King & Prince シングル「Lovin' you/踊るように人生を。」全曲レビュー
【記事公開日:2022/04/23】
4月13日にリリースされた King & Princeのシングル「Lovin' you/踊るように人生を。」
前作「恋降る月夜に君想ふ」の全曲レビューもフォロワーさんからの依頼をいただき紹介しました。
実は、今作も同じフォローさんから紹介をしてほしいと依頼をいただきました。
今回も通常版と初回盤2種を送っていただきました。
本当にありがとうございます。
他グループのシングルやアルバムを紹介する機もありますが全グループのCDを購入することは難しくとてもありがたいです。
さて、早速3種で収録されている楽曲を全曲レビューしていきます。
よろしくお願いします。
Lovin' you
平野紫耀出演「ジュレームiP」(コーセーコスメポート)CMソング。
今回の楽曲のPVは、メンバー1人1人とデートをしているようなつくりとなっており、ソロショットと合わせてソロパートが振り分けられている。
きれな音色から物語が始まるかのようにスタートするイントロ。岸 優太の澄み渡る歌声から始まり平野紫耀の色気のある歌声へとバトンがつながれていく。そこから3人の歌声が順番につながれていき、ソロパートが堪能できる。
サビの【Lovin' you】は聞き心地がよく中毒性もありきづけば口ずさみたくなる。全体的にキンプリらしさを感じられる部分もありながら、でこれまでの楽曲にはなかった新しさも感じられる。メンバー1人1人の知名度が上がってきたからこそ5人が平等に歌声を感じられる楽曲となっている。
踊るように人生を。
神宮寺勇太主演ドラマ日本テレビ シンドラ『受付のジョー』の主題歌。
作詞作曲は、MUTEKI DEAD SNAKE。この方、ジャニーズWEST「愛の奴隷」「浪速看板息子 〜なめたらあかん〜 」などの癖スゴソングを作ってきた方。ジャニーズWESTのアルバム紹介をしていたからこそ、この方の曲の印象とは真逆のテイストで驚かされた。神宮寺勇太主演ドラマということもあり、彼の歌いだしから始まる。ミュージカル調の楽曲で、歌詞と合わせて展開されていくPVは見ていて楽しい気持ちとなっていく。
ブラスバンドの演奏が曲を華やかに彩ってくれる。日常を見せてくれたのが「Lovin' you」だとすると、この曲はスターであるKing & Princeを見せてくれたPVとなっていた。聞くだけで自然と踊りだしたくなるような楽曲となっている。
My Sweeties
初回盤Aのみ収録。ジャニーズ楽曲を多く手掛けるSHIBUとYU-Gの共作。
ビートを刻みながらおしゃれにスタートするイントロ。1番は髙橋海人のソロパートからスタートする。1番のサビ前の英語パートでは岸君がハモリを担当している。このハモリが聞いていて気持ちがいいのだ。
全体的に感じたのは、個々の歌声の表現力の広さ。これまでの楽曲達とは違った歌声を感じ取ることができる。ラスサビ前の永瀬廉の【思うままに】の部分は何度聞いても最高だ。
Endroll
初回盤Bのみに収録。作詞作曲は、youth caseと石塚知生の共作。youth caseは、嵐の「Love so sweet」「One Love」をはじめ多くの嵐楽曲にかかわっているユニット。
石塚知生も「One Love」の編曲を担当し、数多くのジャニーズ楽曲を手掛けている。
そんな嵐にかかわりが深い2組がキンプリに提供した楽曲。
この曲は壮大なバラード曲。ピアノのきれいな音色から始まるイントロ。髙橋海人のやさしい歌声から始まり、永瀬廉のクールな歌声に歌いつながっていく。そこから、神宮寺勇太、平野紫耀のソロがサビにつないでいき、サビを岸優太がより盛り上げる。そこからの5人パート。「Lovin' you」とはまた違った個々の魅力を感じられる楽曲だ。
BANGIN!!
通常版のみ収録。『King & Prince First Concert Tour 2018』で初披露された楽曲が初めて収録された。
バンドサウンドが主軸となり、盛り上がっていくサウンドはロック調でとてもかっこいい。ほかの楽曲がバラードやおしゃれさを感じる曲が多いためこの曲は、異彩を放っていた。ライブを見ていないので初めて知った楽曲だったのだが、クールさもありながらかっこよさを曲全体から感じられる。ライブで盛りあがっている様子が自然と脳内でイメージできる。パフォーマンスも見てみたい。
54321
通常盤のみ収録。また違ったテイストの楽曲を収録してくるから面白い。
この曲は、全編英語詞で構成をされている。ファンクなノリでクールでおしゃれな曲に仕上がっている。英語詞ということもあるが、楽曲全体から洋楽を聞いているような感覚となっている。
先ほど、「My Sweeties 」で個々の歌声の表現力がすごいと書いたが、この曲はまた違った魅力を見せてくれている。昨年から新たな路線として確立しつつある、「Magic Touch」「Beating Hearts」のような海外路線を感じられる楽曲。この曲のダンスパフォーマンス映像をYouTubeで公開されたら話題になりそうだ。この曲がどんなパフォーマンスになるのか見てみたい。
以上の6曲です。
前作、「恋降る月夜に君想ふ」のレビュー記事を書いた時にグループの振れ幅の広さに驚かされたことを書いた。
今作の6曲ももちろんテイストの違う楽曲で振れ幅の広さを見せてくれた。
ただ今回は、前作以上にソロパートを感じられる作品となっていた。
より個々の歌唱力が上がっていることもあり、ソロの魅力ということをしっかりと味わえる楽曲が並んでいたように感じた。
テイストの違う楽曲が持っているそれぞれの世界観や魅力に対して、一人一人が表現力をもった歌声で曲を彩っているのだ。
もちろん、前作でも感じた点ではあったが、ソロパートが前作と比べて各楽曲、格段に増えていた。これは、個人個人の知名度が上がったことと歌唱力が上がったことが言えるだろう。
作品を出すたびにアップデートを続け、グループとしても個人としても日に日に人気が増え続けているグループ King & Princeのこれからがより楽しみになりました。
改めて今回のシングルを送っていただきありがとうございました。
そして、読んでくれた方ありがとうございます。
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