ただの音楽ファンが見る音楽業界

楽器経験もない音楽ファンが毎週200曲以上の新曲から好きだったものを紹介。音楽業界についてやおすすめのアーティストも定期的に書いてます。

KinKi Kids シングル「高純度romance」全曲レビュー

【記事公開日:2022/03/19】

 

今週リリースされたKinKi Kids 44枚目のシングル「高純度romance」

デビュー25周年を迎えた2022年の第1弾シングル。

 

このブログでは、様々なジャニーズグループを紹介しています。

 

デビューしているグループはほとんど聞くのですが、その中でも学生時代から好きなグループの1組がKinKi Kids。家族も好きな関係でライブも行ったことがあります。

 

そんな大好きなKinKi Kidsの最新曲。

今回は、初回盤A/初回盤B/通常版のすべての楽曲を紹介します。

 

 

 

高純度romance

「硝子の少年」「ジェットコースター・ロマンス」「薄荷キャンディー」などの多くの名曲を手掛けた松本隆が作詞を担当。作曲は、「Harmony of December」「変わったかたちの石」を手掛けたマシコタツロウが担当。25周年を祝うかのようにこれまで多くの楽曲を手掛けた2人がタッグを組む。そこにキリンジの楽曲をはじめ多くの楽曲を手掛ける冨田ラボこと、冨田恵一が編曲を手掛けるという豪華な制作人。

やさしくきれいな音色から始まるイントロ。メロディ全体から漂うキンキらしさ。PVを見た時はラブソングと思っていた。フルで聞いてみると、2番の以降の歌詞からはKinKi Kidsの2人のことを歌っているように思える。

心地のいいメロデイの中でサックスやトランペットをはじめとする金管楽器が曲を鮮やかさと懐かしさを漂わせる。そんなメロディに合わさる二人の素晴らしいハーモニー。25周年第1弾としてふさわしい楽曲だ。

 

 

手をつなぐのは久しぶりだね

通常盤のみ収録。作詞を「to Heart」などを手掛ける久保田洋司が担当している。

リズミカルに始まるイントロ。サビに向かうにつれてより明るく曲が盛り上がっていく。2番のサビでは、「こんな輝く時を受け取っただろう」の剛の伸びのある歌声がある中で歌う光一の「ぎゅっと強く握り返すより 今日は」の部分は普段より高音で歌われる。この2人の重ね方はキンキじゃないとできない。そこからのCメロ。剛の「ねぇ」の甘い一言で曲をより好きになる。手をつなぐというかわいく、やさしさのある歌詞の世界観が二人の歌声でより鮮明に表現される。

 

 

My only one

作詞は、ジャニーズWESTのアルバム紹介で何度も紹介をしたKomei Kobayashi。キンキの楽曲では「L album」が初めての提供。「Stand By Me」「Candle Night」などにかかわっている方だ。

ピアノの音色がメインで静かに始まり、コーラスなどが入りサビに向かって音数が増えていく。こういうサウンドは、二人との相性の良さを再認識させてくれる。コロナ渦で明日どうなっていくかわからない不安の多い時代。そんな今の時代に寄り添ってくれる楽曲となっている。

 

 

Precious Memories

初回盤Aのみ収録。シンガーソングライターの堂島 孝平からの楽曲提供。ツアーのサポートにも参加し、これまで「カナシミ ブルー」「アン/ペア」をはじめとする数多くの楽曲を手掛けている。

ピアノの音色から始まるイントロ。「Precious Memories」と始まるサビの歌いだしからは、数多くの楽曲を手掛ける堂島 孝平が二人との思い出と共に25周年を祝う気持ちが伝わってくる。この曲に乗せてライブで過去の映像が流れると自然と涙がこぼれてしまうだろう。

 

 

切ないね

初回盤Bのみ収録。作詞作曲は、KinKi Kidsの楽曲を初めて提供する二組。作詞、西野蒟蒻。作曲はフレンズ(バンド)の元メンバーひろせひろせ、ことYCMと大石捷人の共作。

そこに「恋涙」「真冬のパンセ」など多くの楽曲にかかわった石塚知生が編曲を担当。

他の楽曲は、KinKi Kidsに数多くの楽曲を提供した方々が並んでいる。そんな中初めての楽曲提供の2組をいれて今後の可能性も見せてくれるから面白い。そこに編曲者で石塚さんが入ることでキンキらしさがあるサウンドが出来上がる。

サビの二人の掛け合いは、曲をより良いものにしてくれる。切なさを感じさせる哀愁のあるサウンド。そこにはキンキらしさともいえる歌謡曲っぽさもある。歌唱力のある二人じゃないと歌えない楽曲だ。

 

 

以上の5曲です。

 

25周年という記念すべきアニバーサリーイヤーの第1弾シングル。

全体的に過去多くの楽曲を提供してきた制作人からの祝福ともとれる楽曲達が並んでいた。

 

KinKi Kidsには、シングル楽曲はもちろん、アルバムやカップリングにも多くの名曲がある。どの曲もKinKi Kidsの二人の歌声や表現力と共に楽曲提供者の二人に歌ってほしいという思いがのせられている。

 

今回のシングルは、これまでの歴史と感謝を感じられる1枚だった。

そして、比較的バラードやゆっくりした曲達が多かった。もしかしたら第2弾シングルは、アップテンポの楽曲や二人で作った楽曲になるのかもしれない。

 

そんな期待をしながら25周年の今後の活動を楽しみに待ちたいと思います。

 

今後もよろしくお願いします。

 

 

【関連記事】

akiryo.hatenablog.com

akiryo.hatenablog.com

akiryo.hatenablog.com