SixTONES シングル「共鳴」全曲レビュー
【記事公開日:2022/03/05】
今年リリースされたアルバム『CITY』の全曲レビューを1月に行いました。
それ以来よりSixTONESのことが好きになりました。
いつもシングルなどは買わないのですが、「共鳴」のテレビパフォーマンスやPVを見ていく中でどんどん好きになり、気づけば初回盤Aと通常版を買っていました。
この2種で楽曲はすべて揃うので全曲レビューをします。
よろしくお願いします。
1.共鳴
テレビアニメ『半妖の夜叉姫』弐の章1月クールオープニングテーマ。
作詞作曲は、「僕が僕じゃないみたいだ」や「"CITY" Interlude」を制作した佐伯youthK。「NEW ERA」の制作にも参加したNaoki Itai も編曲にかかわっている。『半妖の夜叉姫』の壱の章では「NEW ERA」が主題歌となっている。
アニメの世界観が取り入れられた歌詞はアニメを見ているものとしてはより印象に残る。サウンドはおしゃれさがありながら、サビではロックサウンドを感じられるようになり雰囲気を変えてくる。聞くたびに思うが歌うことが難しい楽曲で間違いなくSixTONESじゃないと歌えないだろう。
ラスサビ前のCメロでは、個々の個性が爆発する。京本大我の難しい曲調のソロパート、松村北斗の伸びのある歌声、ジェシーの力強いラップ。田中樹のおしゃれなラップ、髙地優吾の落ち着きのある歌声、森本慎太郎のしめの叫びからの全員の叫び、そこからのサビへの盛り上がりは何度聞いても気持ちがいい。こんな難しくかっこいい楽曲をパフォーマンスをしながら歌い上げているから流石だ。
2.FASHION
「CITY」の収録曲「Good Times」の作詞も担当したTSUGUMIが作詞を担当した曲。
「共鳴」の雰囲気とがらりと変わっていく。自分らしくキメて踊れば、ファッションは何にでもなれる魔法だと歌う楽曲で洋楽のテイストを感じられる。
ポップでリズミカルなサウンドで曲はカラフルに彩られていく。PVからは、バラエティなどで見せる楽しそうな姿から着替えてアーティストに変化していく様子は、ファッションで魔法がかかっていくようだ。「CITY」で見ることができた洋楽テイストのSixTONESの音楽性を改めて感じられる楽曲となっている。
3.Gum Tape
おしゃれに始まっていくイントロ。樹のラップらから始まりラップ調で曲は展開していく。ジェシーと大我がメインで歌う楽曲が多いがこの曲は2人がサポートとなり4人が主軸となり曲が展開していく。
歌詞を見ながら聞くと切ない失恋の楽曲。同棲をしたカップルの始まりから別れまでを1曲でえがいている。引っ越しの時に段ボールと一緒に使うガムテープ。赤い糸と対照的に失恋を表す表現をガムテープにする歌詞は新しさも感じられすばらしい表現だ。切なく辛い歌詞をバラードで歌い上げるのではなくおしゃれにラップ調で曲に乗せるところも彼ららしさかもしれない。
PLAYLISTの演出で、歌い終わりメンバーが出て行った後に窓から見える街並みがうつる。その景色はアルバム「CITY」の世界観を表しているかのようだ。
4.マスカラ -Emotional Afrobeats Remix-
彼らの代表曲ともなった「マスカラ」のremix。アフロビートとは、 ファンクやジャズの流れを汲むヨルバ/ナイジェリア起源のアフリカ音楽。知らなかったので調べたものをそのまま引用した。
原曲は、King Gnuを強く感じさせるサウンドだったが、アレンジでしっかりと生まれ変わっている。躍動感が増え、ファンク要素を強く感じられるものとなっている。
5.Waves Crash
初回盤Aのみに収録されている。
「RAM-PAM-PAM」の制作をしたONIGASHIMAとScott Russell Stoddartのタッグが再集結して作られた楽曲。「RAM-PAM-PAM」の音楽性を色濃く受け継いだEDM曲。聞くだけでライブで盛りあがるイメージが脳内で浮かんでいく。1曲を通して自然と体が踊りだしたくなる。
以上の楽曲です。
SixTONESの音楽性は、年々幅を広げている。
自分は、SixTONESだけじゃなく他のジャニーズグループやボーイズグループ、K-POPと幅広く聞いている。いろんなグループが自分たちの個性を出しながら差別化を図っている。そんな中でもSixTONESは、SixTONESジャンルを年々作り上げているように感じる。
今回の「共鳴」というシングルは、アルバム「CITY」の世界観に通じる楽曲達のように感じられた。今回紹介をした楽曲達がアルバム「CITY」の中に入るとしたら、こういう感じなのではないかだろうか。
共鳴→ -Night-
FASHION→ -Sunrise-
Gum Tape→-Sunset-
Waves Crash→-Midnight-
「CITY」と「共鳴」二つの作品でSixTONES の今後の可能性の広がりをより感じられた。このすばらしい作品の次にどんなシングル楽曲をもってくるのか。
ただどんな楽曲でも彼らはSixTONESというジャンルに変えてしまうのだろう。
どんな楽曲でも自分たちの色に染め上げるアイドルグループSixTONES。
これからの活動も楽しみです。
読んでくれてありがとうございました。
【SixTONES】