2022年下半期ベストソング16
【記事公開日:2022/12/09】
2022年も今月で終わりです。今月は定期的に年間もしくは下半期のベストソング記事を公開しています。
今回は、2022年下半期ベストソングです。2022年6月~11月で新曲ブログで紹介をしたメジャーレーベル所属のアーティストの楽曲から特に好きだった16曲を紹介します。
インディーズ所属のアーティストに関しては、2022年下半期インディーズベストソングという記事で別途厳選します。
紹介順はリリース順のためランキングではありません。
それでは、よろしくお願いします。
LOVE VS. LOVE/ENDRECHERI
今年3枚のデジタルシングルをリリースしたENDRECHERI。この曲は、1st Digital Single。このブログでは6月のベストソング1位に選出した。繊細な歌いだしから始まり、スタートの数秒で曲の世界観に入り込ませてくれる。音数が少ないスタートから途中からENDRECHERI特有のファンクサウンドが存在感を出しはじめる。徐々に変化していくサウンドが中毒性があり癖になってくる。初めて聞いた瞬間から圧倒されたこの曲。リリースから半年たっても聞きたくなるようなかっこよさと美しさを持っている。ジャニーズベストソングも別途記事に書いたがこの曲はアイドル活動とは別の顔としてこちらで紹介をしたかった。
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青藍遊泳/にしな
2022年ブレイクアーティストとしても紹介をしたにしな。今年は、THE FIRST TAKEやミュージックステーションに出演をしてブレイクを果たした。この曲は、THE FIRST TAKEでも披露された楽曲。繊細なピアノの音色から始まり、にしなの切ない歌声が心にスーッと入っていく。ストリングスも入り徐々に壮大になっていくサウンド。そんなサウンドと共に彼女が感情をより込めて歌っている様子が歌声から伝わってくる。小説を読んでいるかのような歌詞が心にしみる。
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新時代/Ado
今年大ヒットした映画『ONE PIECE FILM RED』の主題歌。この曲以外の楽曲たちもチャートで存在感を放っていた。この曲は本日発表されたBillboard JAPAN HOT 100で7位を記録している。映画のキャラクター、ウタのイメージを具現化したかのような楽曲となっており、歌唱を担当したAdoとしても新境地ともうけとれるキャッチーでポップなサウンド。キャッチーというだけでなく、デジタル的なサウンドは中野ヤスタカの真骨頂ともいえるだろう。今年何度聞いたかわらないが中毒性のある1曲で映画と共に何度も聞きたくなる。
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しわくちゃな雲を抱いて/DISH//
ドラマ『ユニコーンに乗って』主題歌。7月の月間ベストソングでは10位に選出をしたがその後も定期的に聞きたくなり、気づけばリリース時より好きな曲になっていた。北村匠海が作詞、泉大智が作曲をしておりメンバーが制作をした楽曲だ。北村匠海の力強くかっこいい歌声と疾走感のあるバンドサウンドがあわさり、自然と心は明るくなっていく。間奏のギターソロはかっこよくラスサビをより盛り上げてくれる。どこか2000年代のJ-POPを聞いているような懐かしさと安心感も感じられた。
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空蝉/Omoinotake
「EVERBLUE」でメジャーデビューを果たしたギターレスバンド3ピースバンド。ラテン調のリズムに切なさ漂わせる歌声がのせられていく。聞き心地のいいリズミカルなサウンド。サビのハイトーンの歌声は何度聞いても気持ちがいい。間奏のサックスがより曲全体をシックに彩ってくれる。Omoinotakeは間違いなくもっとブレイクするべきバンドだと思っている。この曲は7月のベストソング1位に選出をした。
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暁/ポルノグラフィティ
12thアルバム「暁」のリード曲。8月のベストソング1位に選出をした楽曲。ストリングスとバンドサウンドに疾走感があり、歌いだしからかっこいい。初めてこの曲を聞いた時にこういう楽曲を待っていたと喜んだ。サビの昭仁さんのファルセットが素晴らしく、年々歌唱力を上げているが最大限の力をこの曲で出したと感じられた。間奏の晴一さんのギターソロは曲をより盛り上げてくれる。アルバムも最高の作品なのでぜひ、聞いてほしい。
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チノカテ/ヨルシカ
ドラマ『魔法のリノベ』主題歌 。8月のベストソング2位に選出をした楽曲。ドラマを見ていたこともあり、ドラマのエンディングは歌詞を再現しており、ドラマと楽曲のリンクがすばらしいものとなっていた。この曲のモチーフになった文学作品は、アンドレ・ジッドの『地の糧』。穏やかでやさしいサウンドと歌声でリラックスできる。歌詞の世界観をサウンドでも表現していることが伝わる。この曲が収録されるアルバムがどんな作品になるのか楽しみだ。
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ベルベットの詩/back number
映画「アキラとあきら」主題歌。8月のベストソングで3位に選出をした楽曲。YouTubeの概要欄には『僕自身が今生きる為に必要な言葉を、大きな声で歌いました。いつか一緒に歌いたいです。』に清水依与吏のコメントが書かれている。生きていく中で理不尽を受けたりつらい気持ちになることもある。そんなときに自分自身がありのままで生きていくことが大事ということを教えてくれるメッセージソングとなっている。つらい時に勇気をもらえる1曲に仕上がっている。
消えてしまいそうです/ずっと真夜中でいいのに。
映画『雨を告げる漂流団地』主題歌。9月のベストソングで1位に選出をした楽曲。新曲をリリースするたびに新たな一面をみせてくれる、ずっと真夜中でいいのに。この楽曲は80年代のシティポップを彷彿させるようなサウンド。懐かしさや夏の田舎のイメージをイメージさせるようなイントロ。徐々に変化していき、シティポップの雰囲気はなくなっていき、ずとまよらしいサウンド展開になっていく。シティポップとずとまよサウンドのミックスがたまらない1曲だ。
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本日の正体/NEE
今年のブレイクアーティストに選出をしたバンドNEE。この曲は、9月のベストソング7位に選出をした楽曲。ボカロ曲のような中毒性の強いサウンドの楽曲を多くリリースする彼ら。この曲は、そんなNEEならではの中毒性を残しながらもバンドサウンドが強く感じられる1曲となっている。ロックサウンドの強さがNEEのこれまでの楽曲と比べると新しさを感じられた。どれだけこのバンドは振れ幅をひろげていくのだろうと楽しみになった曲でもある。
CHAINSAW BLOOD/Vaundy
TVアニメ「チェンソーマン」第1話 エンディングテーマ。10月のベストソングの2位に選出をした楽曲。チェンソーが動き出したサウンドからはじまるイントロ。80年代の洋楽を聞いているような雰囲気を醸し出す世界観。そんな世界観でありながら個性を打ち出しておりVaundyの楽曲ということがしっかり伝わってくるからすごい。「チェンソーマン」もどんどん話が進んでいき主題歌の豪華さに毎回驚かされるが、個人的にこの曲が今時点「チェンソーマン」のアニメ主題歌で1位だ。
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Subtitle/Official髭男dism
ドラマ『silent』主題歌。ドラマも毎週見ており、毎回号泣をしながら見ているが、そんな作品の魅力をより一層際立てているのがこの曲。作品のいい場面に必ずながれドラマの世界観により一層引き込まれていく。ドラマの登場人物である想の目線で描かれたこの曲の制作は、ドラマの為にヒゲダンのメンバーが北海道で合宿をして冬のイメージをつけながら作られている。繊細なメロディでありながら徐々に盛り上がってくる。気づけば1日何回この曲を聴いているかわからない。2023年年間チャートでは1位になる可能性が高い楽曲だろう。
New Age Blues/SIX LOUNGE
10月のベストソング6位に選出をした楽曲。大分発のロックンロールバンド。ソニーミュージックレーベルズ移籍第1弾となるEP「ジュネス」の収録曲。バンドとして初の4つ打ちサウンドの楽曲ということもありバンドとしての新境地を感じられた1曲となっている。ヴォーカルの甘く妖艶な色気のある歌声が合わさりバンドとしての個性をしっかりと打ち出している。中毒性のある楽曲で気づけば何度も繰り返して聞いていた1曲だ。
Answers/Da-iCE
水ドラ25『キス×kiss×キス~メルティングナイト~』のエンディング。今年のDa-iCEの代表曲といえば「スターマイン」だろう。もちろん、大好きな楽曲だ。ただ、個人的にはこの曲をもっと多くの人に聞いてほしい。アップテンポの「スターマイン」と対照的なラブバラード。ヴォーカルの大野雄大と花村想太が作り出した歌詞とあたたかさのあるメロディがあわさる。『誰もが求め続ける愛の理りを、数理に喩え綴った珠玉のラブソング』と紹介されているこの曲は、答えを求めるほどに見失う恋愛の理りを円周率に例えている。そんな歌詞が素晴らしい上にバラードだからこそ際立つ二人の歌声。ぜひ聞いてほしい1曲。
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いつしか/三浦大知
劇場アニメ『ぼくらのよあけ』の主題歌。アルバム「球体」をともに作り上げたNao’ymが作詞作曲を務めている楽曲。昨日、MVが公開された。原曲で感じられた繊細な歌声と徐々に盛り上がっていくサウンドに大人数で作られる圧巻のパフォーマンスが加えられて最高の作品になっている。MVを見たとき、パフォーマンスとMVの世界観から美しいという言葉が脳内で浮かんだ。今年は例年以上にいろんなジャンルの楽曲をリリースした三浦大知だが、この楽曲こそ彼の真骨頂だろう。
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紋白蝶 feat.石原慎也 (Saucy Dog) / 東京スカパラダイスオーケストラ
11月のベストソングで1位に選出をした楽曲。今年は、ALI、幾田りらと若い世代のアーティストとコラボをしたスカパラ。今年最後のコラボは石原慎也 (Saucy Dog) 。やさしくて甘い歌声で曲を彩るSaucy Dogの楽曲の歌声とはまた違い大人の色気を漂わせる歌声で普段とのギャップを見せつけてくれる。学生時代に演奏をしていたチューバで演奏にも参加をしており、新たな一面もみせてくれた。
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以上が2022年下半期ベストソングです。
さて、新曲ブログではインディーズアーティストの楽曲も多く紹介をしてきました。特に今年は4月よりラジオのパーソナリティもスタート。番組では毎週インディーズアーティストを1組紹介をしています。
そんな活動もあり、昨年以上にインディーズアーティストとの縁も増えました。その分新曲ブログでは今まで以上にインディーズアーティストの楽曲に注目をしてきました。この6~11月で紹介をしたインディーズアーティストの楽曲は約120曲。
そんな120曲の楽曲の中から厳選した16曲をラジオで初公開します。
NFRSラジオ「Radio Dream」毎週木曜22:30~。12月15日と22日の2週間で8曲ずつ紹介します。
ネットラジオのため下記リンクから全国どこからでも聞くことができます。
ぜひ、お楽しみに。
今週も聞いてくれてありがとうございました。
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