2022年ブレイクアーティスト
【記事公開日:2022/01/06】
毎年、年の初めになると話題となる今年のブレイクアーティスト。
近年は、「バズリズム02」の企画『コレがバズるぞベスト10 』や「関ジャム∞完全燃Show」の企画『プロが選ぶ年間マイベスト10曲』などもあり、どんなアーティストが今年注目されるのかが話題となっています。
この二つの企画をきっかけに、より飛躍的にブレイクを果たすアーティストは多くいます。
昨年、このブログではこの2つの企画の結果をもとにブレイクするだろうと思われるアーティストを紹介しました。
ただ、今年はこの結果を見る前に投稿しようと思います。
2021年は1年間毎週16曲の楽曲を紹介してきました。
多くの楽曲を紹介したからこそ、今回紹介したアーティストたちが番組で取り上げられるのかも楽しみたいと思っています。
また、ブレイクという基準はとても難しい。
それぞれの界隈でのブレイクもあれば、世間的な認知度の高さでブレイクという考え方もあります。
今回は、普段音楽を聴かない人でも知られる存在になるんじゃないかと考えるブレイクアーティストを紹介します。
なので、音楽が好きな人からすれば知っていて当たり前のアーティストも多いでしょう。
2021年でいうとこのようなアーティストレベルのブレイクです。
優里・Ado・川崎鷹也・Awesome City Club・Da-iCE・藤井風・変態紳士クラブなど
どのアーティストもサブスク1億再生を持っており2021年に世間的な大ヒットを納めています。
最近のブレイクアーティストを見てると、大きく分けて2つのパターンのブレイクがあると思っています。
①SNSでヒットし、メディアもしくはTHE FIRST TAKEに出演をして大ブレイク
多くのヒット曲が生まれているTik Tok。ただその中で流行ったものがすべて世間的大ヒットにつながっているわけではない。ミュージックステーションやTHE FIRST TAKEでの出演が飛躍的なヒットにつながっている。
→優里・Awesome City Club・YOASOBIなど
②音楽好きからの評価が高く、何かしらのきっかけからで大ブレイク
音楽ブロガーさんや音楽業界の方の評価が高いアーティストがSNSやタイアップをきっかけにヒットするアーティストもここ数年多い。
→藤井風・あいみょん・King Gnu・Official髭男dismなど
もちろん、例外もありますが大きく分けるとこういうパターンが多いイメージです。
さて、そろそろ2022年飛躍的ブレイクが期待できるアーティストを8組紹介していきます。
WurtS
作詞作曲、アートワークや映像のすべてをセルフプロデュースをしている。この曲「分かってないよ」は、配信前にTikTokにサビのみを投稿して100万回再生をされている。その後、新曲をどんどんリリース。1stアルバムは第14回CDショップ大賞の入賞作品に選ばれる。ブレイクしているといっても過言ではないが、より飛躍する可能性を大きく秘めているのである。
これまで多くの楽曲を新曲ブログで紹介をしてきたが、音楽性が様々で毎回新しさをくれる。また、中毒性もある楽曲が多いのも彼の特徴でもある。
キャッチーな楽曲・謎につつまれたアーティスト・若い世代からの注目度、どれをとっても今年より飛躍するのは間違いないだろう。
にしな
シンガーソングライターにしな。昨年リリースされた1stアルバム「odds and ends」は、個人的に2021年年間ベストアルバム10選に選出をした。また、この曲「東京マーブル」は下半期ベストソングにも選出した。Spotifyのプログラム「RADAR: Early Noise 2021」で飛躍が期待される国内アーティスト10組にも選出されている。じわじわと確実に音楽好きを中心に存在が知られてきている。
彼女の楽曲は、エモさやおしゃれさはもちろんだがどこか懐かしさもある。表現は難しいがエモいという言葉で片付けたくない。彼女だからこそ作り上げることができる世界観があるのだ。どんなきっかけで大ブレイクを果たすかわからないが、彼女が世間に知られない未来は描くことができない。
Saucy Dog
2021年TikTokを利用している若い層の支持も着実に増やしているSaucy Dog。今年ブレイクというよりは2021年下半期くらいから頭角を現いしている印象がある。
正直、邦ロック好きの方達からは何年も前からブレイクしているだろうという声が聞こえてきそうだ。ただここで紹介したのは、昨年のマカロニえんぴつ・緑黄色社会・Novelbrightのような存在感を2022年に出してくるのではと思っているからだ。
優しい歌声とショートフィルムのような歌詞が印象的なバンド。そこに「シンデレラボーイ」以降キャッチーで何度も聞きたくなるようなメロディが底上げされれたように感じている。そろそろ、ミュージックステーションの出演はするだろう。
大橋ちっぽけ
2016年より活動をしているシンガーソングライター。この曲「常緑」は、Billboard JAPAN Heatseekers Songsで3週連続でTOP3にランクインした楽曲。このブログでも2022年を代表する楽曲になるのではと紹介もした。彼を知ったのは、2020年の「僕はロボット」という楽曲だ。
彼の楽曲達は、キャッチーなメロディの中に独特なリズムの乗り方や歌詞の世界観があり。他のアーティストは違う大橋ちっぽけだからこそ作ることができる世界観が生まれているのだ。この曲が2022年にヒットするのではという記事にも書いたがメディア露出やTHE FIRST TAKEの出演で大きくブレイクする可能性はあるだろう。
asmi
MAISONdes の「ヨワネハキ feat. 和ぬか, asmi 」のヒットがきっかけで名前を知る人も増えてきているasmi。だからこそ、かわいくポップな楽曲を歌っているイメージが強いだろう。この曲「Call me」は、インディーズベストソングにも選出をしたがおしゃれなシティポップ楽曲である。実はこういう曲が彼女の本質。
新曲ブログをしていると毎週200曲以上の新曲に出会うがここ数か月は、彼女がフューチャリングで参加する作品が多くあったように感じる。一時の加藤ミリヤのfeatの頻度を個人的には思い出したくらいだ。「ヨワネハキ 」の人からasmiという一人のアーティストとして広い認知がされるアーティストになることを期待している。
マハラージャン
スーツ姿にターバンを巻いた独特のビジュアルのマハラージャン。昨年SME Recordsよりメジャーデビューを果たした。この曲「セーラ☆ムン太郎」を新曲ブログで紹介した日のことは今でも忘れない。インパクトのあるジャケットとアーティスト名からは想像できないおしゃれでかっこいいサウンドと中毒性の強い歌詞とメロディ。バックバンドには、ハマ・オカモト(OKAMOTO'S)をはじめ有名アーティストが参加している。
また、THE FIRST TAKEにも出演もしており多くの人にインパクトを与えた。まだまだ謎に包まれているマハラージャンというアーティストが世間の注目を浴びるのは時間の問題だろう。
NEE
9月にビクターエンタテインメント内のレーベル『Getting Better』よりメジャーデビュー。ボカロP「村上蔵馬」としても活動をしているくぅがヴォーカルを務める4人組ロックバンドだ。昨年の『関ジャム 完全燃SHOW』にて川谷絵音が「不革命前夜」を選出してから音楽シーンに存在感を出してきている。Hey! Say! JUMPの昨年リリースしたシングル楽曲「群青ランナウェイ」の楽曲提供も話題となった。
中毒性という言葉が今一番似合うバンドであり、すでにNEEらしさを感じることができるメロディ。バンドとボカロの融合したような楽曲達は、聞いていて面白い。今年フェスの出演やテレビ露出をすると新たなファンを確実に増やしていくだろう。
キタニタツヤ
シンガーソングライターであり、ヨルシカのサポートでベースを担当しているキタニタツヤ。新曲ブログでは何度か彼の楽曲を紹介してきたが、ジャンルレスな楽曲性やベースのサウンドが主軸となる楽曲達に彼の色気のある歌声がかっこいい。
今回、ブレイクアーティストの紹介するアーティストを決めていく中でこんな情報が入ってきた。本日からスタートする黒木華主演の木曜ドラマ『ゴシップ#彼女が知りたい本当の〇〇』の主題歌を担当する。もちろん、主題歌を担当するから必ずヒットする時代ではないが、彼の存在を知る人が増えることは間違いない。2022年にどんな注目をされていくのかが楽しみだ。
以上の8組です。
今回は、今年世間的な大ブレイクを果たすのではと?と思うアーティストを紹介しました。
もちろんどういう結果になるかはわかりません。
特に近年はTikTokの影響もあり、楽曲の流行が読めなくなっています。
ただ、ここにあげたアーティストたちは2021年により飛躍することは間違いない。
今回紹介したアーティストは新曲ブログで比較的紹介も多いアーティストだったので普段からこのブログを読んでくれている人は知っていたアーティストばかりだったと思います。
今回の記事で初めてこのブログを見てくれた方は毎週更新をしている新曲ブログもチェックしてくれると嬉しいです。
今後もよろしくお願いします。
【過去ブレイクアーティスト記事】
【2021年年間まとめ記事】