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2022年紅白歌合戦初出場アーティスト紹介

【記事公開日:2022/11/16】

 

本日、紅白歌合戦の出場者が発表された。このブログでは、9月に出場者の予想を記事にしました。

akiryo.hatenablog.com

 

この予想の段階では、テーマも司会も決まっていない段階。そのため、大きく予想と違った結果となった。

 

実際、紅と白それぞれ何組ほど当たっていたのだろう。

結果としては、紅組が21組予想で14組が的中。白組が21組予想で15組が的中。また、特別枠予想だったAdoがウタとして紅組に出場。白組予想だったSEKAI NO OWARIが紅組として出場。白組予想をしていた氷川きよしが特別枠となった。

 

紅組14組的中。白組15組的中。出場者としては的中が3組。合計43組中32組の予想が当たっていました。

 

今回発表された出場者はこちら。

 

【紅組】

IVE
あいみょん
石川さゆり
ウタ
Aimer
工藤静香
坂本冬美
篠原涼子
Superfly
SEKAI NO OWARI
天童よしみ
TWICE
NiziU
乃木坂46
Perfume
日向坂46
MISIA
水森かおり
milet
緑黄色社会
LE SSERAFIM

 

【白組】

Official髭男dism
関ジャニ∞
KinKi Kids
King & Prince
King Gnu
郷ひろみ
Saucy Dog
JO1
純烈
鈴木雅之
SixTONES
Snow Man
なにわ男子
Vaundy
BE:FIRST
福山雅治
星野 源
三浦大知
三山ひろし
山内惠介
ゆず

 

【特別企画】氷川きよし

 

今年は、紅白の出場者の発表の記者会見がライブストリーミングで見ることができ、その際に出場歌手の選定基準が述べられた。

・今年の活躍
・世論の支持
・番組の企画内容に相応しいかどうか

 

今年の番組のテーマは、「LOVE & PEACE -みんなでシェア!-」

 

SNS時代の今を反映させるようなテーマであり、今年の出場者からはファンダムの強いダンスグループの出場が例年以上に目立っている。また、ストリーミング1億再生という現在のヒット基準の楽曲をもつアーティストも多く出場している。

 

紅白出場歌手に選ばれたがどんなアーティストなのか知らないこともあると思います。今回は、初出場アーティストを紹介をしていきます。

 

 

IVE 

紹介楽曲:ELEVEN

元IZ*ONEのユジンとウォニョンをはじめ、韓国人5人と日本人メンバー1人で構成されている。所属レーベルは、ソニーミュージック内のキューンミュージック。昨年12月に1stシングルアルバム「ELEVEN」でデビュー。この曲は、ストリーミング累計1億回再生を突破。また、2ndシングル「LOVE DIVE」もストリーミング累計1億回再生を突破している。今年の10月に日本デビューをしたがデビュー前から上記の「ELEVEN」の実績を国内で達成している。「ELEVEN」は、アジアンテイストのサウンドでありながら、サビはキャッチーで中毒性がある。色気も感じさせるパフォーマンスはかっこよく、今注目のK-POPグループだ。

 

 

ウタ

紹介楽曲:新時代

映画『ONE PIECE FILM RED』のキャラクター。歌唱はAdoが担当をする。映画の興行収入は、今時点180億を超えている。今年を代表をする作品であり、多くのアーティストが楽曲提供を行い、すべての楽曲がロングヒットとなっている。「新時代」は、ストリーミングの累計再生数は2億回を突破しており、「逆光」、「私は最強」、「ウタカタララバイ」がそれぞれ1億回再生を突破している。この映像は、「ONE PIECE」が全世界累計発行部数5億部を突破した記念に国立競技場で行われたライブ映像であり、紅白でもこのような出場になると思われる。紅白でもウタがウタウタの実の力で日本中を魅了してくれることだろう。

 

 

Aimer

紹介楽曲:残響散歌

2011年にメジャーデビュー。アニメやドラマのタイアップも多く10年間でファン層を確実に増やしてきた。また、RADWIMPS野田洋次郎ONE OK ROCKのTaka、andropの内澤崇仁といった有名アーティストの楽曲提供や彼女だからこそ作り出せる独特でやさしさのある歌声で音楽好きからの評価もデビュー時から高かった。昨年12月に配信リリースされた「残響散歌」は、アニメ『鬼滅の刃 遊郭編』のOPテーマ。この曲は、Billboard JAPANの上半期チャートでも首位を獲得。ストリーミング再生は2.6億回を突破している。彼女のかっこよく妖艶な歌声が「鬼滅の刃」の世界観とあわさるステージをみせてくれることだろう。

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緑黄色社会

紹介楽曲:Mela!

2012年に結成。2018年にエピックレコードジャパンより3rdミニアルバム『溢れた水の行方』でメジャーデビュー。2020年にリリースされたアルバム『SINGALONG』の収録曲「Mela!」がロングヒットをし、現在ストリーミング2億再生を突破している。伸びがありかっこよさのあるヴォーカル長屋晴子の歌声とキャッチーなバンドサウンドが魅力。タイアップ曲も多く、「Mela!」以降着実に知名度と人気をあげていく。昨年出場をしてもおかしくなかったが、この1年で確実に実力をつけてきた。先日は「情熱大陸」にも取り上げらており人気の高さをより感じられた。今年は、紅白の舞台で多くの人に元気を与えてくれることだろう。

 

 

LE SSERAFIM

紹介楽曲:FEARLESS

BTSが所属する韓国の事務所HYBEの所属グループ。読み方は、ル・セラフィム。メンバーには、元IZ*ONEであり、元HKT48のサクラ(宮脇咲良)と元IZ*ONEのキム・チェウォン含めて5人組のガールズグループ。今年5月に1stミニアルバム『FEARLESS』でデビュー。「FEARLESS」は、シックなサウンドのダンスナンバー。クールでかっこいいパフォーマンスで魅了する。現在この曲のMVの視聴回数は1億回を超えている。デビュー前から注目度も高く、先日NHK「SONGS+PLUS」でも特集もされた。今回の紅白は、IZ*ONEのメンバーが4人出場することとなった。

 

 

Saucy Dog

紹介楽曲:シンデレラボーイ

2013年結成のスリーピースロックバンド。2019年にA-Sketchよりデビュー。デビュー前にリリースされた「いつか」は、当時から邦ロックファンからの支持もあり人気の楽曲だった。また、デビュー前からフェス出演も多く、「シンデレラボーイ」がリリースする前から大型フェスをはじめ多くのフェスのメインステージも担当をしており、実力をどんどんあげていった。その後、TikTokを中心に「シンデレラボーイ」が大ヒットし、今年のBillboard JAPANの上半期チャートでは7位を獲得。この曲のストリーミング累計再生数は3.1億回を突破している。やさしさもあり伸びのある歌声と心にグッとくるメロディ。今年はタイアップも多く、この曲だけでなくヒット曲を増やし続けている。

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JO1

紹介楽曲:SuperCali

『PRODUCE 101 JAPAN』の合格者11人からなるグループ。2020年「無限大(infinity)」でデビュー。メンバーは全員日本人。最新シングル『MIDNIGHT SUN』は初週60万枚以上を記録している。公式ファンネームを「JAM」といい、ファンの熱量や団結力も彼らの強みでもあり、今年のテーマである「みんなでシェア!」に大きく貢献することが期待できる。日本、韓国の両方で活動をしており、グループの最終目標としてJ-POPとK-POPを融合させた「"JO1"という新しい音楽ジャンルの確立」としている。目標を具現化したように両方の要素を感じられる独自の音楽と11人が作り出すフォーメーションダンスで紅白の舞台を盛り上げてくれることだろう。

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なにわ男子

紹介楽曲:初心LOVE

2018年に関西ジャニーズJr.のグループとして活動をスタート。2021年11月に「初心LOVE」でCDデビューを果たした。この曲は、CD売り上げが70.6万枚。Tik Tokでもダンスが流行をし、ファン層を広げていった。キラキラとした王道ジャニーズと関西ジャニーズがもつコミカルさの両方を併せ持ち、一人一人の個性もこの1年でどんどん人気を増やしていった。今年リリースした「The Answer 」はクールでかっこいいダンスナンバーで、「初心LOVE」とのギャップで新たな魅力を見せつけてくれた。フレッシュで勢いのある彼らが紅白の舞台を華やかに盛り上げてくれるだろう。

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Vaundy

紹介楽曲:CHAINSAW BLOOD 

2019年に「東京フラッシュ」で配信デビュー。作詞、作曲、アレンジだけでなく、デザインや映像もディレクションまでセルフプロデュースするマルチアーティスト。近年は菅田将暉やAdoなどの楽曲提供やプロデュースも行っている。メディア露出は多くないものの現在までに7曲がストリーミング1億再生を突破している。リリースペースも多く、今年だけでシングルのカップリング含めて10曲のリリースと楽曲提供を3曲とほぼ毎月のようにリリースをしている。ジャンルレスな音楽でありながら、Vaundyということがしっかり伝わる個性が楽曲に反映されており独自の音楽ジャンルを作り出している。代表曲の多い彼がどの曲を紅白の舞台で披露するかが注目だ。

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BE:FIRST

紹介楽曲:Bye-Good-Bye

SKY-HI主催のオーディション『THE FIRST』から生まれた7人組。2021年11月に『Gifted.』でCDデビュー。今年は、「Bye-Good-Bye」がストリーミング累計1億再生を突破しており、着実に人気と共に実績を作ってきた。彼らの楽曲は、K-POPでもなく、J-POPでもないBE:FIRSTだからこその音楽が音楽好きからの注目度も高く、デビュー曲「Gifted.」ではこれまでのデビュー曲のキャッチーなイメージの前提を塗り替えて独自の世界を作り出した。また、Twitterの楽曲に関する投稿を集計する米ビルボードの“Hot Trending Songs”でも世界1位を取得しておりファンダムの強さも間違いない。1年の締めくくりとなる紅白。今年とさよならをして、紅白の舞台が新たな1年のスタートラインとなり来年も飛躍していくだろう。

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以上が今年の初出場する10組です。

 

また、今年は再出場も多くいる。

紅組は久しぶりのテレビ歌唱となる篠原涼子、今年35周年を迎えた工藤静香、紅組初出場となるSEKAI NO OWARIなど。

白組は、25周年を迎えたKinKi Kids、今年もヒット曲を多く生み出した令和を代表するロックバンドOfficial髭男dismとKing Gnu。朝ドラの主題歌でダンスだけでなく歌唱力をこれまで以上に評価された三浦大知など。

 

全体的に今年のヒット曲が詰め込まれたと感じられた出場者たち。YOASOBIの出演がなかったことは意外だったが、今回の出場者には納得をしている。

 

また、例年特別枠をはじめ追加アーティストもいる。現在朝ドラの主題歌を担当するback numberや今年テレビ出演も多かった宇多田ヒカル、今年40周年を迎えた安全地帯などは特別枠や追加での出演も十分可能性はあるだろう。

 

紅白歌合戦まで1ヶ月半。今後の追加アーティストや曲の発表も注目をしていきたい。

 

読んでいただきありがとうございました。