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SixTONES 7thシングル「わたし」全曲レビュー

【記事公開日:2022/06/11】

【記事更新日:2022/07/24】

 

今週水曜日にリリースされたSixTONES 7thシングル「わたし」。

このブログでは、アルバム『CITY』シングル『共鳴』と続けて全曲レビューをしている。そう、私は『CITY』以降SixTONESにハマっている。

 

だからこそ今回のシングルは、迷う選択肢もなく購入を決めた。

 

それでは、収録曲を全曲レビューします。

 

わたし

フジテレビ系月10ドラマ「恋なんて、本気でやってどうするの?」挿入歌。意外にもドラマの主題歌を務めるのは今回が初めて。ドラマの1話で事前告知もなく曲が流れ始めて多くのファンを驚かせた。

松村北斗の歌いだしから始まり、すぐに心を奪われる。メンバー1人1人のソロパートで歌い継がれる。個性があり歌唱力があるからこそ、曲により彩りがつけられる。ラスサビ前にジェシー・北斗と歌いつなぎ一瞬の間をつけて、田中樹の歌いだしからサビが始まる。樹がラスサビの歌いだしを担当すると初めて知った時は驚いた。ラップパートを務める彼がこんな切ない歌声で曲により引き込ませてくれるとは。

この曲、カラオケ音源が収録されているのだが非常に音数が少ない。ピアノの音色がメインとなり繊細できれいなメロディ。だからこそ、歌うことは難しい楽曲でもある。彼らの歌声が楽器の役割をして曲全体を盛り上げており、SixTONESじゃないと成り立たない楽曲。

アルバム収録曲ではバラードも歌うもののシングルでは初めて。「題名のない音楽会」やTHE FIRST TAKEの出演と歌唱力や表現力を着実に世間に見せつけてくれた。だからこそ、今回の楽曲はライト層にも彼らの歌唱力と振れ幅の広さを見せつけてくれる楽曲となっただろう。

 

 

 

シアター

初回盤Aのみの収録曲。「うやむや」「Rosy」の作詞作曲を務めたイワツボコーダイが作詞作曲をした楽曲。

表題曲はラブバラードだったが、この曲はラップは多くヒップホップ要素も強いロックチューン。イントロを聞いた瞬間、King Gnuの楽曲かと思わされた。映画の世界観に飛び込んだかのような壮大なイントロ。ラップが主軸となり、カッコよさが際立つ。ただヒップホップテイストが強いかといわれるとバンドサウンドが主軸となり、後半はギターソロも際立っている。まさにSixTONESならではの楽曲といってもいいだろう。ただ「わたし」と続けて聞くと振れ幅の広さやギャップがすごい。この2曲だけでも彼らの楽曲を知らない人に聞かせたらSixTONESの沼に落ちるのではないだろうか。

 

 

 

オンガク

SixTONES出演 ソニー LinkBuds S「ながら聴きも、ハマり聴きも、思うがまま。」篇CMソング。通常盤のみ収録。

今回の「わたし」と同じく佐伯youthKが制作した楽曲。ジェシーの歌いだしから始まり、爽やかなポップチューンとなっている。SixTONES がこれまでリリースをした楽曲の中で一番J-POPらしさを感じる。J-POPらしさのある曲なのだが、彼らが歌うと新しさがあるから面白い。2番終わりの京本のハイトーンのロングトーンで壮大な空に飛びわたるかのように間奏に入っていく。ピアノやギター、ベースなどの楽器のサウンドもしっかり心に入っていく。表題曲にしてもいいくらい爽やかで彼らのイメージとギャップのある楽曲。

 

 

 

セピア

通常盤のみ収録。

アコースティックギターの音色と主にジェシーのフェイクから始まる。聞き心地のいいサウンドで展開していき、サビに向かって徐々に盛り上がりを見せていく。Cメロでは、転調をしてラスサビでより盛り上がりを見せる。曲の変化も大きいがSixTONESの声色も変化しているように感じられる。この曲は、切ない失恋の楽曲。曲の変化は後悔やしんどい気持ちから未来に希望をもっていこうという心の変化も表れているのだろう。

 

 

 

共鳴 -Brave Marching Band Remix-

通常盤のみ収録。前回のシングル表題曲のマーチングバンドremix。ロックサウンドの強い楽曲だった原曲よりサウンドの厚みがまして、ポップさもある。前回シングルでは、「マスカラ」のremixが収録されていた。毎回アレンジをして新たな楽しみを作ってくれる。早くも「わたし」が次回どんなアレンジをするのか楽しみだ。

 

 

 

WHIP THAT -Live from "Feel da CITY"-

初回盤Bのみ収録。アルバム『CITY』の収録曲でアルバムツアー"Feel da CITY"で歌われた際のライブヴァージョンだ。樹のラップをはじめ原曲以上に感情が高まっているように感じられる歌声。音源だけ聞いてもライブの熱量がしっかりと伝わってくる。会場のボルテージを大きく上げてくれたことだろう。

 

 

 

Everlasting -Live from "Feel da CITY"-

初回盤Bのみ収録。アルバム『CITY』の収録曲でこちらも同様のライブヴァージョン。彼らの歌唱力のすごさを改めてわかる。初めてこのライブヴァージョンを聞いた時、これ原曲流しているのかなと確認してしまった。それくらい歌唱力や歌声が素晴らしいグループなのだ。SixTONESを知らない人にこのライブヴァージョンをぜひ聞いてほしい。必ず驚いてくれることだろう。

 

 

 

Good Times -Live from "Feel da CITY"-

初回盤Bのみ収録。アルバム『CITY』の収録曲でこちらも同様のライブヴァージョン。洋楽アーティストかと思ってしまうようなスタート。「WHIP THAT」とはまた違った楽しさを感じられる。メンバー全員でか変わっていきながら歌われる。だからこそソロパートをしっかり楽しめる。それにしても英語の発音も歌唱力もさすがだなと思わされる。

 

以上の楽曲達です。

 

全部好きな楽曲だが、「わたし」への思いれが強すぎてレビューが他の楽曲達の倍以上になってしまいました。

 

毎回振れ幅の広いという表現をしているSixTONES。もはや振れ幅の広さは当たり前。彼らのすごいところは毎回挑戦をしているところ。だからこそ、リリースするたびに振れ幅が広がっているのだ。

 

 

ジャニーズ初として「題名のない音楽会」やTHE FIRST TAKEに出演をした。この出演により彼らの歌唱力や表現力は新たなファン層を作っただろう。歌唱力のあるグループというイメージが広がった今だからこそ、「わたし」という楽曲を表題曲に選択したのかもしれない。今回の楽曲でよりあらたなオファーもあるかもしれない。

 

また、彼らの楽曲はどこか洋楽っぽさのある曲やロックサウンドの楽曲が比較的多い。そんな中で今回のシングルの収録曲は日本らしさのようなものも感じた。それは日本語詞がメインの楽曲が多かったからかもしれない。

 

 

「わたし」は、今年の年間ジャニーズベストソングに選曲をしたい楽曲。ただ、SixTONESがリリースするたびにそんなことを思っているので変化するかもしれない。それは、リリースする楽曲達すべてがベストソングに選曲したいほど質が高く素晴らしい楽曲だからだ。

 

シングルはサブスクでは聞けないがすべてYouTubeで一部聞くことができるので、ぜひ聞いてみてください。

 

読んでいただきありがとうございます。

 

 

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