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kitchen×music×bar 心斎橋 夜を灯して 『City Light , Twilight』 〜Light 9〜 RYO ✕ 岸本丈夫 ✕ 不知火 共同企画 忘年会special!! 第1部ライブレポート

【記事公開日:2022/12/24】

 

12月17日に心斎橋 夜を灯してにて開催された「City Light, Twilight」〜Light 9〜。こちらのイベントは、イベンターの不知火さんが定期的にこちらの場所で開催をしているイベント。今回は、忘年会specialと題して、私、RYOとシンガーソングライターの岸本丈夫さんも共催という形で一緒に主催をさせていただきました。

 

今回は1部が男性アーティスト、2部が女性アーティストの2部編成で行われました。2部合わせて11組のアーティストに出演をいただきました。出演をいただきありがとうございました。ライブレポートは1部、2部に分けた記事で書かせていただきます。

 


今回会場となった【心斎橋 夜を灯して】。kitchen×music×barというコンセプトがある会場ということもあり、おしゃれで落ち着きのある雰囲気の会場。料理はキーマカレーやハヤシライスなどもあります。

私もハヤシライスを食べましたが、とろける牛すじと濃厚でうまみが詰まっておりとても美味しかったです。他の料理もとてもおいしそうで多くのお客さんや出演者を喜ばせてくれました。そんなおしゃれで料理もおいしい心斎橋 夜を灯してで行われたイベントのレポートをさせていただきます。

 


ウエノタカユキ

今回のイベントのスタートを務めるのはウエノタカユキ。『2022年もあと少し。歌い納めです。よっぱらってます。トップパッターいきます!』とスタートから笑いを誘いながら会場を盛り上げる。1曲目は、「ワンダーランド」。やさしいギターの音色と力強い歌い出しで心を惹きつける。彼の歌声は伸びがあり、リズムに乗せたファルセットがとても心地いい。そんな彼の歌声は一気に会場の空気をつくり自然と拍手があがる。その後、披露されたのは、「Everyday,Everynight」。タイトルにも入っている「Everyday」を力強く心を込めて歌い上げる。伸びのあるハイトーンが余韻を残しながら、徐々にしずかになり曲が終わると『こんなかんじです!』と笑いながらMCに入る。グラスを片手に会場のお客さんと乾杯。

普通を取り戻しだした1年。会いたい人に会える空気ができてきた。自分が本当に好きなものを愚直に求めていく方があっていると語る彼が、好きなものはなんだと考えたとき音楽を抜いたらお酒だった。特にアイラモルトというウイスキーがすき。そんなアイラモルトの曲を書きました。と披露されたのが「islay molt」。お酒をのみながら感情へ浸る姿がつたわるかのように心にスーッとはいってくる音楽。続いて、「I know,I feel」をリズムに乗せて力強く歌い上げる。手拍子で会場を一つになっていく。『最後まで楽しんでいってください。』と伝えて最後に「possible」を歌い上げ、会場のお客さんの心をグッとさせる。見事なトップバッターでイベントのスタートを盛り上げてくれた。

 

セットリスト
1.ワンダーランド
2.Everyday,Everynight
3.islay molt
4.I know,I feel
5.possible

Twitterウエノタカユキ (@uenotakayuki_bv) / Twitter

 

 

ゆーじん

2番手で登場をしたのは、関西を中心に活動をしているシンガーソングライターのゆーじん。疾走感のあるサウンドでギターをかき鳴らしながらスタートしたのは「心象風景」。心を奮い立たせてくれるような歌声で会場の空気を一気に作り上げ1曲目から最高の掴みをみせる。『ゆーじんです。ここでやるのは初めてです。仲良くしてください。』自己紹介を行い、2曲目「夏空を割って」のイントロを演奏し始める。彼の歌声で彩られる歌詞からは、自然と夏の情景が脳内でわいてくる。普段サラリーマンをしながら音楽活動をしているゆーじん。社会人が好きなのは休日。土曜日の開催ということもあり、明日は日曜日。『休日の前にこの曲を歌います。』と「明日は休日」を歌いはじめる。カズーを鳴らしながらギターを演奏し陽気で明るくはじまっていく。社会人だからこそ感じられる休日の喜びを歌った歌詞。休み前のうれしい気持ちが歌詞やサウンドから伝わってきて、聞いている人を楽しくうれしい気持ちにさせてくれた。

まだ曲名のない新曲として始まったのは冬の曲。ギターの音色がエモーショナルでやさしい歌声から伝わる冬の情景が心にスーッと入ってくるバラード曲だった。
6月生まれなんですが、じめじめした時期。沈んでた時に書いた曲だが、今は前向きにこの曲を歌えるようになりました。と伝えて始まったのは、「ペトリコール」。少ない音数の中で彼の歌声が会場内に響き渡る。その様子は、暗闇から光がさすように。まるで彼の心情の変化を表しているように感じさせる。最後に「満月のカンヴァス」を歌い上げる。初めて出会ったアーティストの方も多い中、彼らしい素晴らしいステージを見せてくれた。

 

セットリスト
1.心象風景 
2.夏空割って 
3.明日は休日 
4.新曲
5.ペトリコール
6.満月のカンヴァス

Twitterゆーじん (@yujin_musichann) / Twitter

 

 

岸本丈夫

続いては、今回主催でもある岸本丈夫。『みなさん大事なことを大切な人に伝えてますか。朝大切な人に感謝を伝えたらうっさいはげと言われました。よろしくお願いします。』そんなスタートで会場に笑いを起こしてから曲がスタート。1曲目は「シンプル」アコースティックギターのやさしい音色と個性があり力強く会場に響き渡る歌声。口笛も入り曲を彩る。今日は譜面を忘れたというトラブルもあり、セトリを今から作るという対応力を見せてくれる。これならできると披露されたのは、「誰のせいでもない」世の中に対する愛の歌であり1番足りないものはやさしさ。MCのように語りかけるAメロ。コールアンドレスポンスがダメな時代と話をしながら会場に確認をする。マスク越しであれば声をだしていいとなり、会場のお客さんに一緒に歌おうと投げかける。一緒に「ラララ」と歌い上げ会場は一つになっていく。

今回の会場、心斎橋 夜を灯しては今年の2月にオープンした。そんな会場との思い出を語る。続いてはラブソング、「そんなこと言わない君が好き」きれいな音色のイントロで甘く歌われギャップを見せてくれる。最後は「帰り道」をリズミカルなギターのサウンドで明るい気持ちで楽しくライブを締めくくる。トラブルがありながらも、おもしろいトークと対応力の強さでライブ会場を盛り上げてくれた。

 

セットリスト
1.シンプル
2.誰のせいでもない
3.そんなこと言わない君が好き
4.帰り道

Twitter岸本丈夫 (@johbu625) / Twitter

 

 

本城タカヒロ

4番手は、大阪を中心に音楽活動を行っている本城タカヒロ。1曲目は、「老人」。アコースティックギターをジャジーに演奏しながら、ささやくように歌う。おしゃれなリズムに乗せて、独特な世界観の歌詞で会場の空気を作る。彼の楽曲のサウンドからは14:30という昼間の時間をムーディーに作り上げ夜を灯していく。「話すことはない」を続けて歌い上げると『電球切れたという曲をやります。』電球が切れたから買いに行かなくちゃ、でも外に出たくない。かわいらしさもありながら、日常のささいな気持ちを歌詞に込めた楽曲。やわらかくポップなサウンドが心地いい。最後は、ささやくようにありがとうと伝える。

「11月って嫌いさ」では、あったかいものを考えようというやわらかさと嫌いな寒さや季節への不満を歌にする。コミカルで面白さもあるのに心にグッとくるものもあり、個性を放っている。『 友達からのリクエストに答えます。』と始まったのは「バーバー本城」。ギターをかき鳴らし、ロックサウンドを感じられる1曲。力強い歌声でこれまでとギャップもありながら彼の個性ある歌詞が絶妙なバランスを作りあげる。今回のイベントに呼んでくれた主催のメンバーに感謝を伝えて最後の曲「明日あやまろう」を披露する。アコースティックギターをかき鳴らし、最後はスタンドマイクの横から歌ってライブを終える。コミカルで独特な歌詞は会場に笑いもありながら彼の個性はかっこよくロック魂も感じられる素晴らしいライブだった。

 

セットリスト
1.老人
2.話すことはない
3.電球切れた
4.カサをささずに
5.11月って嫌いさ
6.バーバー本城
7.明日あやまろう

Twitter本城タカヒロはパジャマでヒートテック着てるけどストーブは出してない(さっき出した (@honjo_takahiro) / Twitter

 

 

結城アツシ

続いて登場したのは、大阪を中心に活動をしているアーティスト結城アツシ。歌い出しからのスタートで始まったのは、「エンドロール」。ちょっとまってと調整をいれるとまわりから自分のペースでいこうという優しい声がかかる。自分のペースを取り戻し、再度演奏がスタート。夜を灯せたらいいなと会場の夜を灯してを彷彿するような歌詞を歌い上げ、「結城アツシです。よろしくお願いします。」とライブはスタートする。彼のハイトーンな歌声が会場に響き渡り、会場の空気感を作り上げる。2曲目「流星群」は、疾走感のあるギターのサウンドで雰囲気をガラリと変える。まるで流星群が降り注ぐようなギターのサウンド。Cメロではノスタルジックに歌い上げるからこそ、ラスサビはより一層盛り上がりを見せる。改めてあいさつをして、1月22日に行われる自身初のレコ発の思いを語る。
『お湯割りを飲みながら作った曲を歌います。』と始まったのは、「湯気と月」。
エモーショナルなサウンドで心にスーッと入るような音楽で月が浮かんでくる。歌詞に出てくるお湯割りを気づけば飲みたくなっている。

今回のイベントへの感謝を伝える。新卒で就職で富山に行くことになったが、会社をやめて大阪に戻ってきた。そこから主催のRYOとの出会いやこれまでの感謝の思いを語り、『このままでは泣いちゃいそうなので歌いますね。』と思い出の楽曲でもある「Stage of the Dream」を歌い始める。弾き語りをはじめだして初めて参加したイベントで歌われたこの曲。この4年間の思い出が歌声には込められていた。
この2年間、コロナで活動をしていない期間もあった。この1年を振り返り、イベントや楽曲リリースをすることが決まった。ここで終わりでなく一歩ずつ進んでいこうと決意を込めて、初めてのリリース曲となる「ミュージック」を最後に歌いあげ、ラストのステージにバトンを渡してくれた。

 

セットリスト
1.エンドロール
2.流星群
3.湯気と月
4.Stage of the Dream
5.ミュージック

Twitter結城アツシ (@yuukiatsushi) / Twitter

 

栗田裕希

第1部のトリを務めるのは栗田裕希。エレキギターを持って、舞台に立ちライブを始める。アメリカの古い音楽が好きで酒場で音楽をしているような素敵な光景に憧れて活動をしている彼がそんな理想の情景を歌にした楽曲「ジュークジョイントへ行こうよ♪」からスタートをする。心地よいエレキギターの音色とカッコよく心にささる歌声で会場の空気を作り上げる。続いては、「いつか僕もシナトラに」。サビのマイウェイと歌い上げる部分は高音が際立ち、暖かい日差しが差し込むだろうという歌詞と共に少しずつエレキギターの音が大きくなっていく。暖かく温もりを感じられる歌声が会場の人たちに染みわたっていく。

『ライブが終わるまでお酒を飲まない人がいる中で飲んでいる自分が情けない。』といいながも、最後は自分を褒めて、最後は自分しかいないから抱きしめてやってくれたらなと思いますと「君の宿題」を歌い始める。心地のいいサウンドの1曲だった。
『12月に入ったらあわただしい日々を送ってます。今年は忘年会をいれて有意義ではない時間を過ごしたい。』そんな人との縁を感じさせる話を笑いを織り交ぜながら伝えてくれる。
出会いと別れを受け入れる、そんな気持ちを歌にしたと語り始まったのは「できれば今日の君の愛」。歌い出しから力強く大きな歌声で一気に楽曲の世界観に入り込ませてくれる。『今日はみんなで集まれて幸せです。』と感謝を伝える。
最後はルーツとなるアメリカの音楽をモチーフとして作った曲。ブルースへの感じ方やフィーリングは、言葉に表せないものがある。よく通っていた店の名前を歌に残したい気持ちもあり名付けられた「Honky Tonk #7」を歌い上げる。イベントに出演をしたアーティストへの感謝の気持ちを伝えると全体は拍手につつまれる。拍手は自然とアンコールの手拍子に。アンコールを受けて、席に着く。最後は、「shining star」で会場を盛り上げて第1部を見事に締め括ってくれた。

 

セットリスト
1.ジュークジョイントへ行こうよ♪
2.いつか僕もシナトラに
3.君の宿題
4.できれば今日の君の愛
5.Honky Tonk #7
6.shining star

TwitterHiroki Kurita (@hkchestnut) / Twitter

 

第1部のライブレポートを読んでいただきありがとうございました。

明日は第2部のライブレポートを公開します。

 

〇イベント関係者
主催:不知火 (@a_starphase25) / Twitter

岸本丈夫 (@johbu625) / Twitter

RYO@音楽ブログ (@yo19930223) / Twitter

会場:kitchen×music×bar 心斎橋 夜を灯して (@yoruwotomoshite) / Twitter

カメラマン:匠 (@tkantbti) / Twitter

 

 

【ライブレポート記事】

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