楽曲要素が伝わってくる。キャッチーなバンドサウンドのサビは聞き心地がいい。来年より飛躍することは場違いないバンドだ。

関連記事:MINAMI WHEEL 2022 注目アーティスト【第1回】 - ただの音楽ファンが見る音楽業界

 

 

冬解けから冷めて/modern times Bloom

『日常にこぼれ落ちた哀しみをそっと掬い取るような音楽を』 をコンセプトに活動をているmodern times Bloom。これまでこのブログでも何度か紹介をしてきた。白い息をだすような吐息から始まり、きれいなピアノ音色とウィスパーヴォイスの歌いだし。しっとりした曲かと思えば疾走感のあるバンドサウンドが曲を彩る。これまでリリースした楽曲たちはバラードがメインだったため、バンドサウンドの強いこの曲はバンドとして新境地を感じられた。ぜひ、聞いてほしい。

関連記事:modern times Bloom『2nd demo single 『花火はいらない』 digital release event~切望した終夏を惜しんで~』 - ただの音楽ファンが見る音楽業界

 

 

ハグルマ/bokula.

広島発の等身大ロックバンド。新曲ブログでは、「美談にしないで.」をはじめ何曲か紹介をしたことがある。紹介をするたびに印象を変えるから面白い。今回の楽曲は、疾走感のあるイントロから始まり、ギターのサウンドが印象に残る。中毒性のあるサウンドで曲を彩ってくれる。今後の活動も楽しみなバンドだ。

関連記事:今週の新曲オススメの16曲【2022/09/14】 - ただの音楽ファンが見る音楽業界

 

 

hakka/ナツノコエ

2022年8月のベストソングTOP10の10位に「サマーお化ケーション」を選出したナツノコエ。今回の楽曲は、葛藤する大人の女性の恋のうた。どこか懐かしさを感じられるイントロ。サビは、hakkaを繰り返す中毒性がありサウンド的に新しさを感じた。懐かしさと新しさがミックスしたようなこの曲は、新しい恋に動きたいけど踏みとどまる女性の気持ちがサウンドからも感じ取ることができる。前回の楽曲ともギャップがありかっこいい1曲だ。

関連記事:ベストソングTOP10【2022/8】 - ただの音楽ファンが見る音楽業界

 

 

SS33/Ryo Yoshinaga

以前に新曲ブログで「Konomama」「SEA」を紹介したRyo Yoshinaga。今回は、「さぁ、自分探しの旅へ出かけよう。」という気持ちが込められた楽曲。落ち着きもあり懐かしさを感じられるイントロ。伸びのあるやさしい歌声と共に徐々に増えていく音数。2分51秒という絶妙な曲の長さは、歌詞にも登場する観覧車が1周する時間を表しているように感じられる。1周の中で気持ちが徐々に上がっていく様子が歌詞とサウンドから伝わってくる。

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さよなら、愛してる/ミイ

ジンジャーエール」や「失恋」などこれまでも何度か紹介をしたミイ。今回の楽曲は、低音から始まり、徐々に盛り上がるバンドサウンドと共にハイトーンになっていく。疾走感のあるサウンドはかっこよく心を奪う。これまで紹介をするたびに思うことがある。それはバンドとして進化し続けているということ。2023年はより多くの人に聞かれるバンドとなるだろう。

関連記事:今週の新曲オススメの16曲【2022/11/02】 - ただの音楽ファンが見る音楽業界

 

 

夜明け前/Roomania

これまで何度か紹介をしてきた山陰発のギターポップバンドRoomania。ギターのサウンドから始まるイントロからバンドならではの世界観を感じることができる。これまでの楽曲以上にバンドサウンドも強いイメージ。安心感があり、おちつくヴォーカルの歌声がバンドサウンドと合わさりポップな楽曲に仕上がっている。ライブもいつか見てみたい。

関連記事:今週のアーティスト紹介【2022/03/20】 - ただの音楽ファンが見る音楽業界

 

 

ココロ花火/KAFUNÉ

2020年より始動。ボーカルのZinsei (Iku Kusunoki)にトラックメーカーのTakakuzoを加えた東京を中心として活動する新進気鋭のグループ。今回初めて紹介をするアーティスト。軽快なピアノの音色とトランペットやサックスの音色が作りだすおしゃれでかっこいい世界観。花火がタイトルにつく曲は切ない曲も多くバラードだと思っていたからこそおしゃれでかっこいいサウンドが予想外で心をつかまれた。

 

 

残照/湯冷めラジオ

2022年に結成。都内を中心に活動中の4人組インディーズバンド。今回初めて紹介をするバンド。今回の楽曲は、“あなたもわたしもいなくなっても音楽は残っていてほしい”、そんな祈りに近い気持ちを書いた曲となっている。エモーショナルなギターのサウンドから始まるイントロ。繊細さもありながら力強さも感じ取ることができるヴォーカルの歌声。徐々に曲の世界観に引き込まれていき一つのショートフィルムを見たような感覚になる。今年結成したとは思えない今後の活動が楽しみなバンドだ。

 

 

生活味/305

Girls in MoonGold-roid Houseという前身バンドを経て2022年9月に結成した4人組ロックバンド。現在のバンドでは、レコーディング、ミキシング、マスタリング、さらにはミュージックビデオの企画・撮影・編集まで全てをセルフプロデュースを行っている。イントロのギターから自然と世界観に入り込んでいく。個性のある歌声とバンドサウンドが合わさりノスタルジックな雰囲気を醸し出す。別れた相手への感情を切なく歌い叫ぶ。

 

以上の16曲です。

 

さて、明日はこちらのオンエア日です。

 

私がDJを務めるラジオ「Radio Dream」。今週来週は特別企画としてRYOが選ぶ
「2022年下半期インディーズベストソング」を発表します。今年の6月~11月に新曲ブログで紹介をしたインディーズアーティストの楽曲、約120曲の中から特におすすめしたい16曲を2週にわたって8曲ずつ紹介します。

 

30分で楽曲のサビを流しながらレビューをさせていただきます。

 

ぜひ、2週連続聞いてください。こちらから全国どこからでも聞くことができます。

SOUND UP STATION -NFRS- インターネットラジオ

 

2022年も残り少しですが、よろしくお願いします。

 

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2022年下半期ベストソング16

【記事公開日:2022/12/09】

 

2022年も今月で終わりです。今月は定期的に年間もしくは下半期のベストソング記事を公開しています。

 

今回は、2022年下半期ベストソングです。2022年6月~11月で新曲ブログで紹介をしたメジャーレーベル所属のアーティストの楽曲から特に好きだった16曲を紹介します。

 

インディーズ所属のアーティストに関しては、2022年下半期インディーズベストソングという記事で別途厳選します。

 

紹介順はリリース順のためランキングではありません。

 

それでは、よろしくお願いします。

 

 

LOVE VS. LOVE/ENDRECHERI 

今年3枚のデジタルシングルをリリースしたENDRECHERI。この曲は、1st Digital Single。このブログでは6月のベストソング1位に選出した。繊細な歌いだしから始まり、スタートの数秒で曲の世界観に入り込ませてくれる。音数が少ないスタートから途中からENDRECHERI特有のファンクサウンドが存在感を出しはじめる。徐々に変化していくサウンドが中毒性があり癖になってくる。初めて聞いた瞬間から圧倒されたこの曲。リリースから半年たっても聞きたくなるようなかっこよさと美しさを持っている。ジャニーズベストソングも別途記事に書いたがこの曲はアイドル活動とは別の顔としてこちらで紹介をしたかった。

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青藍遊泳/にしな

2022年ブレイクアーティストとしても紹介をしたにしな。今年は、THE FIRST TAKEやミュージックステーションに出演をしてブレイクを果たした。この曲は、THE FIRST TAKEでも披露された楽曲。繊細なピアノの音色から始まり、にしなの切ない歌声が心にスーッと入っていく。ストリングスも入り徐々に壮大になっていくサウンド。そんなサウンドと共に彼女が感情をより込めて歌っている様子が歌声から伝わってくる。小説を読んでいるかのような歌詞が心にしみる。

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新時代/Ado

今年大ヒットした映画『ONE PIECE FILM RED』の主題歌。この曲以外の楽曲たちもチャートで存在感を放っていた。この曲は本日発表されたBillboard JAPAN HOT 100で7位を記録している。映画のキャラクター、ウタのイメージを具現化したかのような楽曲となっており、歌唱を担当したAdoとしても新境地ともうけとれるキャッチーでポップなサウンド。キャッチーというだけでなく、デジタル的なサウンドは中野ヤスタカの真骨頂ともいえるだろう。今年何度聞いたかわらないが中毒性のある1曲で映画と共に何度も聞きたくなる。

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しわくちゃな雲を抱いて/DISH//

ドラマ『ユニコーンに乗って』主題歌。7月の月間ベストソングでは10位に選出をしたがその後も定期的に聞きたくなり、気づけばリリース時より好きな曲になっていた。北村匠海が作詞、泉大智が作曲をしておりメンバーが制作をした楽曲だ。北村匠海の力強くかっこいい歌声と疾走感のあるバンドサウンドがあわさり、自然と心は明るくなっていく。間奏のギターソロはかっこよくラスサビをより盛り上げてくれる。どこか2000年代のJ-POPを聞いているような懐かしさと安心感も感じられた。

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空蝉/Omoinotake

「EVERBLUE」でメジャーデビューを果たしたギターレスバンド3ピースバンド。ラテン調のリズムに切なさ漂わせる歌声がのせられていく。聞き心地のいいリズミカルなサウンド。サビのハイトーンの歌声は何度聞いても気持ちがいい。間奏のサックスがより曲全体をシックに彩ってくれる。Omoinotakeは間違いなくもっとブレイクするべきバンドだと思っている。この曲は7月のベストソング1位に選出をした。

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暁/ポルノグラフィティ

12thアルバム「暁」のリード曲。8月のベストソング1位に選出をした楽曲。ストリングスとバンドサウンドに疾走感があり、歌いだしからかっこいい。初めてこの曲を聞いた時にこういう楽曲を待っていたと喜んだ。サビの昭仁さんのファルセットが素晴らしく、年々歌唱力を上げているが最大限の力をこの曲で出したと感じられた。間奏の晴一さんのギターソロは曲をより盛り上げてくれる。アルバムも最高の作品なのでぜひ、聞いてほしい。

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チノカテ/ヨルシカ

ドラマ『魔法のリノベ』主題歌 。8月のベストソング2位に選出をした楽曲。ドラマを見ていたこともあり、ドラマのエンディングは歌詞を再現しており、ドラマと楽曲のリンクがすばらしいものとなっていた。この曲のモチーフになった文学作品は、アンドレ・ジッドの『地の糧』。穏やかでやさしいサウンドと歌声でリラックスできる。歌詞の世界観をサウンドでも表現していることが伝わる。この曲が収録されるアルバムがどんな作品になるのか楽しみだ。

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ベルベットの詩/back number 

映画「アキラとあきら」主題歌。8月のベストソングで3位に選出をした楽曲。YouTubeの概要欄には『僕自身が今生きる為に必要な言葉を、大きな声で歌いました。いつか一緒に歌いたいです。』に清水依与吏のコメントが書かれている。生きていく中で理不尽を受けたりつらい気持ちになることもある。そんなときに自分自身がありのままで生きていくことが大事ということを教えてくれるメッセージソングとなっている。つらい時に勇気をもらえる1曲に仕上がっている。

 

 

消えてしまいそうです/ずっと真夜中でいいのに。

映画『雨を告げる漂流団地』主題歌。9月のベストソングで1位に選出をした楽曲。新曲をリリースするたびに新たな一面をみせてくれる、ずっと真夜中でいいのに。この楽曲は80年代のシティポップを彷彿させるようなサウンド。懐かしさや夏の田舎のイメージをイメージさせるようなイントロ。徐々に変化していき、シティポップの雰囲気はなくなっていき、ずとまよらしいサウンド展開になっていく。シティポップとずとまよサウンドのミックスがたまらない1曲だ。

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本日の正体/NEE

今年のブレイクアーティストに選出をしたバンドNEE。この曲は、9月のベストソング7位に選出をした楽曲。ボカロ曲のような中毒性の強いサウンドの楽曲を多くリリースする彼ら。この曲は、そんなNEEならではの中毒性を残しながらもバンドサウンドが強く感じられる1曲となっている。ロックサウンドの強さがNEEのこれまでの楽曲と比べると新しさを感じられた。どれだけこのバンドは振れ幅をひろげていくのだろうと楽しみになった曲でもある。

 

 

CHAINSAW BLOOD/Vaundy

TVアニメ「チェンソーマン」第1話 エンディングテーマ。10月のベストソングの2位に選出をした楽曲。チェンソーが動き出したサウンドからはじまるイントロ。80年代の洋楽を聞いているような雰囲気を醸し出す世界観。そんな世界観でありながら個性を打ち出しておりVaundyの楽曲ということがしっかり伝わってくるからすごい。「チェンソーマン」もどんどん話が進んでいき主題歌の豪華さに毎回驚かされるが、個人的にこの曲が今時点「チェンソーマン」のアニメ主題歌で1位だ。

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Subtitle/Official髭男dism

ドラマ『silent』主題歌。ドラマも毎週見ており、毎回号泣をしながら見ているが、そんな作品の魅力をより一層際立てているのがこの曲。作品のいい場面に必ずながれドラマの世界観により一層引き込まれていく。ドラマの登場人物である想の目線で描かれたこの曲の制作は、ドラマの為にヒゲダンのメンバーが北海道で合宿をして冬のイメージをつけながら作られている。繊細なメロディでありながら徐々に盛り上がってくる。気づけば1日何回この曲を聴いているかわからない。2023年年間チャートでは1位になる可能性が高い楽曲だろう。

 

 

New Age Blues/SIX LOUNGE

10月のベストソング6位に選出をした楽曲。大分発のロックンロールバンド。ソニーミュージックレーベルズ移籍第1弾となるEP「ジュネス」の収録曲。バンドとして初の4つ打ちサウンドの楽曲ということもありバンドとしての新境地を感じられた1曲となっている。ヴォーカルの甘く妖艶な色気のある歌声が合わさりバンドとしての個性をしっかりと打ち出している。中毒性のある楽曲で気づけば何度も繰り返して聞いていた1曲だ。

 

 

Answers/Da-iCE

水ドラ25『キス×kiss×キス~メルティングナイト~』のエンディング。今年のDa-iCEの代表曲といえば「スターマイン」だろう。もちろん、大好きな楽曲だ。ただ、個人的にはこの曲をもっと多くの人に聞いてほしい。アップテンポの「スターマイン」と対照的なラブバラード。ヴォーカルの大野雄大花村想太が作り出した歌詞とあたたかさのあるメロディがあわさる。『誰もが求め続ける愛の理りを、数理に喩え綴った珠玉のラブソング』と紹介されているこの曲は、答えを求めるほどに見失う恋愛の理りを円周率に例えている。そんな歌詞が素晴らしい上にバラードだからこそ際立つ二人の歌声。ぜひ聞いてほしい1曲。

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いつしか/三浦大知

劇場アニメ『ぼくらのよあけ』の主題歌。アルバム「球体」をともに作り上げたNao’ymが作詞作曲を務めている楽曲。昨日、MVが公開された。原曲で感じられた繊細な歌声と徐々に盛り上がっていくサウンドに大人数で作られる圧巻のパフォーマンスが加えられて最高の作品になっている。MVを見たとき、パフォーマンスとMVの世界観から美しいという言葉が脳内で浮かんだ。今年は例年以上にいろんなジャンルの楽曲をリリースした三浦大知だが、この楽曲こそ彼の真骨頂だろう。

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紋白蝶 feat.石原慎也 (Saucy Dog)  / 東京スカパラダイスオーケストラ

11月のベストソングで1位に選出をした楽曲。今年は、ALI、幾田りらと若い世代のアーティストとコラボをしたスカパラ。今年最後のコラボは石原慎也 (Saucy Dog) 。やさしくて甘い歌声で曲を彩るSaucy Dogの楽曲の歌声とはまた違い大人の色気を漂わせる歌声で普段とのギャップを見せつけてくれる。学生時代に演奏をしていたチューバで演奏にも参加をしており、新たな一面もみせてくれた。

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以上が2022年下半期ベストソングです。

 

 

さて、新曲ブログではインディーズアーティストの楽曲も多く紹介をしてきました。特に今年は4月よりラジオのパーソナリティもスタート。番組では毎週インディーズアーティストを1組紹介をしています。

 

そんな活動もあり、昨年以上にインディーズアーティストとの縁も増えました。その分新曲ブログでは今まで以上にインディーズアーティストの楽曲に注目をしてきました。この6~11月で紹介をしたインディーズアーティストの楽曲は約120曲。

 

そんな120曲の楽曲の中から厳選した16曲をラジオで初公開します。

NFRSラジオ「Radio Dream」毎週木曜22:30~。12月15日と22日の2週間で8曲ずつ紹介します。

 ネットラジオのため下記リンクから全国どこからでも聞くことができます。

www.nfrsradio.com

 

ぜひ、お楽しみに。

 

今週も聞いてくれてありがとうございました。

 

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今週の新曲オススメの16曲【2022/12/07】

【記事公開日:2022/12/07】

 

12月最初の新曲ブログです。2022年も今月で終わり。

今月は、年間まとめ記事も定期的に公開をしています。

 

今週は、293曲を聞いた中からオススメの16曲を紹介します。

 

それでは、よろしくお願いします。

 

 

妖/福山雅治

ドラマ『霊媒探偵・城塚翡翠』/『invert 城塚翡翠 倒叙集』の主題歌。ドラマの為に書き下ろした楽曲。配信シングルとしては2年ぶりのリリースとなる。オペラ調のアカペラでスタートする歌いだしは妖というタイトルを彷彿させる怪しさを感じられる。1曲の中で曲の雰囲気を徐々に変えていく。オペラ、ラテン、ロックと変化するサウンドはまさに妖を体現しているかのようだ。先日、ベストアーティストで初披露をされたときに初めて聞きかっこいいと思わせてくれた楽曲だ。

 

 

Deep down/Aimer 

TVアニメ「チェンソーマン」エンディングテーマ。毎週エンディングが変わる「チェンソーマン」。新曲ブログではおそらく毎週のように紹介をしているだろう。アニメの世界観を感じられる歌詞とサウンド。悲壮感のある歌詞が心にグッとくる。徐々に盛り上がるサウンドともに彼女の歌声も感情が高まっている様子が伝わってくる。疾走感のある「残響散歌」のイメージが世間的には強いだろう。ただ個人的にはこのような楽曲がAimerの真骨頂だと思っている。

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青く青く光る feat. ACAね (ずっと真夜中でいいのに。) , ぬゆり/Lanndo

ボカロPぬゆりによるソロプロジェクトLanndo。1stアルバム「ULTRAPANIC」をリリース。今回、 ACAね (ずっと真夜中でいいのに。) がゲスト参加をした。中毒性のあるロックサウンドから始まり、ACAねの歌声が曲の世界観に入り込ませてくれる。途中からぬゆりも参加し、二人で曲を歌い上げる。このアルバムは、ほかにもキタニタツヤ、Eveとsuis(fromヨルシカ)などがゲスト参加している。

 

 

Happy Boss Day/SKY-HI

12日にリリースされるアルバム『THE DEBUT』より先行配信。プロデューサーはBE:FIRSTのデビュー曲『Gifted.』の作曲も務めたRyosuke “Dr.R” Sakai。リリックは、BMSGの社長を務めるSKY-HIの気持ちや現在の感情が伝わってくるものとなっている。癖になるサウンドと力強いラップがあわさり気づけば何度も聞きたくなってくる。来週リリースされるアルバムも楽しみだ。

関連記事:BE:FIRST 1stアルバム「BE:1」全曲レビュー - ただの音楽ファンが見る音楽業界

 

 

Dramatic/INI

12月14日に発売する1stアルバム『Awakening』の収録曲。こちらのPerformance Videoと一緒に配信がスタート。楽曲はラップが主軸となりかっこいい。曲調は変化をしていき雰囲気も変わっていく。音源で始め聞いた時もかっこよさを感じたが、このPerformance Videoを見て、その感情は何十倍も膨れ上がった。シンクロ、フォーメーション、一人一人のクオリティ。ダンススキルがわからない自分が見ても圧倒するくらいかっこいい。アルバムのリリースも楽しみです。

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ここにはないもの/乃木坂46

卒業を発表した齋藤飛鳥が参加するラストシングルの表題曲。乃木坂46の楽曲特有のピアノのきれいな音色が主軸となっているサウンド齋藤飛鳥のソロパートから始まり、彼女を慕う後輩たちがつづいていく。これまでアンダーも経験し、センターも経験し、酸いも甘いも知る一期生としてこれまでグループを引っ張ってきた齋藤飛鳥。そんな彼女のこれまでとこれからをつづったような歌詞が心にグッとくる。

 

 

WHEN I MOVE/KARA

2010年『ミスター』が日本で大ヒットした彼女たち。その後、メンバーの脱退や加入、ハラの自殺など様々なことがあった。事実上の解散とも思われていたが今回初期メンバーと2014年に加入をしたヨンジの5名で復活をした。私自身大学時代好きなグループだったKARA。そんなグループが復活したことに感動をした。かっこよく大人の魅力が増したパフォーマンスと楽曲となっている。今後の活動も注目したい。

 

 

馬鹿ばっか/THE SUPER FRUIT

今年8月にリリースされた1stシングル「チグハグ」がTik Tokで大ヒットしたアイドルTHE SUPER FRUIT。「それでは聴いてください、チグハグ」が先日TikTok流行語大賞2022を受賞した。そんな勢いがある彼らがリリースした新曲は、イメージをがらりと変えてくれるもの。ベースラインがかっこよく、ボカロとロックをミックスしたような中毒性のあるサウンドで癖になっていく。2023年の飛躍が楽しみだ。

 

 

ギヴ・ミー・ア・ライド/CAPSULE 

音楽プロデューサーの中田ヤスタカとボーカルのこしじまとしこによる音楽ユニット。12月14日にリリースされるアルバム『メトロパルス』はシンセ・ウェーブ×シティ・ポップをコンセプトに作られている。先行配信されたこの曲は80年代の懐かしいサウンドで80'sシンセサイザーを再構築したネオ・フュージョンな楽曲に仕上がっている。現在再注目をされているシティポップに中田ヤスタカが生み出す新時代のサウンドがミックスされた今回のアルバムが今から楽しみだ。

 

 

Night Out/Monthly Mu & New Caledonia

2019年に結成されたバンド。読み方は、マンスリームーアンドニューカレドニア。以前に「ISSUE」という楽曲を紹介したことがある。色気のある歌声から始まり、心をつかむ。ベースやギターがおしゃれに曲をシックに彩ってくれる。途中でリズムをうち、後半は疾走感のあるサウンドに変化していく。おしゃれでかっこいいという言葉が似あう楽曲となっている。今後も注目のバンドだ。

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好きじゃないよ/ヤングスキニー

10月に配信リリースをした「本当はね、」が現在Tik Tokを中心にロングヒット中のヤングスキニー。2023年2月にメジャーデビューが決まっており、この曲がインディーズ最後の楽曲となる。元恋人に対する気持ちの未練と葛藤を描いた1曲。ポップでキャッチーな「本当はね、」とは対照的なバラードであり、やさしさもりありながら後悔している様子が伝わる歌声となっている。ストリングスとバンドサウンドが混ざり合い葛藤がサウンドからも伝わってくる。来年よりブレイクすることは間違いないバンドだろう。

 

 

曖させて/新東京 

ショートショート/新東京 

2021年4月に結成。現役大学生ギターレスバンド。2022年上半期インディーズベストソングで「Cynical City」を選出した。本日2曲同時リリース。「曖させて」は、軽やかなピアノの音色から始まるイントロ。徐々に音数が増えていきサビでは盛り上がり曲全体に彩を感じられる。「ショートショート」は雰囲気を変えてアップテンポな楽曲。ベースラインがかっこよく、間奏部分は特に曲を盛り上げてくれる。2曲とも違ったテイストで振れ幅の広さを見せてくれる。2023年より飛躍することが間違いないバンドだ。

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Landmark/Maki

名古屋発3ピースロックバンド”Maki。エモーショナルなギターのサウンド。感情が強く伝わる力強い歌声。サビまではギターと歌声がメインとなり、比較的音数が少ないがサビで一気に盛り上がっていく。この緩急があるからこそ、サビが心によりグッと刺さってくる。

 

 

サクラソラ/ナンカノユメ 

3か月連続配信リリースの第3弾。エモーショナルなピアノの音色から始まるイントロ。ヴォーカル841のつややかな歌声がピアノの音色と合わさる。間奏のギターソロが曲をより盛り上げてくれる。ナンカノユメならではの90年代の楽曲のような懐かしさを感じさせる1曲となっている。3か月連続リリースをした3曲はどれも違ったテイストの曲となっているのでどの楽曲も聞いてみてほしい。

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憂/shandy Wz

以前にライブレポートも書いたことがあるshandy Wz。先日この曲が収録された4th E.P.『Good-by ロックスター☆』が配信スタート。歌いだしから始まり、繊細な音色と共にスタートする。ドラムのリズムともに、さわやかさもありかっこいいサウンドに変化する。6分19秒という比較的長めの曲となっているが、1曲の中での変化があるからこそ長さが気にならない。EPとしても聞いてみようと思う。

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以上が今週の紹介楽曲です。

 

先日、年間ベストソング記事の第一弾として「2022年ジャニーズベストソング」の記事を公開しました。

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多くの方にご覧いただきました。まことにありがとうございます。

 

次回のベストソング記事は、新曲ブログで紹介をしたメジャーアーティストの楽曲から16曲を厳選する下半期ベストソングです。

 

ぜひ、そちらもお楽しみに。

 

よろしくお願いします。

 

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ベストソングTOP10【2022/11】

【記事公開日:2022/12/04】

 

11月のベストソングTOP10。この記事では、11月に新曲ブログで紹介をした80曲の中から個人的に特に好きだった楽曲をランキング形式で紹介をします。

 

新曲ブログでは、毎週300曲近くの楽曲を実際に聞いたうえでオススメの16曲を紹介しています。今月記事を書くために聞いた楽曲は、1426曲です。

 

11月の公開記事からの選曲のため一部10月リリースの楽曲も入っています。

 

また、このランキングは個人的に好きだった楽曲のため、好きなアーティストが入ったらうれしいなという気持ちで見てくれたらうれしいです。

 

それでは紹介します。

 

 

10位 歩道橋/Sleeping Girls

 2016年7月結成。大分のレーベル「BEDROOM RECORDS」所属のインディーズロックバンド。歌いだしから始まるがヴォーカルの歌声がかっこよく、自然と聞き入ってしまう。そこからの疾走感があるバンドサウンドがより心を震わせる。かき鳴らすギターのサウンドが曲をよりかっこよく作り上げてくれる。紹介をしてから気づけば、ずっと聞いていた。それくらい自分の中で刺さるものが多くあったのだろう。今後も注目したいバンドだ。

 

 

9位 MYND/ENDRECHERI

堂本剛のソロプロジェクト。デジタルシングル第3弾。”自分らしい自分を生きよう”というメッセージを詰め込んだ1曲となっており、「これぞ、ENDRECHERI!」といいたいくらい魅力が詰まった1曲になっている。ファンクサウンドに個性が伝わる歌詞。いろんな経験したうえでの現在の活動。そんな彼が生み出した楽曲は説得力がある。個性が昔より尊重されるようになった現代。そんな今だからこそ改めて自分らしく生きることの大切さを教えてもらった気がした。

関連記事:独創的な世界観でFUNKの素晴らしさを今の時代に【ENDRECHERI】 - ただの音楽ファンが見る音楽業界


 

8位 サヨナラ/竹内アンナ

3ヶ月連続リリース第三弾。この3か月のリリース曲はポップな「あいたいわ」、ジャジーな「made my day feat. Takuya Kuroda / Marcus D」と違うテイストの楽曲をリリースした。今回は、ロック。疾走感のあるサウンドで「サヨナラ」の気持ちに揺れる感情が表現されている。エモーショナルなギターソロは、より曲を盛り上げてくれる。定期的に自分にとって気になるアーティストの一人だったが好きなアーティストになった曲だ。

 

 

7位 Addicted/松浦亜弥

13年ぶりの新曲リリース。楽曲を制作したのは、夫である橘慶太w-inds.)。同時期に制作をされていたw-inds.の名曲「We Don't Need To Talk Anymore」の女性目線の楽曲。先日のブログでは、この2曲を合わせて紹介をした。全く違うテイストの曲ではあるが、芯となるサウンドはどこか共通点を感じられる。松浦亜弥のかわいらしさもありながら力強さもある歌声が曲の雰囲気にしっかりあっている。2曲とももっと多くの人に聞いてほしい楽曲だ。

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6位 Stardom/King Gnu

2022 NHKサッカーのテーマ曲。これまでのワールドカップの悔しさを歌詞では表現しており、そのうえであと一歩信じて戦い続ける。そんな試合で戦う選手たちを鼓舞するような歌詞となっている。現在、ベスト16に進出をした日本。この曲を今聞くとワールドカップが始まる前のリリース時に聞いた時と比べて歌詞の重みが違うように感じられる。紅白で映像と共にKing Gnuがパフォーマンスをする姿を見るのが今から楽しみだ。

 

 

5位 City Girl/ボタニカルな暮らし。

「令和の時代に、捻くれ者たちが見つけた新たな楽園。」をコンセプトに活動中の東京発の6ピースPOPバンド。80年代のシティポップを聞いているような懐かしさもありながら新しさも感じられる。サックスの音色が夜のきらびやかであり大人の雰囲気を漂わせる。ベースラインが心を踊らされ、女性ヴォーカルの歌声が心にスーっと入ってくる。初めて聞いた時にいい曲だと思わせるインパクトもありながら聞けば聞くほど味も出てくるするめ曲でもある。ボタニカルな暮らし。は今後より注目されるバンドとなるだろう。

 

 

4位 瞳惚れ/Vaundy

ドラマ『ジャパニーズスタイル』主題歌。この2ヶ月リリースラッシュ中のVaundy。先月のTOP10に選出をした「CHAINSAW BLOOD」ではロックサウンドの強いかっこいい楽曲に対して、シティポップの雰囲気を漂わせるどこか懐かしさを感じられる楽曲となっている。横揺れをしたくなるような安心感のあるサウンドの中に彼らしい個性をミックスしている楽曲で中毒性もあり気づけば何度も聞きたくなっている。紅白出場も決まり、彼の勢いはとどまることを知らない。

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3位 ミチヲユケ/緑黄色社会

ドラマ「ファーストペンギン!」主題歌。「Mela!」や「キャラクター」のようなキャッチーで明るい曲のイメージが世間的にも強い緑黄色社会。そんな中、今回のドラマ主題歌ではロックサウンド全開でかっこいい楽曲。際立つベースラインや彩りを与えるピアノの音色。かき鳴らすようなギターのサウンド。そこに力強く伸びのある長屋さんの歌声が合わさる。ドラマで初めてこの曲を聞いた時、かっこよすぎて驚かされた。この曲のヒットでバンドとしての可能性や振れ幅は大きく広がっていくだろう。

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2位 JUST DANCE!/Travis Japan

アメリカのキャピトル・レコードと契約したTravis Japanのデビュー曲。80年代の洋楽を聞いているようなどこか懐かしいサウンド。ファンクの要素も強く、繰り返される歌詞は中毒性があり気づけば口ずさんでいる。海外留学を行いこれまでのジャニーズの前提を大きく塗り替えた彼ら。だからこそ、実績と経験をつみ世界デビューという今回の結果につながった。ジャニーズが好きな自分ではあるが、そんな前提を抜きにしてかっこいい楽曲なので聞いてほしい。また、彼らの持ち味であるパフォーマンスをMVで一緒にチェックしてほしい。

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1位 紋白蝶 feat.石原慎也 (Saucy Dog) / 東京スカパラダイスオーケストラ 

東京スカパラダイスオーケストラの楽曲に今回ゲスト参加をしたのは、石原慎也 (Saucy Dog)。Saucy Dogの楽曲では、やさしい歌声で歌詞を届けてくれる彼だが、スカパラの楽曲とコラボをするとここまで色気をだしてくるのかと驚かされた。学生時代に演奏をしていたチューバで演奏にも参加をしており、新たな一面を見ることができる。Saucy Dogとのギャップがある色気のある歌声、おしゃれでかっこいいスカパラの演奏。その一つ一つが初回のインパクトはもちろんだが、繰り返し聞きたくなるような中毒性もあある。何度聞いてもかっこいいと思わせてくれる1曲だ。

 

 

以上が11月のベストソングTOP10です。

 

今回紹介をした楽曲までが下半期のベストソングの選曲対象になります。今年6月~11月に新曲ブログで紹介をした楽曲から特に好きだった楽曲を紹介する下半期ベストソング。メジャーとインディーズに分けて紹介をする予定です。選曲をするために改めて聞き直し、近々公開を予定しております。

 

ぜひお楽しみに。

 

今回も読んでいただきありがとうございました。

 

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ファン以外にも聞いてほしい!2022年ジャニーズシングル厳選16曲【2022年】

【記事公開日:2022/12/03】

 

12月に入りました。2022年もあと1ヶ月。この1ヶ月は、年間ベストソング記事を定期的に公開していきます。

 

今回は、2022年ジャニーズシングルベストソングです。

こちらでは、2021年12月~2022年11月にリリースされたジャニーズ事務所に所属しているアーティストのシングル表題曲(デジタル配信曲も含める)の中からファン以外の人にも聞いてほしい16曲を選曲しました。

 

今年は昨年以上にジャニーズの記事を書くことが多かったこともあり、アルバムもすべて聞きました。そのためアルバム曲とカップリング曲から厳選をした記事を別途公開します。

 

紹介順は、CDデビュー順です。ランキングではありません。

 

よろしくお願いします。

 

 

高純度romance/KinKi Kids 

44枚目シングル。作詩松本隆、作曲マシコタツロウ、アレンジャー冨田恵一という豪華な布陣で作られた楽曲。「硝子の少年」をはじめ、KinKi Kidsの多くの名曲を手掛けている松本隆だからこそ作り出せる歌詞の世界観。ラブソングでありながらKinKi Kids の二人の関係性を歌ったようにも感じられるからこそ、胸にグッとくる。落ち着きがあり聞き心地のいいイントロのメロディ。二人の歌声はやさしく心にスーッと入ってくる。聞けば聞くほど味が出てくるスルメ曲となっている。

関連記事:KinKi Kids シングル「高純度romance」全曲レビュー - ただの音楽ファンが見る音楽業界

 

 

Amazing Love/KinKi Kids 

45枚目シングル。作詩をKinKi Kidsの二人で行い 、作曲を山下達郎が担当した楽曲。山下達郎は、「硝子の少年」「ジェットコースター・ロマンス」の作曲をしており、25周年の今年、共作で完成したこの曲。イントロから華やかさがあり山下達郎が作り出す世界観を感じることができる。一文字ずつで歌パートを変えるところやハモリの歌い訳などKinKi Kidsだからこそ歌い上げることができる曲だ。デビュー当時のイメージだった歌謡曲のテイストを残しつつ、時代の変化と共に進化してきた彼らの良さがミックスしているように感じられた。25周年からこの先の時代に虹をかけるような思いを込めた歌詞。この歌詞を見たときKinKi Kidsの今後が楽しみであり、安心感を持たせてくれた。

関連記事:KinKi Kidsシングル「Amazing Love」全曲レビュー - ただの音楽ファンが見る音楽業界

 

 

LOSER/NEWS

ドラマ「吉祥寺ルーザーズ」オープニングテーマ。29枚目シングル。壮大な歌いだしから始まり思わず拳をあげたくなる。敗者をテーマにした歌詞は、落ち込んだ気持ちを鼓舞させてくれるようなメッセージ性を感じさせる。この曲の作詞作曲を担当したヒロイズムは、グループとしても大切な楽曲「さくらガール」の制作者でもある。「LOSER」の歌詞の中にでてくる【さくら】というワードが「さくらガール」とのリンクを感じた。応援歌でもあり、いろんな別れがありながらも前に進んできたNEWS自身を表した楽曲にも感じられる1曲だ。

 

 

CRYSTAL MOMENT/KAT-TUN

日本テレビ系2022冬季スポーツテーマソング。配信シングルとしてリリース。RAP詞を嵐の櫻井翔が担当している。KAT-TUNが従来から持っているクールな雰囲気を残しながらも嵐が持つさわやかな雰囲気の二つが合わせられたコラボ曲のような1曲。これまで日本テレビのオリンピックのテーマ曲は嵐が担当してきた。活動休止となり、だれが担当するかと思っていた今年。櫻井くんが制作にかかわる形で見事にバトンを渡した。3人の個性がしっかりと感じられる。何度も聞きたくなるような1曲だ。

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ゼロからイチヘ/KAT-TUN

配信限定シングル。日本テレビプロ野球中継「DRAMATIC BASEBALL 2022」イメージソング。日本テレビ系「Going! Sports&News」テーマソング。いきものがかり水野良樹からの楽曲提供。KAT-TUN「KISS KISS KISS」を彷彿させるようなラテン調のサウンドはかっこよく、彼らの歌声からは大人の色気を感じられる。いきものがかりらしさがなく、水野さんがKAT-TUNのことを思って書いたことが曲全体からうかがえる。応援ソングという盛り上がりもありながらシックな雰囲気も醸し出しており気づけば何度もリピート再生をしてしまう。

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春玄鳥/Hey! Say! JUMP

アニメ「ラブオールプレー」主題歌。トリプルA面シングルの表題曲の1曲。sumikaからの楽曲提供曲。sumikaが好きだからこそ、楽曲を初めて聞いたときにバンドらしさが全体からにじみ出ていた。だが、そのsumikaの曲にフレッシュさやメンバー全員の個性を感じられる歌声が合わさりHey! Say! JUMPならではの楽曲に完成されていた。2組のコラボ曲といっても過言ではない楽曲だろう。ここ数年、楽曲提供曲も増えているがそれくらいグループとしての振れ幅を広げていることを今回改めて感じることができた。この曲も収録されているアルバム「FILMUSIC!」は、アルバムという1つの作品としてとても完成度の高いものになっている。

 

 

Trust Me, Trust You./Sexy Zone

ドラマ『トモダチゲームR4』主題歌。シンガーソングライターの平井 大が楽曲提供。クールなR&Bナンバーとなっており、Sexy Zoneがセクシーに色気のある歌声で曲を歌い上げる。ダークな雰囲気でラップも入り、かっこいい。グループとして楽曲の振れ幅を年々広げており、音楽好きからの評価の高いSexy Zoneがまた新たな新境地ともとれる楽曲となった。2022年リリースは、このシングルとアルバム「ザ・ハイライト」の2つとほかのグループと比べると音楽活動は多くはなかった。たがアルバム「ザ・ハイライト」は2022年を代表する名盤。そして、新境地となるシングル。しっかりと今年も音楽的にもすばらしい楽曲たちを届けてくれた。

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黎明/ジャニーズWEST

ドラマ「鹿楓堂よついろ日和」主題歌。今年の1月19日にリリースされた楽曲。シングルとしてはグループ初のミディアムバラードとなる。この曲を初めて聞いた時の衝撃は今でも覚えている。アルバム紹介をしていく中で振れ幅の広いグループという認識が強くなり、メッセージ性の強い曲が彼らの持ち味と認識をしていた。そんな時この曲のMVを見て、これまでのグループの前提を大きく変えてくれた。繊細なピアノのイントロ。一人一人の歌唱力が際立つ優しく心に響く歌声。コミカルなMVが多い彼らが、ダンスパフォーマンスでMVを彩る。私の中でジャニーズWESTを何十倍も好きなグループにしてくれたのは間違いなくこの曲だった。

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星の雨/ジャニーズWEST

ドラマ「雪女と蟹を食う」主題歌。重岡くんの歌いだしから始まり、スタートから曲の世界観に引き込まれていく。こちらもミディアムバラードだが、繊細でやさしさのある「黎明」とは対照的で切なく力強い楽曲となっている。「証拠」のようなメッセージソングと「黎明」のような繊細な楽曲を歌いこなすことができるからこそ両面を感じられるこの曲を見事に歌声で表現できているのだ。後半になるにつれて徐々に盛り上がりもあり曲は壮大になっていく。聞けば聞くほど味がでてくるするめソングのような曲でもある。

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Lovin’ you/King & Prince

コーセーコスメポート「ジュレームiP」 CMソング。これまでのシングル表題曲は、ダンスパフォーマンスをみせるクールな楽曲と王道アイドルを感じさせるキラキラした楽曲に大きく分けて感じられることが多かった。そんな中この曲は、日常の彼らを感じ取ることができる。手の届かないアイドルではなく、そばにいる大好きな人。デートをしたような気持ちにもなれるMVがよりその雰囲気を醸し出している。やさしくも華やかなイントロ。メンバーがソロパートで歌いつなぎ、一人一人の個性も感じ取れることもまたよさがある。このシングルをブログで紹介をしてから何度この曲を聴いていたかわからない。

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ツキヨミ/King & Prince

金曜ドラマクロサギ」主題歌。初週CD売り上げ79.2万となり、自己最高初週売上となったシングル。グループとして初のラテン調の楽曲で一人一人の歌声も色気を感じられる。アダルトな雰囲気を全体的に醸し出している。そんな妖艶さのあるこの曲を素晴らしいパフォーマンスで曲の魅力を何十倍も膨れ上がらせている。曲中の変化も面白く、ここでサビがくるだろうと思っていたら一度裏切るからこそサビがより盛り上がる。CDリリースが脱退報道があった後ということもあり、売り上げが上がったということも一つの要因として間違いないと思うが、シンプルに素晴らしい楽曲だ。パフォーマンス、歌唱力、ギャップ、楽曲のクオリティ、そのうえで中毒性もある。様々な音楽を聴く私が自信をもってジャニーズ以外の楽曲も含めて2022年トップクラスにかっこいい楽曲と伝えたい1曲。

 

 

共鳴/SixTONES

TVアニメ『半妖の夜叉姫』弐の章オープニングテーマ。アルバム「CITY」をリリースしてすぐに発表されたシングル。圧倒されるほど素晴らしいアルバムの後にここまで振れ幅を広げてくるのかと驚かされた。疾走感のあるサウンドは、ロック+ジャズ+HIP HOPを融合した力強いものとなっている。ラスサビ前のCメロでは、京本大我の難しい曲調のソロパート、松村北斗の伸びのある歌声、ジェシーの力強いラップ、田中樹のおしゃれなラップ、髙地優吾の落ち着きのある歌声、森本慎太郎のしめの叫びからの全員の叫びとここまでここの個性を打ち出しながらしっかりまとまっている。SixTONESじゃないと表現できない1曲になっている。

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わたし/SixTONES

ドラマ「恋なんて、本気でやってどうするの?」挿入歌。北斗の歌いだしから始まり、心をグッとつかんでくれる。繊細なピアノの音色は曲の切なさをより表現してくれる。ピアノの音色が主軸となるラブバラードとなっているからこそ、メンバーそれぞれの歌唱力の高さがより際立っていることが感じられる。シングル表題曲はこれまで疾走感のある楽曲が多かったからこそ、新境地とも感じられる1曲にもなった。ドラマの挿入歌として使われていたが、この曲がドラマの大事な役割となっていたのは間違いない。グループの歌唱力の高さをより多くの人に知らしめた曲でもあるだろう。

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ブラザービート/Snow Man

Snow Man主演映画「おそ松さん」主題歌。この曲を初めて聞いた時、かっこいいダンスナンバーのイメージが強いSnow Manだったからこそイメージが違いすぎて、すんなりとはハマらなかった。TikTokで流行りだし、聞きなれてきたときにどんどん好きになっていたのだ。バラエティでも活躍するメンバーが多いからこそ、それぞれのキャラクターが浸透しだした今のタイミングでリリースする楽曲としては完璧。コミカルだけどそれだけじゃなくかっこよさもある。Snow Manの振れ幅を大きく広げてくれた楽曲であることも間違いないだろう。中毒性の強さという面でいうと2022年リリースされたすべての楽曲の中でもトップクラスであることは間違いない。

 

 

The Answer/なにわ男子

ドラマ「金田一少年の事件簿」主題歌。「初心LOVE」でデビューし、次にリリースされたのがこの楽曲。キラキラした王道アイドルの印象を世間に浸透させたタイミングでギャップを見せるからおもしろい。ミステリアスかつクールでかっこいい1曲。疾走感のあるサウンドでストリングスの音色が曲を壮大にしてくれる。サビ前に転調をすることによりサビはより一層盛り上がっていく。そして、ラスサビの大橋君のフェイクは圧巻。グループとして新たな1面をみせてくれた楽曲となり、今後のグループとしての振れ幅を大きく広げてくれた。

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JUST DANCE!/Travis Japan

アメリカのキャピトル・レコードと契約し10月28日にこの曲でデビューをしたTravis Japan。ジャニーズとしては初の配信シングルデビューとなった。今年の3月に海外留学をして『アメリカズ・ゴット・タレント』に出演するなど実績や実力を確実に広げていった。そんなこれまでのジャニーズの前提を塗り替えるような活動をしている彼ら。デビュー曲は80年代の洋楽の雰囲気を感じられてどこか懐かしい雰囲気もありながら、中毒性の強い曲となっている。ファンク要素も強くかっこいいバンドサウンドは、これまでのデビュー曲とは全く違う。そんな素晴らしい楽曲を最高のパフォーマンスで彩ってくれる。今後の飛躍が楽しみなグループだ。

 

 

以上が2022年ファン以外の方にも聞いてほしいジャニーズシングル表題曲16曲です。

 

普段、ジャニーズの楽曲を知らない方もすべてYouTubeで曲を聴くことができるので聞いてみてほしい。また、KAT-TUNTravis Japanはサブスクでも聞くことができます。

 

この記事を見てくれている方は、紹介をしたグループのファンの方が多いと思います。ほかのグループの楽曲を聞く機会はなかなかないかもしれませんが、この記事が聞くきっかけになればうれしいです。

 

 

現在、ジャニーズ事務所は正直いろんな噂が絶えない。今発表されてないくても脱退するんじゃないかという記事で不安になっている人も多いだろう。また、King & Princeのことでショックを受けている方もまだまだいると思う。

 

私は、昔からジャニーズが好きだ。グループごとの魅力やすばらしい音楽たち。好きだからこそ、ブログでもジャニーズの記事を多く取り上げている。だからこそ、いろんな週刊誌の記事をみて不安な気持ちになることもある。

 

でも、いま自分が微力ながらもできることはジャニーズの素晴らしい楽曲たちをブログやTwitterで発信して少しでも多くの人に知ってもらうことだと思う。

だからこそ、これからも変わらずジャニーズの楽曲を取り上げていきます。

 

12月中には、今年リリースされたアルバムやシングルのカップリング曲から16曲を厳選した記事を紹介しますのでそちらもお楽しみに。

 

今回は読んでいただきありがとうございました。

 

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