ただの音楽ファンが見る音楽業界

楽器経験もない音楽ファンが毎週200曲以上の新曲から好きだったものを紹介。音楽業界についてやおすすめのアーティストも定期的に書いてます。

「小川健介 2枚同時発売!  レコ発ワンマン 四季盤 秋冬編 -サーガ- 」ライブレポート&楽曲レビュー

【記事公開日:2022/12/28】

 

2022年12月1日 (木)に心斎橋FootRock&BEERSで開催された「小川健介 2枚同時発売!
 レコ発ワンマン 四季盤 秋冬編 -サーガ- 」

シンガーソングライターとして活動をする小川健介が3rdシングル「瞳の中で」、4thシングル「boys, be right」の同時発売を記念したレコ発ワンマンを開催した。四季をテーマにしたシングルをリリースしており、今回の同時リリースされた2枚は秋と冬をテーマにした作品となっている。彼自身、今回が初めてのワンマンライブ。会場には彼の記念するワンマンライブを見に来たお客さんで溢れていた。


緊張感と期待した気持ちが漂う会場の空気感。そんな空気の中、芝生ステージに小川健介が登場をした。

今回のライブは、二部編成となっており、第一部は、アコースティック編成。声にならないよとスクう空氣で活動をしてるHiRoがキーボード。ハレガサとスクう空氣として活動をしているとらがカホンを務めサポートとして参加をする。ライブのスタートは「追憶の街」。あたたかみのあるギターときれいな鍵盤の音色、リズムよくカホンが心地よく彩る。そんな穏やかな気持ちになれるようなサウンドと共に彼の甘くかっこいい歌声が会場の空気を作り上げる。MCでは、今日ライブに来てくれた方への感謝を伝え、2nd Single「キミノレンジャー」に収録されている「Holiday」を歌い上げる。疾走感のあるアコースティックギターの音色からさわやかな風が吹いてくるかのように。

サポートメンバーとして参加をしてくれた二人への感謝を伝えこの1年間での出会いを振り返る。盟友でもありライバルでもある、スクう空氣のヴォーカル一山楓が主催する逆転カンサイFES.。そのイベントの出演も果たした今年。自身にとっても特別な思いのあるこのイベントの思いを語り、本日リリースされたシングル表題曲「瞳の中で」を歌い上げ、第一部は幕を閉じた。

 

【第一部セットリスト】
1.追憶の街 
2.Only lonely life
3.Holiday 
4.ムーン 
5.君へ 
6.瞳の中で 

 

アコースティックバンドセット

Key:HiRo-声にならないよ- (@HiRo_koenara) / Twitter

cajōn:とら ハレガサ スクう空氣 (@tora_haregasa) / Twitter

Photographer:VERYTOOL_PHOTO@Masaya Suzuki (@verytoolphoto) / Twitter

 

 

第二部は、バンド編成。メインステージに演奏場所を移してライブはスタート。バンド編成のライブの1曲目を飾ったのは、「季節はずれのこの雨が」。やさしくあたたかみのあるアコースティック編成とは違い、力強い歌声とロックサウンドの強いサウンドで第一部とのギャップを見せつけてくれる。「未完成ユートピア」では彼のルーツの一つでもあるFIELD OF VIEWを彷彿させるような、どこか懐かしさがありながらさわやかさを感じられる世界観で観客を魅了する。改めてワンマンへの思いや今回ライブに来てくれた人への感謝。そして今回のライブをサポートしてくれたメンバーに対しての感謝を語る。昔から歌ってきた思い出の楽曲「セカンド クライ」が始まる。彼の力強く心のこもった歌声が心の中にスーッと入っていく。続いて、四季盤シングルの第一弾「華」を続けて歌い上げる。1曲1曲から彼のシンガーソングライターとしての歴史やこのワンマンへの熱量が感じられてくる。メインステージを締めくくるのは、「キミノレンジャー」。かっこいいバンドサウンドは、思わず拳を上げたくなる。感情がこめられた歌声と疾走感のあるバンドサウンドで会場を一つにしてステージを後にした。

会場からは、彼の活動に賞賛を与えるかのように自然とアンコールの手拍子が響き渡る。ギターを持って1人でステージに戻ってくると弾き語りで「わたしのきおく」を歌い始める。弾き語りで見せる歌声は先ほどまでの熱量のあるステージと違いやさしく温かみのある歌声だった。サポートメンバーを1人1人紹介しながらステージに迎え入れる。彼の独特なサポートメンバーの紹介が会場に笑いを誘う。そんな彼の紹介をやさしさを感じられながらも愛のある返しでサポートメンバーかツッコミを入れていく。全員がそろったところで本日リリースされた新曲「boys, be right」を歌い上げて、今回のワンマンライブを見事に締めくくってくれた。


【第二部セットリスト】
1.季節はずれのこの雨が 
2.未完成ユートピア 
3.Just..a lip 
4.セカンド クライ 
5.華 
6.果てしなきこの世界 
7.やさしいひと。
8.キミノレンジャー 
9.わたしのきおく
10.boys, be right 

 

バンドセット

Gt:ichiro@iSON!C (@xxichixxx) / Twitter

Gt:おーしゃん (@llllOceanlllll) / Twitter

Ba:洋樹 (@hi_bass_ist) / Twitter

Dr:かず@iSON!C (@akaba_kazuhiro) / Twitter

Photographer:VERYTOOL_PHOTO@Masaya Suzuki (@verytoolphoto) / Twitter

 

そんな素晴らしいワンマン当日にリリースされた楽曲達を紹介します。

 

 

瞳の中で

3rdシングルの表題曲。エモーショナルなギターのサウンドから始まるイントロ。切なさを感じさせる歌詞を彼の感情のこもった歌声で表現されていく。間奏では雨が降り注ぐようなギターソロで情景が浮かんび、どこか懐かしさを感じられるアウトロのギターのソロからは哀愁が漂ってくる。

 

 

やさしいひと

3rdシングルのカップリング曲。鍵盤やギターの音色で彩られ、明るくポップなサウンド。打ちひしがれる時やしんどい時もあるけどまた頑張っていこうという気持ちを歌った応援歌となっている。聞き心地のいいサウンドで聞いていると元気をもらえる1曲だ。

 

 

boys, be right 

4thシングルの表題曲。華やかなバンドサウンドから始まる。歌いだしと共にアコースティックギターの音色が中心となり歌声が心にスーと入っていく。【心が強くなっていく生き物だと】という歌詞と共にバンドサウンドは大きくなっていき、歌詞の中の心情の変化を表したサウンドで歌詞の表現が鮮明にイメージできるものとなっている。

 

 

Unisense

4thシングルのカップリング。歌いだしから始まり、他の楽曲と比べて軽快なスタート。全体から90年代の楽曲のようなどこか懐かしい雰囲気を感じることができる。あたたかく、前向きな歌詞が楽しい気持ちにさせてくれる。

 

以上の4曲が今回リリースされた楽曲です。

 

ワンマンを乗り越え、今後に向けて走り出した小川健介。今回のライブレポートや楽曲紹介で興味を持ってくれた方がいたら、ぜひライブに遊びに行ってほしい。

 

ライブ情報などはこちらのTwitterから

twitter.com

 

読んでいただきありがとうございました。

 

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今週の新曲オススメの16曲【2022/12/28】

【記事公開日:2022/12/28】

 

今年最後の新曲ブログです。

先週は予定が立て込んでいたこともあり、新曲ブログの投稿をお休みさせていただきました。SpotifyAWAにてプレイリストは公開していますので、気になる方はぜひお聞きください。

 

今週は、243曲を聞いた中からオススメの16曲を紹介します。

 

よろしくお願いします。

 

Bang! Bang! feat. CrazyBoy/w-inds.

3月14日に15thアルバム「Beyond」をリリースすることを発表したw-inds.。今回はアルバムからの先行配信。三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEパフォーマーとしても活動をするELLYのラッパー名義であるCrazyBoyがゲスト参加をしている。今回もメンバーの橘慶太がトラックプロデュースを行っている。スリリングでかっこいいサウンドはまさにw-inds.ならではの世界観。CrazyBoyのラップが合わさることでより曲に厚みを感じることができる。常に最先端を走り続ける彼らが作り出す最新曲からは、アルバムの期待値を引き上げてくれる。

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メリーゴーランド/優里

劇場アニメ「かがみの孤城」主題歌。今回、映画の為に書き下ろした楽曲となっている。エモーショナルなサウンドと優里の切なくもあり、力強く思いの詰まった歌声が合わさり楽曲の世界観に入り込んでいく。どんなに追いかけても追いつけない気持ちをメリーゴーランドに例えた歌詞はすばらしく、優里ならではの表現となっている。また、新たな代表曲になっていくことだろう。

関連記事:優里 1stアルバム『壱』全曲レビュー - ただの音楽ファンが見る音楽業界

 

 

サンサーラ/suis fromヨルシカ

人気ドキュメンタリー番組「ザ・ノンフィクション」のテーマ曲。この曲は、 FODにて配信がスタートした「ザ・ノンフィクション」初の傑作選となる「ザ・ノンフィクション MASTERPIECE」として使われる。これまで、中孝介や竹原ピストルといった様々なアーティストがこの番組の為にカバーをしてきた。どのカバーも一人一人の味がでており、違った良さがある。今回のカバーはsuisさんのきれいでやさしい歌声により、明るい気持ちやリラックスできるようなものとなっている。

 

 

Farewell/Superfly 

映画『イチケイのカラス』の主題歌。ピアノのきれいな音色のイントロ。彼女の力強い歌声と共にサウンドは壮大になっていく。彼女の素晴らしい歌声をいかしたラブバラード。アップテンポの楽曲もかっこいいが、バラードは心にしみわたるようでまた違った良さを感じることができる。

 

 

ファイトソング/Eve

アニメ『チェンソーマン』第12話エンディングテーマ。これまで多くの『チェンソーマン』の楽曲を紹介してきた。この曲が今シーズン最後の楽曲。戦いを盛り上げるかのようなアップテンポで感情が高まるようなサウンドでスタートする。2番ではベースラインも際立ち、チェンソーマンのイメージを彷彿させる。今回多くのアーティストが参加し盛り上がったアニメ化。次回のクールではどんな音楽たちとアニメを盛り上げるのか今から楽しみだ。

 

 

生活/羊文学

インディーズ時代からライブのみで披露をされていた楽曲をサプライズリリース。この曲は、ボーカルの塩塚モエカが20歳頃に制作したもの。バンドの個性でもあるノスタルジックなサウンドは心地よい。心にスーと入ってくる歌声が曲を彩ってくれる。ファン待望の音源リリースとなった曲だろう。

 

 

TOKYO 君が everything feat. キタニタツヤ & クボタカイ/KERENMI

蔦谷好位置の変名プロジェクトKERENMI。今回は、今注目のアーティストであるキタニタツヤとクボタカイをゲストに迎えている。おしゃれでどこか懐かしさのあるサウンドに二人の歌声が合わさる。歌いだしから始まり、ピアノの軽快な音色で自然と体は踊りだす。キタニタツヤの楽曲も様々紹介をしてきたが彼にとっても新境地と感じることができた1曲になっている。

 

 

Life Goes On/足立佳奈

4月からスタートした連続配信リリースの締めくくりとなる今回。これまでにリリースされた「Me」「WALK」に引き続きShin Sakiuraとタッグを組んだ楽曲となっている。リリース最後は、2023年に向けて聞く人にエールを与える応援歌。連続リリースを乗り越えた彼女自身の今後の活動に向けての思いを受け取れる1曲となっている。

関連記事:デビュー4周年成長し続ける足立佳奈オンラインライブ「4EVER FRIENDS」 - ただの音楽ファンが見る音楽業界

 

 

MIND/TonyGumbo

以前に「境界」を紹介したことがあるニューシティポップバンドTonyGumbo。ジャジーでおしゃれな楽曲の印象があったが、今回は明るく疾走感を感じられる1曲。ヴォーカルの歌声は力強く元気をもらえる。ピアノのきれいな音色や間奏のかっこいいギターサウンド。一つ一つが際立ちながらバランスがとれておりポップな楽曲に仕上がっている。2023年注目のバンドだ。

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time/tiny yawn

今回初めて紹介をするバンドtiny yawn。2017年に活動開始。RO JACK for ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019入賞。JAPAN JAMへの出場など注目のバンド。時が動きだす様子を表すかのようなイントロ。ドラムのリズムと共に音数が増えていく。女性ヴォーカルの歌声は聞き心地がよく、歌詞の世界観に入っていく。今回初めて知ったバンドだが、他の楽曲も聞いてみたいと感じられた。今後もチェックしていきたい。

 

 

赤白色のおとぎ話/浮遊信号

あとり依和とesora umaによる、リアルとバーチャルを行き来する音楽ユニット。今回初めて紹介をするユニット。クリスマスを感じさせるベルの音。男女ツインボーカルで作られる楽曲の世界観。あたたかさと寂しさを感じることができる1曲となっている。

 

 

光彩/OLD BROWN OWL

都内を中心に活動中の2017年9月に結成されたOLD BROWN OWL。ギターの音色から始まるイントロから少しずつ音数は増えていく。それは、まるで光に照らされていくかのように。ヴォーカルの歌声は色気がありかっこよく今後も注目していきたい。

 

 

Torch/kao

今回初めて紹介をする東京を中心に活動中のバンドkao。ギターの音色から始まり疾走感のあるロックサウンドでスタートから心を奪う。ドラムのリズムと心地よいベースライン。ヴォーカルの歌声もかっこいい。今回は1st singleということもあり、サブスクでは現在3曲しか配信されていない。今後どんな楽曲を生み出すか楽しみだ。

 

 

ミュージック/結城アツシ

大阪を中心に活動をしている結城アツシが今回初音源をリリース。ギターの音色から始まり、徐々に光が差すかのように疾走感のあるメロディへ。弾き語りをライブで見ることはあったが、バンドアレンジすることでより華やかになっているように感じられる。彼の人間性を感じられる歌詞からは、今後の音楽活動への決意や思いを受け取ることができる。多くの人に聞いてほしい1曲です。

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Sunday…/白いギターの歌い人

宮崎県佐土原町出身のシンガーソングライター。夢である「歌で戦争を止める」ということをテーマに活動中。歌いだしから始まり、心地の良いアコースティックギターの音色と共に心にスーッと入っていく。今回初めて知ったが、歌声と落ち着く音色で聞きたいと思わせてくれた。

 

 

黎明のワルツ/大槻美奈

京都府出身のアーティスト。4thアルバム『LAND』の収録曲。ピアノの音色と共に語りが入る。リラックスできる聞き心地のいいサウンド。ワルツを踊っているかのような華やかなストリングスとピアノの音色で曲は彩られていく。他の収録曲も聞いてみようと思う。

 

以上の16曲です。

 

年内最後の新曲ブログ。今年も多くのアーティストや楽曲に出会うことができました。

 

いろんな縁ができ、様々な活動をすることになった2022年。そんな活動をできるようになった原点は毎週かかさず更新をしている新曲ブログがあったからだと思っています。

 

2023年は今以上に忙しくなるかもしれません。先週みたいにプレイリストのみ公開する日は増えるかもしれませんが、この2年半の期間、選曲をしなかった週はありません。どういう状況でも16曲の選曲や新曲ブログの公開は自分にとって大事な活動だと思っているので、今後も更新をしていきます。

 

2022年も残り数日。まだブログ投稿はしていきますが、新曲ブログは本日が最後です。今年1年ありがとうございました。来年も新曲ブログが多くの楽曲と出会う機会になってくれたらうれしいです。

 

これからもよろしくお願いします。

 

【年間まとめ記事】

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2022年ジャニーズカップリング・アルバム曲厳選16曲+α

【記事公開日:2022/12/25】

 

今年は、数多くのジャニーズグループのレビュー記事を書いてきました。シングル、アルバム両方の全曲レビューをしたグループもあります。例年以上にジャニーズの楽曲を深いところまで聞く1年でした。

 

昨年からYouTubeで公式MVを公開するグループが増えたことから【ファン以外にも聞いてほしい!2022年ジャニーズ厳選16曲】と題して、その年にリリースされた楽曲の中からファンの方以外にも聞いてほしい楽曲を紹介しています。

 

ただ、今年は紹介したい曲が多すぎるということでシングル表題曲とカップリング、アルバム曲の2つに分けて厳選記事を書くことにしました。

 

今回、対象となるのは、2021年12月~2022年11月にリリースされたジャニーズ所属アーティストのシングルのカップリングとアルバム曲を対象に個人的に特に好きだった16曲をレビューします。

ただ、それ以外にも紹介したかった曲もあるので16曲に選曲されなかったが、ぎりぎりまで迷った楽曲たちもタイトルのみ紹介をします。

 

また、初回盤のみに収録されている楽曲に関しては聞けていないものもありますのでご了承ください。

 

紹介はデビュー順です。よろしくお願いします。

 

 

切ないね/KinKi Kids 

44枚目シングル「高純度romance」の初回盤Bのみ収録されている楽曲。イントロのストリングスからまさにKinKi Kidsの楽曲と感じられるサウンド。サビでは、剛の伸びのあるハイトーンと光一の切なさを感じられる低音がすばらしく混ざり合う。もちろん、この曲だけではないが、KinKi Kidsの二人だからこそ歌い上げる楽曲ということが二人の歌声やパート分けから感じ取ることができる。

関連記事:KinKi Kids シングル「高純度romance」全曲レビュー - ただの音楽ファンが見る音楽業界

 

 

Midnight Rain/KinKi Kids 

45枚目シングル「Amazing Love」のカップリング。竹内まりやが作詞作曲を担当した楽曲。「Amazing Love」を山下達郎が作曲をしたこともあり夫婦で制作にかかわったシングルとなっている。雨が降り注ぐ音から始まるイントロ。昭和歌謡を感じられるようなどこか懐かしいサウンド。歌詞やレトロな雰囲気からデビュー曲「硝子の少年」の面影を感じられる。リリース前にライブでこの曲を聞き、シングル表題曲になってもおかしくない名曲と感じた。

関連記事:KinKi Kidsシングル「Amazing Love」全曲レビュー - ただの音楽ファンが見る音楽業界

 

 

走れメロスのように/NEWS

12枚目のアルバム『音楽』の収録曲。このアルバムは、先日2022年ベストアルバム厳選の10枚の中でも紹介をした。この曲は、『3年B組金八先生』で共演をしていた武田鉄矢が作詞をした楽曲。作曲は、NEWSの楽曲を数多く手掛けるヒロイズムが担当している。きれいなピアノの音色から始り、思いを込めて一人一人が歌い上げる。メッセージソングを歌うことも多い彼らが武田鉄矢が作った暖かい歌詞を歌うことで、より歌詞が心にスーっと入っていく。ピアノのみのところからストリングスも入り徐々に盛り上がるサウンドも歌詞の良さを引き出している。

関連記事:2022年ベストアルバム厳選 - ただの音楽ファンが見る音楽業界

 

 

Ain’t Seen Nothing Yet/KAT-TUN

10枚目のアルバム「Honey」の収録曲。このアルバムはサブスクでも聞くことができる。この曲を初めて聞いた時、KAT-TUNの前提を大きく塗り替えてくれた。これまでの楽曲もワイルドなロックサウンドやさわやかなもの、ムーディーな楽曲ともちろん幅広い音楽をやっていたのだが、どの前提にも収まらない曲と感じたからだ。大人の色気を感じられる歌声はもちろん、音数が少ないサウンドでおしゃれでかっこいい雰囲気を醸し出す。KAT-TUNの新境地ともいってもいいような素晴らしい楽曲。今年の上半期ベストソングにも選出をした。

関連記事:KAT-TUN 11thアルバム『Honey(Selected Edition)』全曲レビュー - ただの音楽ファンが見る音楽業界

 

 

業務☆スーパーマン/Hey! Say! JUMP

9枚目のアルバム『FILMUSIC!』の収録曲。このアルバムは、『音楽×映画』をテーマとした「聴く音楽」を届けるアルバムとなっている。この曲は、マハラージャンからの楽曲提供曲で、ヒーロー映画をモチーフに作られている。このブログではこれまでマハラージャンの楽曲を度々紹介してきた。だからこそ、彼の音楽のいいところが歌詞、メロディ、サウンドの一つ一つから感じ取ることができる。そんなマハラージャンの良さを生かしながらHey! Say! JUMPの歌声でかっこいいヒーロー映画の楽曲に仕上がっているのだ。

 

Change the world Y2K/Hey! Say! JUMP

9枚目のアルバム『FILMUSIC!』の収録曲。こちらは水曜日のカンパネラのトラックメイカーであるケンモチヒデフミからの楽曲提供。映画のテーマは、ノスタルジー。この曲の面白いのは、Hey! Say! JUMPのこれまでの楽曲が節々に使われていること。「ウィークエンダー」や「Your Seed」がサンプリングされており、この曲を初めて聞いた時、テンションが上がった。平成をテーマに作っていることもありグループの歴史を振り返りながら未来への希望を感じることができる1曲だ。

 

 

Desideria/Sexy Zone

8枚目のアルバム『ザ・ハイライト』に収録されている楽曲。先日公開をした2022年ベストアルバム厳選の10枚の中でも紹介をしたアルバム。正直このアルバムから厳選をするのは難しかった。それくらい素晴らしい楽曲ばかりなのだ。その中でもこの曲を選んだのは、シンプルにカッコいいということ。「RIGHT NEXT TO YOU」を思い出させるような軽快なビート。色気を感じるような彼らの甘い歌声。1曲目「Forever Gold」からの流れも含めて完璧な楽曲だ。

関連記事:Sexy Zone 8thアルバム『ザ・ハイライト』全曲レビュー - ただの音楽ファンが見る音楽業界

 

 

THE FINEST/Sexy Zone

8枚目のアルバム『ザ・ハイライト』に収録されている楽曲。Nulbarichからの楽曲提供曲。MVは、80年代TVアニメのエンディングテーマ映像のイメージで作られており、このアルバムのコンセプトに寄り添った1曲となっている。当時のシティポップを彷彿させるような懐かしさのあるサウンドで聞き心地もよく何度も聞きたくなってくる。この曲、いやこのアルバムをサブスク配信したら世界中に彼らの名前が響き渡ること間違いない。そんなことを思わせてくれた1曲だ。

 

 

しらんけど/ジャニーズWEST

8枚目のアルバム『Mixed Juice』の収録曲。今回のアルバムは、ジャンルも年代もごちゃまぜの1枚と紹介をされている。このアルバムのレビュー記事も書いたがいろんなJ-POPの楽曲の良さを凝縮し、彼らの個性とミックスさせたアルバムだと感じられた。そんな個性の強いアルバムの中で異彩を放っているのはこの曲。90年代の懐かしさのあるサウンドの中に関西らしいツッコミを入れながらおしゃれに歌い上げるから。そのシュールな世界観が面白い。ただ、コミカルという言葉に納められないくらいおしゃれと感じさせるサウンドなのだ。そこのギャップが彼ららしくて面白い。

関連記事:ジャニーズWEST 8thアルバム『Mixed Juice』 - ただの音楽ファンが見る音楽業界

 

 

セラヴィ/ジャニーズWEST

8枚目のアルバム『Mixed Juice』の初回盤Aのみに収録されている。キタニタツヤからの楽曲提供。イントロのベースラインからかっこよすぎて心をつかむ。シックな雰囲気で、「しらんけど」と真逆の世界観でギャップを見せつけてくる。サビ前で1度音がやむからこそ、サビのサウンドがより一層盛り上がっていく。この曲が初回盤にしか入っていないことがもったいないと思うくらい素晴らしい楽曲だ。この曲を年間記事で選びたくてこの記事を書くことを決めたといっても過言ではない。

 

 

54321/King & Prince

9枚目のシングル「Lovin' you/踊るように人生を。」の通常版に収録されている。全編英語詞で構成をされているファンクなダンスナンバーだ。軽快なリズムで聞いていると体が自然と踊りだす。ベースラインやギターの音色が彼らの歌声を彩っている。この曲のパフォーマンスを見たことはないが、間違いなくかっこいいことだろう。Dance Practiceを公開してほしい。

関連記事:King & Prince シングル「Lovin' you/踊るように人生を。」全曲レビュー - ただの音楽ファンが見る音楽業界

 

 

Dream in/King & Prince

4枚目のアルバム『Made in』の収録曲。メンバー5人で作ったミディアムバラード。ピアノのきれいな音色から始まるイントロ。ソロパートで歌いつないでいき、彼らの思いが詰まった1曲。このアルバムをレビューをした時は、メンバーだった岩橋玄樹への思いを歌った楽曲と思っていた。もちろん、その思いも込められているだろう。ただ、脱退を発表した今。この曲の歌詞の意味が別れを告げる曲のように感じられる。脱退発表があった時に改めてこの曲を聞いて、正直涙を流した。どんな形であれ10年後の彼らが幸せに活動をしていてほしい。

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Gum Tape/SixTONES

6枚目シングル「共鳴」の通常版に収録されている。おしゃれなアコースティックギターの音色から始まるイントロ。樹のラップの歌い始めるラップはかっこよく、曲の世界観に入り込んでいく。運命の象徴である赤い糸と対比させて別れの切なさをガムテープで例えている歌詞も秀逸で素晴らしい。一人一人のソロパートも際立ち、切ない歌詞だが明るくおしゃれなメロディで別れから未来への希望を感じられる。

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セピア/SixTONES

7枚目シングル「わたし」の通常版に収録。アコースティックギターのおしゃれな音色とジェシーのフェイクから始まる。一人一人の甘くかっこいい歌声。サビでは華やかな世界が広がるかのように盛り上がっていく。他の彼らの楽曲と違った声色を感じることもできる1曲でもある。「Gum Tape」と同じく、切ない失恋の楽曲。サウンドの変化からは、後悔で終わるのでなく未来に希望をもっていこうという心の変化を感じ取ることができる。

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Feel the light, Lovely/Snow Man 

7枚目シングル「オレンジkiss」のカップリング。『滝沢歌舞伎ZERO 2022』で披露された楽曲。R&Bのダンスナンバー。セクシーで大人の魅力を感じられる歌声と落ち着いてかっこいいサウンドが癖になる。もちろん、楽曲だけでも素晴らしいのだが、Dance Videoを見てみると彼らの素晴らしいパフォーマンスで曲の魅力が何十倍もパワーアップしていく。

 

 

JUICY/Snow Man 

2枚目のアルバム「Snow Labo. S2」の収録曲。MVも公開されており、このアルバムのリード曲にもなっている。彼らのパフォーマンスはもちろん素晴らしいのだが、楽曲としても最高の1曲。サビまで徐々に盛り上がっていき、サビでより一層盛り上がると思えば、口笛が入りおしゃれさを感じさせる。Snow Manらしさは、もちろんあるのだが枠にとらわれないおしゃれでかっこいい1曲に仕上がっている。今年リリースされたSnow Manの楽曲の中で1番好きな楽曲だ。

 

 

以上が今年個人的に特に好きだったジャニーズカップリング・アルバムの16曲です。

 

 

ここからは、16曲には入らなかったものの、入れるか迷った楽曲たちをタイトルのみ紹介します。

 

KinKi Kids
シングル『高純度romance』
Precious Memories
・手をつなぐのは久しぶりだね
・My only one

〇NEWS
アルバム『音楽』
・TRIAD
・KMK the boys rock you all!
・Coda

KAT-TUN
アルバム『Honey
Honey on me
・Prisoner
シングル『ゼロからイチへ』
・Winter Brightness

Hey! Say! JUMP
アルバム『FILMUSIC!』
・MASTERPIECE
・サンダーソニア
・漢花火

Kis-My-Ft2
シングル『Two as One
・Smokin' Hot

Sexy Zone
アルバム『ザ・ハイライト』
・Forever Gold
・SUMMER FEVER
・Story
・Summer Ride
・Dream
シングル『Trust Me, Trust You.』
・Sleepless
・See you again

ジャニーズWEST
アルバム『Mixed Juice』
・Mixed Juice
・Anything Goes
ブルームーン
・Plan B
・Contrails
シングル『星の雨』
・イキテヤレ
・サマーレイン

〇King & Prince
シングル『Lovin' you/踊るように人生を。』
・BANGIN!!
アルバム『Made in』
・ichiban
・Last Train
シングル『ツキヨミ/彩り』
・Misbehave

SixTONES
アルバム『CITY』
Ordinary Hero
・Fast Lane
・Rosy
・Everlasting
・Papercut
シングル『わたし』
・シアター
・オンガク

Snow Man
シングル『ブラザービート
・REFRESH
アルバム『Snow Labo. S2』
・Tic Tac Toe
・ミッドナイト・トレンディ

〇なにわ男子
シングル『The Answer/サチアレ』
・NANDE?!
アルバム『1st Love』
・Brand New Heroine
・ダイヤモンドスマイル
・2 Faced
シングル『ハッピーサプライズ』
・One Pocket

 

以上の楽曲が2022年にリリースされたジャニーズグループのオススメ、カップリング曲とアルバム曲です。

 

このブログでは何度もジャニーズの紹介記事を書いている。それは学生時代からジャニーズが好きだからだ。他のジャンルの音楽を聴くようになってもその気持ちは変わらなかった。

ブログ活動を初めて、これまで以上に様々な音楽を聴き、紹介するようになっていった。その中で改めて思うことは、ジャニーズの楽曲は素晴らしい曲が多いということ。

 

今回オススメした楽曲以外でもいい曲はもちろんたくさんある。人によったらジャニーズだから聞かないという人もいるだろう。また、推しのグループがあっても他のグループを聞かない方も多いだろう。

そんな人達に聞くきっかけになればうれしいなという思いでジャニーズの記事を書いているところもあります。だからこそ、サブスク配信をしてほしい。そんな気持ちでいっぱいです。

 

今時点すぐ聞けなくてもサブスク配信がされた時、この記事が聞くきっかけになったらうれしいです。また、YouTubeで聞くことができる曲もあるので、ぜひ聞いてみてください。

 

来年もジャニーズの作品を紹介していくので今後もよろしくお願いします。

 

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kitchen×music×bar 心斎橋 夜を灯して 『City Light , Twilight』 〜Light 9〜 RYO ✕ 岸本丈夫 ✕ 不知火 共同企画 忘年会special!! 第2部ライブレポート

【記事公開日:2022/12/25】

 

12月17日に心斎橋夜を灯してにて開催された「City Light, Twilight」〜Light 9〜。こちらのイベントは、イベンターの不知火さんが定期的にこちらの場所で開催をしているイベント。今回は、忘年会specialと題して、私、RYOとシンガーソングライターの岸本丈夫さんも共催という形で一緒に主催をさせていただきました。


今回は1部が男性アーティスト、2部が女性アーティストの2部編成で行われました。2部合わせて11組のアーティストに出演をいただきありがとうございます。ライブレポートを1部、2部に分けた記事で書かせていただきます。

 

1部の記事はこちら。

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花崎楓子

第2部のスタートを務めるのは、関西を中心に活動をしているシンガーソングライター花崎楓子。『1部を楽しんでくれた方もそうでない方も一緒に楽しんでいきましょう!』とスタートをする。1曲目は「We love ご飯」を披露。エレキギターを弾きながら『We love ご飯!』と繰り返すサビは中毒性があり、一度聞くと自然と一緒に歌いたくなってくる。演奏中に『フードが美味しいので楽しんでください。』と会場である心斎橋 夜を灯しての魅力を伝える。楽しい気持ちになってくるポップな楽曲。手拍子を促して会場は1曲目から一つになっていく。続いては、「変身(updated)」。シックな雰囲気でかっこいい楽曲となっており1曲目の楽曲とのギャップを見せる。どこか懐かしさのあるサウンドでもあるこの曲。

アイドルが好きな彼女。特に大好きなのはハロープロジェクトモーニング娘。'22のメンバーが卒業をするショックを伝えて「アイドル」を歌い始める。この曲の歌詞からは、彼女が好きなモーニング娘。の「LOVEマシーン」を彷彿させる歌詞『日本の未来はwow,wow』が入っており彼女のモーニング娘。への愛情や敬意が伝わってくる1曲となっていた。
今後のライブ予定を伝え、続いて歌われたのは「そのまま」。ゆったりとしたサウンドからはじまるイントロでこれまでと違うバラード曲を披露した。『残り5分!急いで歌おう。』といって「そうだ、地元に帰ろう」を最後に歌い始めると会場からは手拍子が鳴り始める。楽しい気持ちになる1曲で明るく、地元に帰りたい気持ちや彼女の地元への想いが自然と伝わってくる楽曲。明るく楽しい気持ちにさせてくれて第2部のスタートを飾ってくれた。

 

セットリスト
1.We love ご飯
2.変身(updated)
3.アイドル
4.そのまま
5.そうだ、地元に帰ろう

Twitter弾き語りの花崎楓子 (@hiki25hana) / Twitter

 


星愛

続いて登場をしたのは、京都府出身のシンガーソングライター星愛。『ヒーローという曲を聞いてください。』とライブがスタートする。やさしくあたたかみのある歌声の中に真の強さを感じられる。走りだしたかのようなギターの音色がタイトルでもあるヒーローをイメージさせてくれる。楽曲の歌詞からは彼女のこれからの音楽活動に対しての決意とも受け取れる1曲にも感じられた。最後は、ギターの演奏を止めてwowowoとアカペラで繰り返し歌う。続いて披露したのは「ハタチ」。彼女の現在の年齢でもあるハタチ。だからこそ、彼女の等身大な感情が歌詞に込められており、切ないメロディが歌詞がより心にスーッと入っていく。そんな切ないメロディの中で前向きになる感情に変化する歌詞から彼女の成長や心情の変化が伝わってくる。

『 はじめましての夜をともして。1部が楽しすぎて満足した気持ちになりました。いろんなライブハウスでライブをしてきましたがバーのような会場は初めてです。』主催である不知火さんとの縁で今回の出演となった彼女。不知火さんからよく面白い女だと言われますとなんばで朝まで路上ライブをしたエピソードを話しをして驚かせる。そんな彼女が次に披露したのは「届かない」。唇までの3センチ。さよならまでの3秒間。といったサビの歌詞からは先ほどの楽曲たちとはまた違ったギャップを見せてくれる。サビになるとより感情的になっている様子がサウンドの大きさからも伝わってくる。今回の会場、夜を灯してはおいしいものが多いので食べ物の曲をやりますと始まったのは「オムライス」。わざと作りすぎたオムライスを歌った歌詞は、可愛らしさの中にある切なさを感じられる1曲となっている。ライブの最後に披露するのは「サーチライト」。彼女が自分自身を奮い立たせるために書いた楽曲。そんな楽曲がいつかだれかの心を奮い立たせてほしいという気持ちが込められている。いままでの楽曲とは違い、疾走感のあるサウンドで会場を盛り上げ、次のアーティストにバトンを渡してくれた。

 

セットリスト
1.ヒーロー
2.CC
3.届かない
4.オムライス
5.サーチライト

Twitter星愛-せいあ- (@seia_ssw) / Twitter

 


Stella-abyss

バンドとして活動をしているStella-abyss(ステラアビス)。今回は2人でアコースティックスタイルで出演をする。1曲目は、「おはようのあと」。会場からは自然と手拍子が始まる。伸びがありかっこよさも感じられるヴォーカルkayoの歌声。そんな歌声と明るくたのしさが伝わってくるメロディで会場は彼女たちの空気感に入り込んでいく。
続いては「グッバイメッセージ」。おしゃれな雰囲気が感じられ、2人がハモリながら歌われるこの曲は1曲目とまた違った印象を与えてくれる。ラスサビでは感情がこもった様子も伝わってきた。今回のイベントに来てくれた方への感謝を伝える。1部から会場にいた2人は、男たちの熱いステージの様子を話して会場から笑いを誘う。『忘年会なんでいい感じに歌ってビールを飲みます。ごはんの曲はないのでまたつくります。』2部の出演者達が続けて食べ物がテーマになった曲を披露したことを話して、歌い始めたのは「未知なる光」。疾走感もあり、さわやかさを感じられるサウンド。歌詞からもどこか懐かしさと青春を感じられる1曲となっている。

「みなさん楽しんでくれてますか!」と問いかける。普段は3ピースバンドとして活動をしているStella-abyss。今回はバンドとして披露をしている楽曲中心のセットリストになっている。「約束」「想いのカケラ」と続けて歌い、楽曲制作について語る。『自分が経験したことを歌にしてる。すこしでも自分の曲がいろんな人に届いてがんばろうと思ってくれる人がいてくれたら嬉しい。』そう語りながら、全く関係ない曲をやりますと冬の楽曲「ふゆぞら」を歌いはじめる。クリスマスをイメージさせるような曲で今の季節にぴったりだ。先ほどのMCに関連した曲をやりますと最後に歌われたのは「応援歌」。かき鳴らすようなギターのイントロが印象的で勇気づけられる歌詞となっており、会場を盛り上げてくれた。バンドとしてのステージもみたくなるようなライブだった。

 

セットリスト
1.おはようのあと
2.グッバイメッセージ
3.未知なる光
4.約束
5.想いのカケラ
6.ふゆぞら
7.応援歌

TwitterStella-abyss -ステラアビス- (@Stella_abyss__3) / Twitter

 

 

実希

ピアノのきれいな旋律を奏でながら始まったのは『一期一会に一音一声を。心が動く瞬間をつくる。』をモットーに関西を中心に活動をしている実希が登場をする。1曲目は、「Spica」。やさしくあたたかさのある歌声に包み込まれていく。ピアノの音色と彼女の歌声でお酒も飲んで盛り上がっている会場の人たちも自然と聞き入ってしまう。
『事故った。』といいながら改めて自己紹介をする。そんな彼女をやさしく迎え入れる会場の空気感も暖かく感じられる。披露された「andante」の希望をつれてきてくれる、どうせなら明るい方がいいという歌詞を表すかのようにピアノの音色は明るく元気をもらえる。
『グラスを片手に乾杯しましょう。』と会場のみんなと乾杯をする。『今日の特別な1日をすばらしい場所で歌わせてもらえるのでしっとりめの曲で。1部は、いい意味で男らしい、2部はスタートがフレッシュでここから大人の雰囲気を出していきます。』と今回のイベントの様子を伝えてくれる。そんな大人の魅力を感じられるような恋愛曲「ハニーミルクラテ」を披露。歌謡曲のような懐かしさを感じられる楽曲でこれまでの曲と違ったシックな雰囲気が詰まった1曲。「ため息」では1番じゃなくていいよ、つよがりなんて言わなくていいよ。と切ないながらも好きな気持ちが伝わってくる歌詞。サビではこれまで以上のハイトーンで想いの強さを歌い上げる。イベントへの感謝やこの活動をさせてくれている私を産んでくれた両親への感謝を伝えて「HOME」で家族への感謝を込めるように歌い上げる。
改めて感謝を伝え、最後の曲にあたたかく前向きな気持ちにしてくれる「アンコール」を歌いトリのuncloseへバトンを繋げた。

 

セットリスト
1.Spica
2.andante
3.ハニーミルクラテ
4.ため息
5.HOME
6.アンコール

Twitter実希 ⑅◡̈* 12/31@Slow Bird (@miki_cathy) / Twitter

 

 

unclose

昼から始まったこのイベントの最後を飾るのは、vo.タツミトモエとpf.shimaの2人からなるunclose。『はじまりまーす!』と元気よくスタートをする。1曲目に歌われたのは「ようこそ」。力強く楽しさが伝わる歌声と軽快なピアノの音色。踊るように歌うボーカル。そんなライブを見ていると気持ちは高鳴り楽しくなっていく。会場からは手拍子の音が大きくなっていき、どんどん盛り上がっていき、一体になっていく。会場の名前である「夜を灯して」と最後はしめて会場のボルテージはより上がっていく。続いての「ハウリング」では、きれいなピアノの音色からはじまりジャジーな雰囲気。ビブラートの聴いた歌声が会場に響き渡っていく。『長丁場の中、トリを務めさせてもらい光栄におもってます。』と感謝を伝える。今回のイベントが今年最後のライブとなり2人にとっても忘年会となった今夜。今年10周年を迎えたuncloseが9周年でやりつくしたこともあり、今年は大きな活動をしていなかったと、今年1年を振り返る。

『今年できた曲を2曲続けてやります。』そんな言葉と共に始まったのは「不完全」。おしゃれさを感じられるピアノの音色。前半と後半で曲や歌声は大きく変化していき、曲全体から不完全というタイトルに込めた思いが伝わってくる。「君といる生活」は軽快なピアノの音色が楽しく、体は思わず踊り出す。力強く伸びのある歌声が合わさり心をつかまれる。バンドを想定している楽曲が多いunclose。今回は今年最後のライブということもあり、やりたい曲をやっていると伝えられる。そんな2人が『最後に往年の曲をお届けします。』と告げて始まったのは、10年前に作られた「on off」。ピアノのきれいな旋律からはじまり、ジャジーな雰囲気へとがらっと変わる。会場からは手拍子が響き渡る。

拍手から自然とアンコールの手拍子に。あらためてイベントへの感謝を伝える。最後は、「A New Holiday」。軽快なピアノと会場全体の手拍子もありながら会場の人といっしょに歌う。楽しく素晴らしいライブで締め括った。

 

セットリスト

1.ようこそ
2.ハウリング
3.不完全
4.君といる生活
5.on off
en.A New Holiday

Twitterタツミ トモエ/unclose (@tomoethecanvas) / Twitter

shima (@shima_music) / Twitter

 

主催として関わらせていただいた今回の『kitchen×music×bar 心斎橋 夜を灯して 『City Light , Twilight』 〜Light 9〜』。不知火さん、岸本丈夫さん、出演者の方、心斎橋 夜を灯しての皆さん、会場に来てくれた方。改めてありがとうございました。

 

 

〇イベント関係者
主催

不知火 (@a_starphase25) / Twitter

岸本丈夫 (@johbu625) / Twitter

RYO@音楽ブログ (@yo19930223) / Twitter

会場

kitchen×music×bar 心斎橋 夜を灯して (@yoruwotomoshite) / Twitter

カメラマン

匠 (@tkantbti) / Twitter

2022年ベストアルバム厳選50

【記事公開日:2022/12/24】

 

12月も残りわずか。年間厳選記事を今月はいろいろと書いてきました。そんな厳選記事もあと少し。

 

今回は、2022年にリリースされたアルバムから個人的に特に好きだったアルバムを10枚紹介します。また、10枚に選出するか迷うくらいオススメのアルバムも多かったので、タイトルのみですが40枚紹介をします。合計今年のオススメを50枚紹介しますので、聞くきっかけにしてくれたらうれしいです。

 

こちらの厳選記事に対象となるのは、2022年1月~12月までのリリースアルバム。今年はミニアルバムやEPも対象に含みます。

 

それでは、さっそく紹介していきます。ちなみに紹介順はランキングではなく、特に意味もありません。

 

 

『暁』ポルノグラフィティ

5年ぶりにリリースされたフルアルバム。この5年間にリリースされたシングル曲がすべて収録されている。シングル曲が振れ幅の広い楽曲たちだからこそ、どんなアルバムになるのかリリース前から期待を膨らませていた。そんな期待を余裕で超えていくクオリティ。個性の強いシングル曲と肩を並べるアルバム曲たちは、1曲1曲個性を放つ。今回のアルバムはすべての楽曲を作詞晴一さん、作曲昭仁さんが担当する。この5年間で20周年の東京ドームやソロ活動、コロナでの感情の変化など、様々な変化があった2人だからこそ、進化を感じることができるのかもしれない。私は、長年ポルノグラフィティの大ファンだが、ファンの気持ちだけで選んだのではなく作品として素晴らしいと客観的に見ても感じたからこそ選出をした。

関連記事:ポルノグラフィティ アルバム「暁」全曲レビュー - ただの音楽ファンが見る音楽業界

 

 

『BE:1』BE:FIRST

1stアルバム。まるでライブを見ているかのような1枚。1曲1曲のつなぎや曲の順番がこれ以上にないくらい完璧。ライブのSEのようにアルバムを盛り上げる「BF is...」から始まりデビュー曲「Gifted.」への流れは何度聞いてもすばらしい。サブスクが主流となりアルバムをシャッフルで聞く人も増えてきただろう。だが、この作品は曲順に聞くことの大切さを訴えているようにも感じられた。もちろん、曲順だけがこのアルバムの魅力ではない。それは、なにより1曲1曲のクオリティの高さ。このブログではおそらくすべての楽曲を紹介してきた。先日公開をした「下半期ベストソング」にBE:FIRSTを選曲しなかったのは、アルバムとして見事なくらい1つの作品としてできあがっていたからだ。ジャンルレスな音楽性とBE:FIRSTの持つ個性が融合したジャンルBE:FIRSTの魅力が詰まった1枚だ。

関連記事:BE:FIRST 1stアルバム「BE:1」全曲レビュー - ただの音楽ファンが見る音楽業界

 

 

『ザ・ハイライト』Sexy Zone

Sexy Zoneの8枚目のアルバム。ここ数年ジャニーズの中でもSexy Zoneの音楽が普段ジャニーズを聞かない音楽好きの中でも評価が高くなっている。そのきっかけとなったのが、昨年のベストアルバムに収録された「RIGHT NEXT TO YOU」だろう。この曲は、私の中でも衝撃を与えられた楽曲。そんな期待値が上がっていた今年、リリースされたアルバムが『ザ・ハイライト』。80年代の音楽をコンセプトにしたアルバムとなっており、80’s 洋楽風のダンスナンバー「Forever Gold」や80年代のシティポップを彷彿させる「THE FINEST」などの名曲が並んでいる。収録曲は14曲だが8曲目から第2部がスタートしたかのように雰囲気を変える。おそらくレコードのA面B面を意識しているのだろう。サブスクで聞くことがないがCDを買っても後悔を絶対しないアルバムだ。

関連記事:Sexy Zone 8thアルバム『ザ・ハイライト』全曲レビュー - ただの音楽ファンが見る音楽業界

 

 

『BADモード』/宇多田ヒカル

8枚目のアルバム。1月19日にCDリリースに先駆けてデジタルリリース。個人的に宇多田ヒカルのすごさを再認識させられた感覚となった1枚。実はこれまでシングル曲はすべて聞いていたがアルバムとしてはあまり聞けていなった。このアルバムを聞いてからなぜこれまでの作品としっかり向き合わなかったんだろうと後悔をしたくらいだ。このアルバムは、成長、自己愛、セルフ・パートナー、アクセプタンスをコンセプトとなっている。そんなコンセプトを感じ取ることができる歌詞。コロナ渦となり生活が世界的に変化した現代だからこそ『BADモード』というタイトルも共感したくなる。多くのプロの方がこのアルバムの音楽性の素晴らしさを語っている。知識がないので魅力をシンプルに伝えるといいアルバムだから聞いてほしいということだ。

 

 

『CITY』SixTONES 

2ndアルバム。昨年のアルバム10選にも「1ST」を選出したSixTONES 。前回このアルバムを買わなかったことに後悔したので今年は初回盤2種を購入し、通常版をレンタルしてすべての楽曲を聞いた。「それぞれの楽曲ごとに主人公が存在し、その日一日の時間の流れの中で繰り広げられる、何気ない日常の出来事や物語が集まる場所」として"街(CITY)"をコンセプトに表現したアルバム。3形態すべて曲順が違っており、朝、昼、夜、深夜を表す場面展開がありコンセプトアルバムとして面白い。いろんな生き方をしている人がいるからこそ、一日のスタート時間も違う。そんな一人一人に寄り添うための曲順。こんなアルバムを作れるのは彼らの音楽の幅の広さとどんな音楽もジャンルSixTONESに作り上げる魅力を持っているからだ。2023年も年始に3rdアルバムをリリースが決まっている。すでに全形態予約しているので、レビュー記事もお楽しみに。

関連記事:SixTONES 2ndアルバム『CITY』全曲レビュー - ただの音楽ファンが見る音楽業界

 

 

『1999』にしな

2ndアルバム。昨年「odds and ends」をベストアルバム10選に選出をした。前作の時は、新曲ブログで「東京マーブル」を紹介してから存在を知り、アルバムを好きになった。今回は、前作と違い期待値が上がった状態だった。そんな期待に応えてくれる素晴らしいアルバム。このアルバムのタイトル1999は、1998年に生まれたにしなが1歳の年。デビューから1年たったこともあり1歳ということを表している。また、当時話題となったノストラダムスの大予言。地球がなくなったらどうなるのかを考えた作品とも語っている。収録曲は、1stアルバムと比べてジャンルレスな楽曲たちとなっている。ロックサウンドが強く疾走感のある「アイニコイ」や彼女の真骨頂ともいえる「青藍遊泳」などより振れ幅が広がった1枚になっている。着実に知名度が上がっている彼女だが2023年はより存在感を放つこと間違いないだろう。

 

 

『telegraph』/Kroi

R&B/ファンク/ソウル/ロック/ヒップホップなど様々なジャンルから影響を受け独自の音楽を作り上げるミクスチャーバンドKroi。2021年メジャーデビュー。今年は多くの大型フェスにも出演をしており、存在感を放っているバンドだ。そんな彼らの2ndアルバム。今年MINAMI WHEELで初めて彼らのライブを見た。圧倒的な演奏スキルとライブパフォーマンスで疲れを忘れてただただ楽しんだ。そんなライブを経て改めてこのアルバムを再度聞いてみるとミクスチャーバンドだからこそジャンルレスではあるかもしれないが独自性がしっかりとにじみ出ている。疾走感がありかっこいい「Drippin' Desert」や80年代のシティポップを彷彿させる「熱海」などまるで同じバンドとは思えない。2023年は大ブレイクすること間違いないバンドだ。

 

 

『LOVE ALL SERVE ALL』/藤井風

昨年末に紅白に初出場をして話題となった藤井風。その勢いそのままに3月にリリースされたのがこのアルバム。代表曲となった「きらり」から始まり、日本の盆踊りをイメージさせる「まつり」などが収録されている。どこか懐かしさのあるサウンドや彼の色気のある歌声。そんな藤井風の魅力が存分に詰まっている。先ほどSexy Zone『ザ・ハイライト』では、80年代の音楽をコンセプトにしたアルバムとして紹介をした。シティポップが流行となり、当時を彷彿させるようなサウンドの楽曲がこの作品以外にも多かったように思っている。ただ藤井風の楽曲は、それとは少し違う。彼だからこそできる音楽を作り上げて、その楽曲たちから自然と田舎の風景や昭和レトロの空気感がにじみでるのだ。今後も聞かれ続けるアルバムとなっていくだろう。

 

 

『フレデリズム3』フレデリック

3rdフルアルバム。昨年和田アキ子に楽曲提供をして話題となった「YONA YONA DANCE」やバンドとしての新境地を感じられる「名悪役」などが収録されている。中毒性の強いバンドは、ここ数年増えてきている。2010年代を代表する中毒性の強いバンドといえばと聞かれると間違いなくフレデリックの名前を挙げるだろう。ただ、ここ数年の彼らの楽曲は、中毒性という言葉でくくるには難しいくらいアプローチのバリエーションが増えたように感じている。そんな楽曲たちが集まり、アルバムとして聞いてもバランスのいい1枚になっているのが今作。ダンスミュージックにこだわってきた彼らだからこそ作ることができた名盤だ。

 

 

『音楽』/NEWS

12枚目のアルバム。3人体制としては初めてのアルバムとなる。アルバムタイトルになっている音楽とメンバー3人が本気で向き合い作り上げた。作家としても活動をしている加藤シゲアキが短編小説を作り、松たか子が朗読をする。この小説がインタールードとして曲の間に入りアルバムを聞くと1つの物語を見ているように楽しむことができる。楽曲たちは、これまでのNEWSの歴史を表すようなジャンルレスな楽曲たち。これまで様々な経験をしてきた彼らだからこそ、いま改めて結束をして音楽と向き合っていることが伝わってくるアルバムとなっている。来年20周年を迎えるNEWS。来年も多くの人を勇気づける楽曲たちを歌い続けてくれることだろう。

 

 

以上が特に好きだったアルバム10枚です。ただ今年は、昨年以上に多くのアルバムを聞きました。そのためこの10枚以外にも紹介したいアルバムがたくさんあります。オススメのアルバムをプラス40作品タイトルのみ紹介します。

 

 1.優里『壱』
 2.マカロニえんぴつ『ハッピーエンドへの期待は』
 3.Ado『狂言
 4.緑黄色社会『Actor』
 5.CYNHN『Blue Cresc.』
 6.SCANDAL『MIRROR』
 7.Da-iCE『REVERSi』
 8.ジャニーズWEST『Mixed Juice』
 9.SUPER BEAVER『東京』
10.Awich『Queendom』
11.シド『海辺』
12.SUPER★DRAGON『Force to Forth』
13.KAT-TUNHoney
14.サカナクション『アダプト』
15.ASIAN KUNG-FU GENERATION『プラネットフォークス』
16.Lucky Kilimanjaro『TOUGH PLAY』
17.UA『Are U Romantic?』
18.キタニタツヤ『BIPOLAR』
19.二宮和也『○○と二宮と』
20.Hey! Say! JUMP『FILMUSIC!』
21.BREIMEN『FICTION』
22.あいみょん『瞳へ落ちるよレコード』
23.Laura day romance『roman candles|憧憬蝋燭』
24.Creepy Nuts『アンサンブル・プレイ』
25.ODD Foot Works『Master Work』
26.633『SIX HUNDRED THIRTY THREE』
27.LiSA『LANDER』
28.竹内アンナ『TICKETS』
29.さかいゆう『CITY POP LOVERS』
30.ハンブレッダーズ『ヤバすぎるスピード』
31.INI『Awakening』
32.10-FEET『コリンズ』
33.Omoinotake『Dear DECADE,』
34.Salia『Groovy Green』
35.リーガルリリー『Cとし生けるもの』
36.ずっと真夜中でいいのに。『伸び仕草懲りて暇乞い』
37.KICK THE CAN CREW『THE CAN』
38.the band apart『Ninja of Four』
39.King & Prince『Made in』
40.iri『neon

 

以上が2022年にリリースされたオススメのアルバム50作品です。

 

サブスクで音楽を聴く時代。だからこそ、音楽の聴き方は様々だ。ランキングのみ聞く人、好きなアーティストを聞く人、プレイリストを聞く人、シャッフルで聞く人。どんな聞き方でも音楽を楽しむということで間違っていることはない。

 

ただ、アルバムは小説や映画のように一つの作品だと思っている。アーティストが考え抜いた曲順へのこだわりや一つのテーマに沿って作られたものなど。自分自身、昔からすべてのアルバムを曲順で必ず聞いていたというわけではない。むしろこの活動をする中で必ず収録順で聞くようになったともいえる。

 

アルバムレビュー記事を多く書くようになり、紹介する作品や気になる作品はインタビュー記事を見るようにしている。この作品にはこんなこだわりがある。こういう聞き方をしてくれたうれしいなどの思いが詰まっている。だからこそ、アルバムを収録順で必ず聞くようになった。

 

今回紹介をした50枚は、今年リリースされたアルバムの本当に一握りでしかない。自分が聞いたアルバムはもちろんこれ以上にある。新曲ブログを書くようになってその週にリリースされるアルバムや紹介した楽曲が収録されるアルバムなどをチェックするようになり、アルバムを楽しむ機会が増えていった。今年は特にこれまで以上にアルバムを聞いていたと思う。

 

3月くらいまでは聞いたアルバムを紹介する記事も書いてましたが途中からスケジュールの関係で書けなくなりました。2023年は、すべてをブログで紹介できなくてもInstagramで簡易的なレビューもできればと思ってます。もちろん、作品によれば全曲レビュー記事も書きますので宜しくお願い致します。

 

今日紹介をしたアルバムで気になるものがあればうれしいです。気になったものはぜひお聞きください。

 

読んでくれてありがとうございました。

 

【アルバムレビュー記事】

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kitchen×music×bar 心斎橋 夜を灯して 『City Light , Twilight』 〜Light 9〜 RYO ✕ 岸本丈夫 ✕ 不知火 共同企画 忘年会special!! 第1部ライブレポート

【記事公開日:2022/12/24】

 

12月17日に心斎橋 夜を灯してにて開催された「City Light, Twilight」〜Light 9〜。こちらのイベントは、イベンターの不知火さんが定期的にこちらの場所で開催をしているイベント。今回は、忘年会specialと題して、私、RYOとシンガーソングライターの岸本丈夫さんも共催という形で一緒に主催をさせていただきました。

 

今回は1部が男性アーティスト、2部が女性アーティストの2部編成で行われました。2部合わせて11組のアーティストに出演をいただきました。出演をいただきありがとうございました。ライブレポートは1部、2部に分けた記事で書かせていただきます。

 


今回会場となった【心斎橋 夜を灯して】。kitchen×music×barというコンセプトがある会場ということもあり、おしゃれで落ち着きのある雰囲気の会場。料理はキーマカレーやハヤシライスなどもあります。

私もハヤシライスを食べましたが、とろける牛すじと濃厚でうまみが詰まっておりとても美味しかったです。他の料理もとてもおいしそうで多くのお客さんや出演者を喜ばせてくれました。そんなおしゃれで料理もおいしい心斎橋 夜を灯してで行われたイベントのレポートをさせていただきます。

 


ウエノタカユキ

今回のイベントのスタートを務めるのはウエノタカユキ。『2022年もあと少し。歌い納めです。よっぱらってます。トップパッターいきます!』とスタートから笑いを誘いながら会場を盛り上げる。1曲目は、「ワンダーランド」。やさしいギターの音色と力強い歌い出しで心を惹きつける。彼の歌声は伸びがあり、リズムに乗せたファルセットがとても心地いい。そんな彼の歌声は一気に会場の空気をつくり自然と拍手があがる。その後、披露されたのは、「Everyday,Everynight」。タイトルにも入っている「Everyday」を力強く心を込めて歌い上げる。伸びのあるハイトーンが余韻を残しながら、徐々にしずかになり曲が終わると『こんなかんじです!』と笑いながらMCに入る。グラスを片手に会場のお客さんと乾杯。

普通を取り戻しだした1年。会いたい人に会える空気ができてきた。自分が本当に好きなものを愚直に求めていく方があっていると語る彼が、好きなものはなんだと考えたとき音楽を抜いたらお酒だった。特にアイラモルトというウイスキーがすき。そんなアイラモルトの曲を書きました。と披露されたのが「islay molt」。お酒をのみながら感情へ浸る姿がつたわるかのように心にスーッとはいってくる音楽。続いて、「I know,I feel」をリズムに乗せて力強く歌い上げる。手拍子で会場を一つになっていく。『最後まで楽しんでいってください。』と伝えて最後に「possible」を歌い上げ、会場のお客さんの心をグッとさせる。見事なトップバッターでイベントのスタートを盛り上げてくれた。

 

セットリスト
1.ワンダーランド
2.Everyday,Everynight
3.islay molt
4.I know,I feel
5.possible

Twitterウエノタカユキ (@uenotakayuki_bv) / Twitter

 

 

ゆーじん

2番手で登場をしたのは、関西を中心に活動をしているシンガーソングライターのゆーじん。疾走感のあるサウンドでギターをかき鳴らしながらスタートしたのは「心象風景」。心を奮い立たせてくれるような歌声で会場の空気を一気に作り上げ1曲目から最高の掴みをみせる。『ゆーじんです。ここでやるのは初めてです。仲良くしてください。』自己紹介を行い、2曲目「夏空を割って」のイントロを演奏し始める。彼の歌声で彩られる歌詞からは、自然と夏の情景が脳内でわいてくる。普段サラリーマンをしながら音楽活動をしているゆーじん。社会人が好きなのは休日。土曜日の開催ということもあり、明日は日曜日。『休日の前にこの曲を歌います。』と「明日は休日」を歌いはじめる。カズーを鳴らしながらギターを演奏し陽気で明るくはじまっていく。社会人だからこそ感じられる休日の喜びを歌った歌詞。休み前のうれしい気持ちが歌詞やサウンドから伝わってきて、聞いている人を楽しくうれしい気持ちにさせてくれた。

まだ曲名のない新曲として始まったのは冬の曲。ギターの音色がエモーショナルでやさしい歌声から伝わる冬の情景が心にスーッと入ってくるバラード曲だった。
6月生まれなんですが、じめじめした時期。沈んでた時に書いた曲だが、今は前向きにこの曲を歌えるようになりました。と伝えて始まったのは、「ペトリコール」。少ない音数の中で彼の歌声が会場内に響き渡る。その様子は、暗闇から光がさすように。まるで彼の心情の変化を表しているように感じさせる。最後に「満月のカンヴァス」を歌い上げる。初めて出会ったアーティストの方も多い中、彼らしい素晴らしいステージを見せてくれた。

 

セットリスト
1.心象風景 
2.夏空割って 
3.明日は休日 
4.新曲
5.ペトリコール
6.満月のカンヴァス

Twitterゆーじん (@yujin_musichann) / Twitter

 

 

岸本丈夫

続いては、今回主催でもある岸本丈夫。『みなさん大事なことを大切な人に伝えてますか。朝大切な人に感謝を伝えたらうっさいはげと言われました。よろしくお願いします。』そんなスタートで会場に笑いを起こしてから曲がスタート。1曲目は「シンプル」アコースティックギターのやさしい音色と個性があり力強く会場に響き渡る歌声。口笛も入り曲を彩る。今日は譜面を忘れたというトラブルもあり、セトリを今から作るという対応力を見せてくれる。これならできると披露されたのは、「誰のせいでもない」世の中に対する愛の歌であり1番足りないものはやさしさ。MCのように語りかけるAメロ。コールアンドレスポンスがダメな時代と話をしながら会場に確認をする。マスク越しであれば声をだしていいとなり、会場のお客さんに一緒に歌おうと投げかける。一緒に「ラララ」と歌い上げ会場は一つになっていく。

今回の会場、心斎橋 夜を灯しては今年の2月にオープンした。そんな会場との思い出を語る。続いてはラブソング、「そんなこと言わない君が好き」きれいな音色のイントロで甘く歌われギャップを見せてくれる。最後は「帰り道」をリズミカルなギターのサウンドで明るい気持ちで楽しくライブを締めくくる。トラブルがありながらも、おもしろいトークと対応力の強さでライブ会場を盛り上げてくれた。

 

セットリスト
1.シンプル
2.誰のせいでもない
3.そんなこと言わない君が好き
4.帰り道

Twitter岸本丈夫 (@johbu625) / Twitter

 

 

本城タカヒロ

4番手は、大阪を中心に音楽活動を行っている本城タカヒロ。1曲目は、「老人」。アコースティックギターをジャジーに演奏しながら、ささやくように歌う。おしゃれなリズムに乗せて、独特な世界観の歌詞で会場の空気を作る。彼の楽曲のサウンドからは14:30という昼間の時間をムーディーに作り上げ夜を灯していく。「話すことはない」を続けて歌い上げると『電球切れたという曲をやります。』電球が切れたから買いに行かなくちゃ、でも外に出たくない。かわいらしさもありながら、日常のささいな気持ちを歌詞に込めた楽曲。やわらかくポップなサウンドが心地いい。最後は、ささやくようにありがとうと伝える。

「11月って嫌いさ」では、あったかいものを考えようというやわらかさと嫌いな寒さや季節への不満を歌にする。コミカルで面白さもあるのに心にグッとくるものもあり、個性を放っている。『 友達からのリクエストに答えます。』と始まったのは「バーバー本城」。ギターをかき鳴らし、ロックサウンドを感じられる1曲。力強い歌声でこれまでとギャップもありながら彼の個性ある歌詞が絶妙なバランスを作りあげる。今回のイベントに呼んでくれた主催のメンバーに感謝を伝えて最後の曲「明日あやまろう」を披露する。アコースティックギターをかき鳴らし、最後はスタンドマイクの横から歌ってライブを終える。コミカルで独特な歌詞は会場に笑いもありながら彼の個性はかっこよくロック魂も感じられる素晴らしいライブだった。

 

セットリスト
1.老人
2.話すことはない
3.電球切れた
4.カサをささずに
5.11月って嫌いさ
6.バーバー本城
7.明日あやまろう

Twitter本城タカヒロはパジャマでヒートテック着てるけどストーブは出してない(さっき出した (@honjo_takahiro) / Twitter

 

 

結城アツシ

続いて登場したのは、大阪を中心に活動をしているアーティスト結城アツシ。歌い出しからのスタートで始まったのは、「エンドロール」。ちょっとまってと調整をいれるとまわりから自分のペースでいこうという優しい声がかかる。自分のペースを取り戻し、再度演奏がスタート。夜を灯せたらいいなと会場の夜を灯してを彷彿するような歌詞を歌い上げ、「結城アツシです。よろしくお願いします。」とライブはスタートする。彼のハイトーンな歌声が会場に響き渡り、会場の空気感を作り上げる。2曲目「流星群」は、疾走感のあるギターのサウンドで雰囲気をガラリと変える。まるで流星群が降り注ぐようなギターのサウンド。Cメロではノスタルジックに歌い上げるからこそ、ラスサビはより一層盛り上がりを見せる。改めてあいさつをして、1月22日に行われる自身初のレコ発の思いを語る。
『お湯割りを飲みながら作った曲を歌います。』と始まったのは、「湯気と月」。
エモーショナルなサウンドで心にスーッと入るような音楽で月が浮かんでくる。歌詞に出てくるお湯割りを気づけば飲みたくなっている。

今回のイベントへの感謝を伝える。新卒で就職で富山に行くことになったが、会社をやめて大阪に戻ってきた。そこから主催のRYOとの出会いやこれまでの感謝の思いを語り、『このままでは泣いちゃいそうなので歌いますね。』と思い出の楽曲でもある「Stage of the Dream」を歌い始める。弾き語りをはじめだして初めて参加したイベントで歌われたこの曲。この4年間の思い出が歌声には込められていた。
この2年間、コロナで活動をしていない期間もあった。この1年を振り返り、イベントや楽曲リリースをすることが決まった。ここで終わりでなく一歩ずつ進んでいこうと決意を込めて、初めてのリリース曲となる「ミュージック」を最後に歌いあげ、ラストのステージにバトンを渡してくれた。

 

セットリスト
1.エンドロール
2.流星群
3.湯気と月
4.Stage of the Dream
5.ミュージック

Twitter結城アツシ (@yuukiatsushi) / Twitter

 

栗田裕希

第1部のトリを務めるのは栗田裕希。エレキギターを持って、舞台に立ちライブを始める。アメリカの古い音楽が好きで酒場で音楽をしているような素敵な光景に憧れて活動をしている彼がそんな理想の情景を歌にした楽曲「ジュークジョイントへ行こうよ♪」からスタートをする。心地よいエレキギターの音色とカッコよく心にささる歌声で会場の空気を作り上げる。続いては、「いつか僕もシナトラに」。サビのマイウェイと歌い上げる部分は高音が際立ち、暖かい日差しが差し込むだろうという歌詞と共に少しずつエレキギターの音が大きくなっていく。暖かく温もりを感じられる歌声が会場の人たちに染みわたっていく。

『ライブが終わるまでお酒を飲まない人がいる中で飲んでいる自分が情けない。』といいながも、最後は自分を褒めて、最後は自分しかいないから抱きしめてやってくれたらなと思いますと「君の宿題」を歌い始める。心地のいいサウンドの1曲だった。
『12月に入ったらあわただしい日々を送ってます。今年は忘年会をいれて有意義ではない時間を過ごしたい。』そんな人との縁を感じさせる話を笑いを織り交ぜながら伝えてくれる。
出会いと別れを受け入れる、そんな気持ちを歌にしたと語り始まったのは「できれば今日の君の愛」。歌い出しから力強く大きな歌声で一気に楽曲の世界観に入り込ませてくれる。『今日はみんなで集まれて幸せです。』と感謝を伝える。
最後はルーツとなるアメリカの音楽をモチーフとして作った曲。ブルースへの感じ方やフィーリングは、言葉に表せないものがある。よく通っていた店の名前を歌に残したい気持ちもあり名付けられた「Honky Tonk #7」を歌い上げる。イベントに出演をしたアーティストへの感謝の気持ちを伝えると全体は拍手につつまれる。拍手は自然とアンコールの手拍子に。アンコールを受けて、席に着く。最後は、「shining star」で会場を盛り上げて第1部を見事に締め括ってくれた。

 

セットリスト
1.ジュークジョイントへ行こうよ♪
2.いつか僕もシナトラに
3.君の宿題
4.できれば今日の君の愛
5.Honky Tonk #7
6.shining star

TwitterHiroki Kurita (@hkchestnut) / Twitter

 

第1部のライブレポートを読んでいただきありがとうございました。

明日は第2部のライブレポートを公開します。

 

〇イベント関係者
主催:不知火 (@a_starphase25) / Twitter

岸本丈夫 (@johbu625) / Twitter

RYO@音楽ブログ (@yo19930223) / Twitter

会場:kitchen×music×bar 心斎橋 夜を灯して (@yoruwotomoshite) / Twitter

カメラマン:匠 (@tkantbti) / Twitter

 

 

【ライブレポート記事】

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modern times Bloom 3rd demo single digital release event 「冬夜が明ける頃に」ライブレポート

【記事公開日:2022/12/23】

 

2022年12月21日にmodern times Bloomの3rd demo single 『冬解けから冷めて』のリリースを記念したレコ発イベント「冬夜が明ける頃に」がFootRock&BEERSで開催された。そんなイベントのライブレポートを今回は担当しました。

 

 


好-(ハオ)


イベントのスタートを飾ったのは、好-(ハオ)。現在プレデビューという形で今後の活動に向けて活動をしているユニット。「愛してるなんて今更」からライブが始まる。男女2人の透き通るような歌声。アコースティックギターのやわらかい音色とカホンのリズムで体が揺れていく。鍵盤の音色からはどこか懐かしさを感じられ、エモーショナルなサウンドと2人のハモリが聞いていて気持ちがいい。そのままカホンがリズムを取りながら自己紹介をする。

『次の曲はかっこいい雰囲気の曲です!聞いてください!』と始まったのは、「77'」。紹介通り大人の雰囲気を感じさせるサウンドで1曲目とのギャップに驚かされる。
楽曲が終わり、modern times Bloomに新曲リリースへの祝いを伝える。『モダンの素敵な冬の楽曲です。曲もグッズもいいんでぜひ買ってください。』
本格的に活動をしているバンドではなく現在は、プレデビューという状況。だからこそ好きで呼んでくれたと思っていると今回のイベントに誘ってくれた感謝を伝える。個人的に人との縁を考える年。そのつながりは未来永劫はないんだなと年をとるにつれて考えるけど、おつりがくるくらい楽しい時もある。出会う前には戻れないからこそ1日1日を大切にして生きていきたいなと考えてます。今回のモダンの新曲を聞いて感じた思いを告げた。

そんな気持ちを歌に込めた楽曲「プロローグ」を歌いだす。澄み渡るような歌い出し。黄色い照明と共にあたたかく太陽のような歌声で心にスーッと入っていく。続いて、「やさしい歌」では男性ヴォーカルが始めの2曲以上に力強く、芯を感じられる歌声。きれいなピアノの音色は繊細で冷たい雨を表しているように感じられた。後半になるにつれて徐々に盛り上がっていく。改めて今日呼んでくれたことへの感謝を伝え、最後の楽曲「Omoibito」でライブを締めくくる。プレデビューとは思えないステージで今後の本格活動に期待を持たせてくれるライブをしてくれた。


セットリスト
1.愛してるなんて今更
2.77'
3プロローグ
4.やさしい歌
5.Omoibito

 

 


Ms.PROTEIN

二組目は、大阪堺市発の邦楽ロックバンドMs.PROTEIN。ドラムのリズムと共にステージの幕が開いていく。ギター、ベース、ドラムからなるバンドサウンドが会場内に響き渡る。そんなバンドサウンドとともにかっこいい歌声が心を振るわせる。1曲目は、「再会」。疾走感のあるサビがかっこよく、ドラムのリズムやギターのサウンドが鼓動をならす。
『よろしく!改めまして、モダンリリースおめでとうございます!』と叫び「蜘蛛」の演奏が始まる。ベースラインがかっこよく思わせず体が動き出す。語るような歌声からビブラートをきかした歌声へ。間奏はドラムとベースの存在感を放つ。
暗い会場の中、ギターの音色が場内に広がり「新月」が始まる。月明かりのように徐々に明るくなるサウンドがかっこいい1曲。
『大阪の堺から来ましたMs.PROTEINです。』『大地さんが自分の曲を1番聴いてると思いますが、その次に自分が聞いてると思います!』と今回の新曲への愛を語る。曲を作る時、すぐできる時もあれば、なかなかできないこともある。バンドにとって新曲をリリースすることは大切なこと。そんな大切な日に呼んでくれたモダンへ感謝を伝えた。

『モダンといえば失恋の曲が多いので、残り3曲失恋の曲を揃えました。切ない気持ちで帰りましょ。』と告げて始まったのは「またね。」エモーショナルなギターが駆け上がるようにテンポアップしていく。手拍子をうながし会場は一つに。最後はアカペラで歌い上げる。余韻を残すまもなくそのまま次の曲「月と太陽」へ。
ライブの最後は「祭囃子」。まさに祭囃子を表すようなリズミカルなドラムが気持ちを上げてくれる。改めてモダンへの祝いと感謝を叫ぶ。速度が上がっていくようなギターとドラムのリズム。サビではお客さんが拳をあげ、会場のボルテージは上がっていく。モダンへの愛と最高のライブで会場を一つにしてくれるライブだった。

 

セットリスト
1.再会
2.蜘蛛
3.新月
4.またね。
5.月と太陽
6.祭囃子

TwitterMs.PROTEIN ⇨12/21(水)FootRock&BEERS (@msprotein1234) / Twitter

 


バターマーマレード

東京を拠点に活動中。"音楽好きのためのポップソング"をコンセプトの4人組、バターマーマレード。実は今回、普段と違うトリオ体制での出演。Vo.&Gt.安達が体調不良となり、急遽編成を変えての出演となった。1曲目は、「二人だけのムード」。鍵盤のおしゃれなサウンドと女性ヴォーカルTiffaのきれいで透き通るような歌声。おしゃれな雰囲気を漂わせる。途中からドラムの佐藤寿磨がヴォーカルを担当する。2人のハモリでムードを作っていく。
続いて「シャワー」ではうねるようなかっこいいベースラインと軽快なドラムのリズムに鍵盤の明るい音色が重なっていく。一度音を止めて再度空気を作り上げる。ジャジーでかっこよく一つ一つの楽器の音色が場内に響き渡り、かわいらしくのびのある歌声が入っていく。
『東京から来ました。初めての大阪です。』会場からはそんな彼女たちを祝うかのように拍手があがる。4人組で活動しているが今回はギターボーカルが来れなくなった関係で珍しいスタイル。『短期間で詰め込んで、新たにアレンジをしました。ギリギリで仕上げましがみなさんが優しいのでうれしいです。』会場のお客さんに向けて感謝を伝える。MCからはバンドの仲の良さが伝わってくるようなそんな暖かさがあった。

そして、新しくリリースされたCDにしか収録されていない楽曲「土曜日の恋人」を披露する。踊り出すという歌詞を表すかのように身体がリズムを打ちながら踊り出したくなるようなメロディ。聞き心地がよく聞き入ってしまう。続いて、「通う」は、透き通る歌声とジャジーサウンド。間奏のギターのようにかき鳴らすベースのサウンドが存在感を放っていた。

最後の曲は女性ヴォーカルのTiffaが夏の終わりをイメージして作った楽曲「ゆうくれない」。切なさを感じさせるピアノの音色から始まり、途中から一気に駆け上がるような疾走感のあるサウンドで空気をガラリと変えてくれる。
今回は珍しいトリオ体制での出演となったバターマーマレード。短い時間でアレンジをしたとは思えないライブ。4人体制だとまた違った良さを見せてくれるのだろう。貴重なアレンジを見ることができるライブを楽しむことができた。

 

セットリスト
1.二人だけのムード
2.シャワー
3.土曜日の恋人
4.通う
5.ゆうくれない

Twitterバターマーマレード (@buttermarmalade) / Twitter

 


modern times Bloom

最後は、今回のメインであるmodern times Bloom。映画が始まるようなSEと共にステージにあらわれる。「雫が零れ落ちたら」が歌い出しから始まり。彼の歌声から一瞬で会場の空気を作り上げる。今回はサポートギターも入り、ヴォーカル中野大地は体全体で音楽を表現するかのように歌い上げる。ジャジーサウンドとウィスパーボイスが心地よい。気持ちがいいベースライン、情景を浮かばせてくれる鍵盤の音色に一つ一つが曲を彩る。音が止み、ヴォーカルの歌声が会場に響き渡る。「bittersweet」ではアコースティックギターを弾き語りながら歌い上げ、サポートでギターが入ったことによりこれまで以上に音に厚みを感じさせる。そのまま続いては「葉桜」。アカペラで始まりしっとりと歌いあげ、照明の灯りと共に疾走感のあるバンドサウンドが一気に盛り上がっていく。会場からは自然と手拍子が鳴り始めた。これまでのライブよりアップテンポしたようにも感じられた。さわやかさを感じながら気持ちも高まってくる。
『改めまして、modern times Bloomといいます。最後までよろしくお願いします!イベントに来てくれてありがとうございました!』とGt.Vo.の中野大地が感謝を伝える。

アコギを置いて、「スリーコードの曲みたいに」が始まる。ジャジーでおしゃれなサウンドでこれまでとはまた雰囲気を変えてくる。間奏のギターソロでサポートメンバーを紹介。時を越えるかのようなSEから今年リリースされた「花火はいらない」につながり、神秘的な世界観が表現されていた。

曲が終わると、今回の新曲「冬解けから冷めて」への思いを語る。
『今回リリースしたこの曲。冬は季節の中で1番最後になります。時間が過ぎていって季節が終わった後のことを歌にしました。今回リリースするにあたりいろんな人の協力がありできました。』楽曲制作に関わってくれた方やイベントの出演者に感謝を伝える。
『僕は自分のスタイルを貫きます。このスタイルがかっこいいと思っています。最後は新曲で終わります。』と自分の信念を貫き新曲を歌い始める。歌い出しから始まり、疾走感のあるサウンド。ドラムの力強いリズム。ギターの音色。ささえるベースライン。彩りを与える鍵盤。力強さもありながらきれいなハイトーンボイス、一つ一つの音が重なりあい最高の形で新曲を多くの人に届けてくれた。

 

セットリスト
1.雫が零れ落ちたら
2.bittersweet  
3.葉桜 
4.スリーコードの曲みたいに
5.花火はいらない  
6.冬解けから冷めて 

Twittermodern times Bloom (@mtb___official) / Twitter

新曲は「冬解けから冷めて 」は、各種ストリーミングサービスで聞けます。

冬解けから冷めて by modern times Bloom | TuneCore Japan

 

縁がありmodern times Bloomのライブは何度もライブレポートを書かせてもらっている。そのたびにバンドとしての成長を感じている。

今回は、特に楽曲への思いはもちろんだがバンドとして一回り進化したことを強く感じられたライブだった。そんなmodern times Bloomだが2023年はより飛躍していくこと間違いないだろう。

 

〇イベント関係者

ライブハウス:FootRock&BEERS (@FootRock_BEERS) / Twitter

写真:湊川 萌 (@mi_mo_13) / Twitter

 

【modern times Bloomライブレポート】

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