ただの音楽ファンが見る音楽業界

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2022年ベストアルバム厳選50

【記事公開日:2022/12/24】

 

12月も残りわずか。年間厳選記事を今月はいろいろと書いてきました。そんな厳選記事もあと少し。

 

今回は、2022年にリリースされたアルバムから個人的に特に好きだったアルバムを10枚紹介します。また、10枚に選出するか迷うくらいオススメのアルバムも多かったので、タイトルのみですが40枚紹介をします。合計今年のオススメを50枚紹介しますので、聞くきっかけにしてくれたらうれしいです。

 

こちらの厳選記事に対象となるのは、2022年1月~12月までのリリースアルバム。今年はミニアルバムやEPも対象に含みます。

 

それでは、さっそく紹介していきます。ちなみに紹介順はランキングではなく、特に意味もありません。

 

 

『暁』ポルノグラフィティ

5年ぶりにリリースされたフルアルバム。この5年間にリリースされたシングル曲がすべて収録されている。シングル曲が振れ幅の広い楽曲たちだからこそ、どんなアルバムになるのかリリース前から期待を膨らませていた。そんな期待を余裕で超えていくクオリティ。個性の強いシングル曲と肩を並べるアルバム曲たちは、1曲1曲個性を放つ。今回のアルバムはすべての楽曲を作詞晴一さん、作曲昭仁さんが担当する。この5年間で20周年の東京ドームやソロ活動、コロナでの感情の変化など、様々な変化があった2人だからこそ、進化を感じることができるのかもしれない。私は、長年ポルノグラフィティの大ファンだが、ファンの気持ちだけで選んだのではなく作品として素晴らしいと客観的に見ても感じたからこそ選出をした。

関連記事:ポルノグラフィティ アルバム「暁」全曲レビュー - ただの音楽ファンが見る音楽業界

 

 

『BE:1』BE:FIRST

1stアルバム。まるでライブを見ているかのような1枚。1曲1曲のつなぎや曲の順番がこれ以上にないくらい完璧。ライブのSEのようにアルバムを盛り上げる「BF is...」から始まりデビュー曲「Gifted.」への流れは何度聞いてもすばらしい。サブスクが主流となりアルバムをシャッフルで聞く人も増えてきただろう。だが、この作品は曲順に聞くことの大切さを訴えているようにも感じられた。もちろん、曲順だけがこのアルバムの魅力ではない。それは、なにより1曲1曲のクオリティの高さ。このブログではおそらくすべての楽曲を紹介してきた。先日公開をした「下半期ベストソング」にBE:FIRSTを選曲しなかったのは、アルバムとして見事なくらい1つの作品としてできあがっていたからだ。ジャンルレスな音楽性とBE:FIRSTの持つ個性が融合したジャンルBE:FIRSTの魅力が詰まった1枚だ。

関連記事:BE:FIRST 1stアルバム「BE:1」全曲レビュー - ただの音楽ファンが見る音楽業界

 

 

『ザ・ハイライト』Sexy Zone

Sexy Zoneの8枚目のアルバム。ここ数年ジャニーズの中でもSexy Zoneの音楽が普段ジャニーズを聞かない音楽好きの中でも評価が高くなっている。そのきっかけとなったのが、昨年のベストアルバムに収録された「RIGHT NEXT TO YOU」だろう。この曲は、私の中でも衝撃を与えられた楽曲。そんな期待値が上がっていた今年、リリースされたアルバムが『ザ・ハイライト』。80年代の音楽をコンセプトにしたアルバムとなっており、80’s 洋楽風のダンスナンバー「Forever Gold」や80年代のシティポップを彷彿させる「THE FINEST」などの名曲が並んでいる。収録曲は14曲だが8曲目から第2部がスタートしたかのように雰囲気を変える。おそらくレコードのA面B面を意識しているのだろう。サブスクで聞くことがないがCDを買っても後悔を絶対しないアルバムだ。

関連記事:Sexy Zone 8thアルバム『ザ・ハイライト』全曲レビュー - ただの音楽ファンが見る音楽業界

 

 

『BADモード』/宇多田ヒカル

8枚目のアルバム。1月19日にCDリリースに先駆けてデジタルリリース。個人的に宇多田ヒカルのすごさを再認識させられた感覚となった1枚。実はこれまでシングル曲はすべて聞いていたがアルバムとしてはあまり聞けていなった。このアルバムを聞いてからなぜこれまでの作品としっかり向き合わなかったんだろうと後悔をしたくらいだ。このアルバムは、成長、自己愛、セルフ・パートナー、アクセプタンスをコンセプトとなっている。そんなコンセプトを感じ取ることができる歌詞。コロナ渦となり生活が世界的に変化した現代だからこそ『BADモード』というタイトルも共感したくなる。多くのプロの方がこのアルバムの音楽性の素晴らしさを語っている。知識がないので魅力をシンプルに伝えるといいアルバムだから聞いてほしいということだ。

 

 

『CITY』SixTONES 

2ndアルバム。昨年のアルバム10選にも「1ST」を選出したSixTONES 。前回このアルバムを買わなかったことに後悔したので今年は初回盤2種を購入し、通常版をレンタルしてすべての楽曲を聞いた。「それぞれの楽曲ごとに主人公が存在し、その日一日の時間の流れの中で繰り広げられる、何気ない日常の出来事や物語が集まる場所」として"街(CITY)"をコンセプトに表現したアルバム。3形態すべて曲順が違っており、朝、昼、夜、深夜を表す場面展開がありコンセプトアルバムとして面白い。いろんな生き方をしている人がいるからこそ、一日のスタート時間も違う。そんな一人一人に寄り添うための曲順。こんなアルバムを作れるのは彼らの音楽の幅の広さとどんな音楽もジャンルSixTONESに作り上げる魅力を持っているからだ。2023年も年始に3rdアルバムをリリースが決まっている。すでに全形態予約しているので、レビュー記事もお楽しみに。

関連記事:SixTONES 2ndアルバム『CITY』全曲レビュー - ただの音楽ファンが見る音楽業界

 

 

『1999』にしな

2ndアルバム。昨年「odds and ends」をベストアルバム10選に選出をした。前作の時は、新曲ブログで「東京マーブル」を紹介してから存在を知り、アルバムを好きになった。今回は、前作と違い期待値が上がった状態だった。そんな期待に応えてくれる素晴らしいアルバム。このアルバムのタイトル1999は、1998年に生まれたにしなが1歳の年。デビューから1年たったこともあり1歳ということを表している。また、当時話題となったノストラダムスの大予言。地球がなくなったらどうなるのかを考えた作品とも語っている。収録曲は、1stアルバムと比べてジャンルレスな楽曲たちとなっている。ロックサウンドが強く疾走感のある「アイニコイ」や彼女の真骨頂ともいえる「青藍遊泳」などより振れ幅が広がった1枚になっている。着実に知名度が上がっている彼女だが2023年はより存在感を放つこと間違いないだろう。

 

 

『telegraph』/Kroi

R&B/ファンク/ソウル/ロック/ヒップホップなど様々なジャンルから影響を受け独自の音楽を作り上げるミクスチャーバンドKroi。2021年メジャーデビュー。今年は多くの大型フェスにも出演をしており、存在感を放っているバンドだ。そんな彼らの2ndアルバム。今年MINAMI WHEELで初めて彼らのライブを見た。圧倒的な演奏スキルとライブパフォーマンスで疲れを忘れてただただ楽しんだ。そんなライブを経て改めてこのアルバムを再度聞いてみるとミクスチャーバンドだからこそジャンルレスではあるかもしれないが独自性がしっかりとにじみ出ている。疾走感がありかっこいい「Drippin' Desert」や80年代のシティポップを彷彿させる「熱海」などまるで同じバンドとは思えない。2023年は大ブレイクすること間違いないバンドだ。

 

 

『LOVE ALL SERVE ALL』/藤井風

昨年末に紅白に初出場をして話題となった藤井風。その勢いそのままに3月にリリースされたのがこのアルバム。代表曲となった「きらり」から始まり、日本の盆踊りをイメージさせる「まつり」などが収録されている。どこか懐かしさのあるサウンドや彼の色気のある歌声。そんな藤井風の魅力が存分に詰まっている。先ほどSexy Zone『ザ・ハイライト』では、80年代の音楽をコンセプトにしたアルバムとして紹介をした。シティポップが流行となり、当時を彷彿させるようなサウンドの楽曲がこの作品以外にも多かったように思っている。ただ藤井風の楽曲は、それとは少し違う。彼だからこそできる音楽を作り上げて、その楽曲たちから自然と田舎の風景や昭和レトロの空気感がにじみでるのだ。今後も聞かれ続けるアルバムとなっていくだろう。

 

 

『フレデリズム3』フレデリック

3rdフルアルバム。昨年和田アキ子に楽曲提供をして話題となった「YONA YONA DANCE」やバンドとしての新境地を感じられる「名悪役」などが収録されている。中毒性の強いバンドは、ここ数年増えてきている。2010年代を代表する中毒性の強いバンドといえばと聞かれると間違いなくフレデリックの名前を挙げるだろう。ただ、ここ数年の彼らの楽曲は、中毒性という言葉でくくるには難しいくらいアプローチのバリエーションが増えたように感じている。そんな楽曲たちが集まり、アルバムとして聞いてもバランスのいい1枚になっているのが今作。ダンスミュージックにこだわってきた彼らだからこそ作ることができた名盤だ。

 

 

『音楽』/NEWS

12枚目のアルバム。3人体制としては初めてのアルバムとなる。アルバムタイトルになっている音楽とメンバー3人が本気で向き合い作り上げた。作家としても活動をしている加藤シゲアキが短編小説を作り、松たか子が朗読をする。この小説がインタールードとして曲の間に入りアルバムを聞くと1つの物語を見ているように楽しむことができる。楽曲たちは、これまでのNEWSの歴史を表すようなジャンルレスな楽曲たち。これまで様々な経験をしてきた彼らだからこそ、いま改めて結束をして音楽と向き合っていることが伝わってくるアルバムとなっている。来年20周年を迎えるNEWS。来年も多くの人を勇気づける楽曲たちを歌い続けてくれることだろう。

 

 

以上が特に好きだったアルバム10枚です。ただ今年は、昨年以上に多くのアルバムを聞きました。そのためこの10枚以外にも紹介したいアルバムがたくさんあります。オススメのアルバムをプラス40作品タイトルのみ紹介します。

 

 1.優里『壱』
 2.マカロニえんぴつ『ハッピーエンドへの期待は』
 3.Ado『狂言
 4.緑黄色社会『Actor』
 5.CYNHN『Blue Cresc.』
 6.SCANDAL『MIRROR』
 7.Da-iCE『REVERSi』
 8.ジャニーズWEST『Mixed Juice』
 9.SUPER BEAVER『東京』
10.Awich『Queendom』
11.シド『海辺』
12.SUPER★DRAGON『Force to Forth』
13.KAT-TUNHoney
14.サカナクション『アダプト』
15.ASIAN KUNG-FU GENERATION『プラネットフォークス』
16.Lucky Kilimanjaro『TOUGH PLAY』
17.UA『Are U Romantic?』
18.キタニタツヤ『BIPOLAR』
19.二宮和也『○○と二宮と』
20.Hey! Say! JUMP『FILMUSIC!』
21.BREIMEN『FICTION』
22.あいみょん『瞳へ落ちるよレコード』
23.Laura day romance『roman candles|憧憬蝋燭』
24.Creepy Nuts『アンサンブル・プレイ』
25.ODD Foot Works『Master Work』
26.633『SIX HUNDRED THIRTY THREE』
27.LiSA『LANDER』
28.竹内アンナ『TICKETS』
29.さかいゆう『CITY POP LOVERS』
30.ハンブレッダーズ『ヤバすぎるスピード』
31.INI『Awakening』
32.10-FEET『コリンズ』
33.Omoinotake『Dear DECADE,』
34.Salia『Groovy Green』
35.リーガルリリー『Cとし生けるもの』
36.ずっと真夜中でいいのに。『伸び仕草懲りて暇乞い』
37.KICK THE CAN CREW『THE CAN』
38.the band apart『Ninja of Four』
39.King & Prince『Made in』
40.iri『neon

 

以上が2022年にリリースされたオススメのアルバム50作品です。

 

サブスクで音楽を聴く時代。だからこそ、音楽の聴き方は様々だ。ランキングのみ聞く人、好きなアーティストを聞く人、プレイリストを聞く人、シャッフルで聞く人。どんな聞き方でも音楽を楽しむということで間違っていることはない。

 

ただ、アルバムは小説や映画のように一つの作品だと思っている。アーティストが考え抜いた曲順へのこだわりや一つのテーマに沿って作られたものなど。自分自身、昔からすべてのアルバムを曲順で必ず聞いていたというわけではない。むしろこの活動をする中で必ず収録順で聞くようになったともいえる。

 

アルバムレビュー記事を多く書くようになり、紹介する作品や気になる作品はインタビュー記事を見るようにしている。この作品にはこんなこだわりがある。こういう聞き方をしてくれたうれしいなどの思いが詰まっている。だからこそ、アルバムを収録順で必ず聞くようになった。

 

今回紹介をした50枚は、今年リリースされたアルバムの本当に一握りでしかない。自分が聞いたアルバムはもちろんこれ以上にある。新曲ブログを書くようになってその週にリリースされるアルバムや紹介した楽曲が収録されるアルバムなどをチェックするようになり、アルバムを楽しむ機会が増えていった。今年は特にこれまで以上にアルバムを聞いていたと思う。

 

3月くらいまでは聞いたアルバムを紹介する記事も書いてましたが途中からスケジュールの関係で書けなくなりました。2023年は、すべてをブログで紹介できなくてもInstagramで簡易的なレビューもできればと思ってます。もちろん、作品によれば全曲レビュー記事も書きますので宜しくお願い致します。

 

今日紹介をしたアルバムで気になるものがあればうれしいです。気になったものはぜひお聞きください。

 

読んでくれてありがとうございました。

 

【アルバムレビュー記事】

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