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KinKi Kids『24451~君と僕の声~』【2022/07/17 京セラドーム】ライブレポート

【記事公開日:2022/07/18】

 

昨日は京セラドームで行われたKinKi Kids『24451~君と僕の声~』に行ってきました。

こちらのブログでは定期的にシングルやアルバムレビューを行っています。

今回は、ライブに行ってきたので楽曲を中心にライブレポートをしたいと思います。

 

これから東京公演に行く予定の方は、ネタバレになってしまいますのでご注意ください。

 

KinKi Kidsのライブは今回で3回目。久しぶりにライブにいくということもあり、どんな楽曲が歌われるのか楽しみでした。

よりライブを楽しむため、事前にアルバムをすべて聞いた上で参加しました。

 

京セラドームの会場に入り初めてわかる席。今回は、アリーナ席。着席観覧ということもありアリーナの真ん中でみるステージはモニターや演出などもしっかりと楽しむことができる。

 

2人のメンバーカラーで彩られたステージから期待を膨らませる。ライブスタートまではこれまでのシングル曲が会場内で流れ25年の歴史を感じさせる。

 

開演スタートと共にステージのモニターには最新曲から過去に振り返るようにPV映像が流れる。デビュー曲から始まるのではと予想をしながら見ているとステージ全体にこれまでの衣装と共に二人が登場する。

 

 

1.FRIENDS

2人が登場して始まったのはこの曲。『A album』に収録され、二人が主演をしたドラマ『若葉のころ』の主題歌。CDデビュー前の楽曲でこのライブはスタートする。CDデビュー前の下積み時代からKinKi Kidsは始まっているということを示してくれたスタートでもあった。時代を感じさせるサウンドと25年以上の歴史を歩んできた二人の歌声が会場に響き渡る。

 

 

2.Kissからはじまるミステリー

15分近くのゆるく楽しいトークを挟み、作詞松本隆 、作曲山下達郎の楽曲達によるメドレーが始まる。剛主演の『金田一少年の事件簿 第2シーズン』の主題歌だったこの曲。イントロのインパクトとベースラインのカッコよさが際立つサウンド。生バンドだからこそ原曲以上にサウンドの良さを感じられる。

 

 

3.硝子の少年

デビュー曲でこの25年間歌い続けた楽曲。楽曲制作をした山下達郎は40歳を超えても歌い続けることができる楽曲だと当時いっていた。そんな彼の言葉が脳内で蘇る。25年たった今、歌謡曲要素の強いマイナー調のメロディが二人の色気のある歌声と合わさり最高のものに仕上がっている。デビューから25年。年々この曲が熟成されていることがライブから伝わってくるのだ。

 

 

4.ジェットコースター・ロマンス

メドレーの最後を締めくくるのはこの曲。笛の音がなり、夏の爽やかな風が吹いているかのように曲がスタートする。松本隆山下達郎のタッグの曲が3曲続いて聞いてみると改めて分かるすごさ。この二人の楽曲がここまで成立するのは彼らの歌声があったからこそ。松本隆山下達郎KinKi Kids、この組み合わせがあったからこそ彼らの歴史は始まった。

 

 

5.Midnight Rain

7月27日リリース「Amazing Love」のカップリング。作詞作曲を竹内まりやが務めた楽曲。今回初めて聞いたが竹内まりやの世界観をしっかり感じられる楽曲。「Amazing Love」とは対照的で渋さもどこか感じられるラブバラードだった。詳しい楽曲紹介はシングルリリース後にレビュー記事をだします。

 

 

6.たよりにしてまっせ

笠置シヅ子のカバー。デビュー前にライブの定番だった楽曲。ダンスを覚えているかわからないと言いながら曲が始まる。そんなトークがあったからこそうろ覚えながら頑張る彼らの姿はおもしろさとカッコよさが感じられた。生演奏でこの曲を聞くと堂本剛のソロプロジェクトENDRECHERIの世界観もどこか感じられるサウンドだった。

 

 

7.ボクの背中には羽がある

作詞松本隆 、作曲織田哲郎。歌謡曲のイメージが当時強かった彼らにとってターニングポイントにもなった楽曲。民族楽器が入り、これまでのグループのイメージを変えて楽曲としての幅を広げてくれた。何度となく聞いてきた楽曲だが改めてライブで聞くと素晴らしい楽曲だと再認識させてくれる。

 

 

8.薄荷キャンディー

こちらも松本隆作詞楽曲。前日は【白い歯舌見せて】とはどういう状況なのかという話もあり寝ながら考えていたという剛がMCで話す。口を大きく開けて笑っている顔ということに結論になる。そんなイメージができた状態で二人は感情をいれて歌い上げる。二人のハーモニーが聞いていて気持ちがいい。

 

 

9.薔薇と太陽

剛がギターを持ち、光一がダンスをする。二人のこれまでのソロ活動を生かしたこの楽曲は、今回のライブでも披露される。炎がステージを盛り上げ会場全体のボルテージがより上がっていく。直前まで楽屋のようなゆるいトークをしていた二人とは思えない程ギャップのあるかっこいいステージを見せてくれる。

 

 

10.全部だきしめて

吉田拓郎からの楽曲提供。二人がギターを弾きながら歌い上げる。間奏のエレキギターはかっこよく曲を盛り上げる。バンドメンバーと演奏をしている二人の姿で一体感のあるステージ演奏が会場を盛り上げる。この曲と二人で作った楽曲を3曲、合わせて4曲歌うという言葉と共に期待値が膨らんでくる。

 

 

11.好きになってくる愛してく

初めて二人で作った楽曲。制作には吉田拓郎もかかわっている。この2曲が続けて歌われることから吉田拓郎への感謝と『LOVE LOVE あいしてる』の思い出が自然と伝わってくる。

 

 

12.恋涙

個人的にも大好きな楽曲だからこそイントロが流れた瞬間思わず声が出そうになる。剛の歌いだしから光一につながっていく歌声。『A album』とシングル楽曲で構成されたセットリストだったからこそ、数少ないアルバム曲にもなる。リリース時からファン人気も高い楽曲だが、「銀色暗号」と競合をして最近セットリストに入れらていなかったというエピソードも印象に残る。その話を聞くと今回本当に聞けて良かった。

 

 

13.愛のかたまり

2人で作った楽曲の最後となるのはカラオケでも多くの人に歌われている名曲。今でこそ後輩たちに歌い継がれる名曲となっているが作った当時はそんなことは思っていなかったと語る。彼らの制作当時の曲の気持ちや努力が今、ジャニーズ全体に受け継がれてきたのだろう。この曲はこれからもジャニーズを代表する楽曲として歌い継がれるだろう。

 

 

14.このまま手をつないで

松本隆作詞の楽曲。ずっとコンサートの最後に歌われた楽曲。だからこそ、コンサートの終わりを感じられた方も多かったのではないだろうか。二人はゴンドラに乗りお客さんの近くで歌い上げる。みんなで歌っていた楽曲だったがコロナの為今回は歌えないので手拍子が会場を包む。光一は手拍子に驚いていたが、歌えないからこそ自然とでてきたファンの温かさがこの手拍子だったのだろう。

 

 

15.Anniversary

引き続きゴンドラに乗りながら歌い上げたのはこの曲。記念日といえばという言葉と共に会場はこの曲への期待が感じられる。二人のきれいな歌声がピアノの音色とともに会場を包み込む。ハモリ、歌声、表情の一つ一つから温かさとこれからも二人でやっていこうという気持ちも伝わってきた。

 

 

16.Amazing Love

今月リリースの新曲。山下達郎からの提供曲だ。事前に観客に配られていたサイリウム。人によって色が違うからこそ会場全体が虹のように光を放ち、25周年を一緒に祝う。明るく、山下達郎ならではのサウンドで曲のすばらしさを感じられる。デビュー25周年の今回のライブからこれからの活動への虹がかかり今回のライブは終わりを迎えた。

 

 

普段のコンサートと比べると曲は少なかったが、トークのボリュームもあり2時間45分という時間を一瞬に感じられるくらい楽しいライブだった。

 

 

セットリストを改めてみてみると、松本隆山下達郎織田哲郎吉田拓郎という彼らの楽曲を彩ってきた偉大なるアーティストたちの曲が中心となっていた。

 

もちろん彼らの楽曲には他にも多くのアーティストがかかわっている。ただこの4人はKinKi Kidsの25周年にとってなくてはならないアーティストだ。

 

下積み時代の楽曲、デビュー曲、ターニングポイント、二人で制作した楽曲など1曲1曲が彼らの歴史を語るには外せない。デビュー前から応援をしていた人からライブを今回初めて行った人まで広く楽しめて彼らの25周年を一緒に祝うことができるセットリストだ。

 

そして、最後に歌われた「Amazing Love」を聞いて、これからの活動への期待をより上げてくれる。YouTubeチャンネルがデビュー日よりスタートすることも発表されたが、これからKinKi Kidsの音楽を改めて多くの人に聞いてもらえる機会が増えるだろう。

 

ジャニーズで音楽活動をしているグループの中では最年長となった彼ら。近い世代のグループは活動休止や解散が続いてきた。KinKi Kidsは大丈夫と思いながらもどこか不安があったが、そんな不安をはねのけてくれる最高のライブだった。

 

これからもこのブログではアルバム紹介やシングルの紹介をしていきます。少しでも多くの人に彼らの楽曲の魅力が伝わる場所になればうれしいです。

 

読んでくれてありがとうございました。

 

 

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