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KinKi Kidsシングル「Amazing Love」全曲レビュー

【記事公開日:2022/07/26】

 

7月27日リリースのKinKi Kidsのシングル「Amazing Love」

今回通常版にすべての楽曲が収録されているというこもあり通常版を購入しました。

 

フラゲ日でもある本日届いたので少し早いですが、収録されている楽曲をすべて紹介します。

 

 

 

Amazing Love

KinKi Kidsが二人で作詞を行い、作曲を山下達郎が行った楽曲。山下達郎はデビュー曲「硝子の少年」を含めこれまで4曲を松本隆とタッグを組んで楽曲提供をしてきた。山下達郎KinKi Kidsの二人と共作をするのは今回が初めて。

夏を感じられる爽やかなサウンドからは、山下達郎ならではのシティポップ感がありポップでおしゃれさもある。華やかなサウンドからは「ジェットコースター・ロマンス」の夏の雰囲気もどこか感じられた。二人のラララから始まる歌いだしからは彼らの歌唱力の高さと個性を強く感じられる。Bメロでは二人が1文字ごと交互に歌い上げる。この歌い分けはKinKi Kidsでないと歌い上げることができないだろう。

サビの歌詞【青く輝き放つ信じた時代】というフレーズからは彼らの楽曲「青の時代」を彷彿させる。また「青の時代」の中には【おとずれる時代の中で小さな愛を運ぶ】というフレーズがあり、今回の「Love」にもつながっているように感じられた。二人のイメージカラーである青と赤。青を過去、赤を未来としてKinKi Kidsの二人が25年の月日を二人で歩んできたことが伝わってくる。この曲は彼らの新たな代表曲となるだろう。

 

 

 

Midnight Rain

竹内まりやが作詞作曲を行った楽曲。竹内まりやからの楽曲提供は今回がはじめて。ピアノやストリングスの切なさを感じさせるイントロ。大人の哀愁を感じさせる歌詞とサウンド竹内まりやならではだろう。そんな彼女らしく80年代の懐かしさを感じさせる楽曲をしっかりと自分たちの楽曲にしているからKinKi Kidsはすごい。

デビュー当初から自分たちのカラーでもある歌謡曲。大人の二人が今歌うからこそ哀愁が漂い、歌声から曲の世界観が見事に作り上げられている。相手のいる女性を好きになってしまった葛藤や切なさ。それでも好きな気持ちが抑えきれない悔みが切ないメロディーにのせて情景が浮かんでくる。

デビュー曲「硝子の少年」の歌詞のスタートは雨。ひょっとしたらこの物語の相手の女性は「硝子の少年」でキスを夢中でした相手なのかもしれない。この曲は、シングル表題曲になってもおかしくない名曲だ。

 

 

 

HEART

通常盤のみ収録されている。KinKi Kidsが二人で作詞作曲を行った楽曲。編曲はONIGAWARAのメンバー斉藤伸也とGakushiが務める。

華やかさもあり近未来的なサウンド。サビは手拍子と共にHEARTを繰り返し中毒性がある。3分もない短い楽曲で楽曲の3分の1はおそらくHEARTを繰り返している。これはKinKi Kidsからファンの方に向けた愛情表現なんだろう。ライブでファンの方の手拍子と一緒に歌いたい。そんな二人の気持ちが受け取ることができた。一緒に収録されているBacking Trackを聞いていると次回のツアーでライブが始まるまでの待っている時間に流れているイメージができた。

 

 

以上の3曲が収録されています。

 

 

Amazing Loveは、デビュー曲を手掛けた山下達郎が成長した二人と作り上げた楽曲だ。そんな楽曲からは、二人のこれまで歴史と共に二人のこれからの活動に期待をさせてくれる過去から未来への虹のラインが感じられる。

 

Midnight Rainは、デビュー曲の「硝子の少年」を歌っていた10代のKinKi Kidsが25年を歩み、大人になった彼らが歌い上げる歌謡曲

 

HEARTは、二人が作り上げたこれまで支え続けてくれたファンの方への感謝の楽曲。

 

1つ1つを改めて振り返ると、このシングルは彼らの歴史とこれからの未来への希望がつまったシングルとなっている。

 

すばらしいシングルだった「Amazing Love」。

普段KinKi Kidsを聞かない人にも聞いてほしいシングルだ。

今回通常版で楽曲はすべて聞くことができるのでぜひ手に取ってほしい。

 

もし、CDを買うことに抵抗がある人はこの動画だけでも見てほしい。

楽曲の素晴らしさやKinKi Kidsのすばらしさを知ることができるだろう。

 

読んでいただきありがとうございました。

 

 

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