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kitchen×music×bar 心斎橋 夜を灯して 『City Light , Twilight』 〜Light 9〜 RYO ✕ 岸本丈夫 ✕ 不知火 共同企画 忘年会special!! 第2部ライブレポート

【記事公開日:2022/12/25】

 

12月17日に心斎橋夜を灯してにて開催された「City Light, Twilight」〜Light 9〜。こちらのイベントは、イベンターの不知火さんが定期的にこちらの場所で開催をしているイベント。今回は、忘年会specialと題して、私、RYOとシンガーソングライターの岸本丈夫さんも共催という形で一緒に主催をさせていただきました。


今回は1部が男性アーティスト、2部が女性アーティストの2部編成で行われました。2部合わせて11組のアーティストに出演をいただきありがとうございます。ライブレポートを1部、2部に分けた記事で書かせていただきます。

 

1部の記事はこちら。

akiryo.hatenablog.com

 

 

花崎楓子

第2部のスタートを務めるのは、関西を中心に活動をしているシンガーソングライター花崎楓子。『1部を楽しんでくれた方もそうでない方も一緒に楽しんでいきましょう!』とスタートをする。1曲目は「We love ご飯」を披露。エレキギターを弾きながら『We love ご飯!』と繰り返すサビは中毒性があり、一度聞くと自然と一緒に歌いたくなってくる。演奏中に『フードが美味しいので楽しんでください。』と会場である心斎橋 夜を灯しての魅力を伝える。楽しい気持ちになってくるポップな楽曲。手拍子を促して会場は1曲目から一つになっていく。続いては、「変身(updated)」。シックな雰囲気でかっこいい楽曲となっており1曲目の楽曲とのギャップを見せる。どこか懐かしさのあるサウンドでもあるこの曲。

アイドルが好きな彼女。特に大好きなのはハロープロジェクトモーニング娘。'22のメンバーが卒業をするショックを伝えて「アイドル」を歌い始める。この曲の歌詞からは、彼女が好きなモーニング娘。の「LOVEマシーン」を彷彿させる歌詞『日本の未来はwow,wow』が入っており彼女のモーニング娘。への愛情や敬意が伝わってくる1曲となっていた。
今後のライブ予定を伝え、続いて歌われたのは「そのまま」。ゆったりとしたサウンドからはじまるイントロでこれまでと違うバラード曲を披露した。『残り5分!急いで歌おう。』といって「そうだ、地元に帰ろう」を最後に歌い始めると会場からは手拍子が鳴り始める。楽しい気持ちになる1曲で明るく、地元に帰りたい気持ちや彼女の地元への想いが自然と伝わってくる楽曲。明るく楽しい気持ちにさせてくれて第2部のスタートを飾ってくれた。

 

セットリスト
1.We love ご飯
2.変身(updated)
3.アイドル
4.そのまま
5.そうだ、地元に帰ろう

Twitter弾き語りの花崎楓子 (@hiki25hana) / Twitter

 


星愛

続いて登場をしたのは、京都府出身のシンガーソングライター星愛。『ヒーローという曲を聞いてください。』とライブがスタートする。やさしくあたたかみのある歌声の中に真の強さを感じられる。走りだしたかのようなギターの音色がタイトルでもあるヒーローをイメージさせてくれる。楽曲の歌詞からは彼女のこれからの音楽活動に対しての決意とも受け取れる1曲にも感じられた。最後は、ギターの演奏を止めてwowowoとアカペラで繰り返し歌う。続いて披露したのは「ハタチ」。彼女の現在の年齢でもあるハタチ。だからこそ、彼女の等身大な感情が歌詞に込められており、切ないメロディが歌詞がより心にスーッと入っていく。そんな切ないメロディの中で前向きになる感情に変化する歌詞から彼女の成長や心情の変化が伝わってくる。

『 はじめましての夜をともして。1部が楽しすぎて満足した気持ちになりました。いろんなライブハウスでライブをしてきましたがバーのような会場は初めてです。』主催である不知火さんとの縁で今回の出演となった彼女。不知火さんからよく面白い女だと言われますとなんばで朝まで路上ライブをしたエピソードを話しをして驚かせる。そんな彼女が次に披露したのは「届かない」。唇までの3センチ。さよならまでの3秒間。といったサビの歌詞からは先ほどの楽曲たちとはまた違ったギャップを見せてくれる。サビになるとより感情的になっている様子がサウンドの大きさからも伝わってくる。今回の会場、夜を灯してはおいしいものが多いので食べ物の曲をやりますと始まったのは「オムライス」。わざと作りすぎたオムライスを歌った歌詞は、可愛らしさの中にある切なさを感じられる1曲となっている。ライブの最後に披露するのは「サーチライト」。彼女が自分自身を奮い立たせるために書いた楽曲。そんな楽曲がいつかだれかの心を奮い立たせてほしいという気持ちが込められている。いままでの楽曲とは違い、疾走感のあるサウンドで会場を盛り上げ、次のアーティストにバトンを渡してくれた。

 

セットリスト
1.ヒーロー
2.CC
3.届かない
4.オムライス
5.サーチライト

Twitter星愛-せいあ- (@seia_ssw) / Twitter

 


Stella-abyss

バンドとして活動をしているStella-abyss(ステラアビス)。今回は2人でアコースティックスタイルで出演をする。1曲目は、「おはようのあと」。会場からは自然と手拍子が始まる。伸びがありかっこよさも感じられるヴォーカルkayoの歌声。そんな歌声と明るくたのしさが伝わってくるメロディで会場は彼女たちの空気感に入り込んでいく。
続いては「グッバイメッセージ」。おしゃれな雰囲気が感じられ、2人がハモリながら歌われるこの曲は1曲目とまた違った印象を与えてくれる。ラスサビでは感情がこもった様子も伝わってきた。今回のイベントに来てくれた方への感謝を伝える。1部から会場にいた2人は、男たちの熱いステージの様子を話して会場から笑いを誘う。『忘年会なんでいい感じに歌ってビールを飲みます。ごはんの曲はないのでまたつくります。』2部の出演者達が続けて食べ物がテーマになった曲を披露したことを話して、歌い始めたのは「未知なる光」。疾走感もあり、さわやかさを感じられるサウンド。歌詞からもどこか懐かしさと青春を感じられる1曲となっている。

「みなさん楽しんでくれてますか!」と問いかける。普段は3ピースバンドとして活動をしているStella-abyss。今回はバンドとして披露をしている楽曲中心のセットリストになっている。「約束」「想いのカケラ」と続けて歌い、楽曲制作について語る。『自分が経験したことを歌にしてる。すこしでも自分の曲がいろんな人に届いてがんばろうと思ってくれる人がいてくれたら嬉しい。』そう語りながら、全く関係ない曲をやりますと冬の楽曲「ふゆぞら」を歌いはじめる。クリスマスをイメージさせるような曲で今の季節にぴったりだ。先ほどのMCに関連した曲をやりますと最後に歌われたのは「応援歌」。かき鳴らすようなギターのイントロが印象的で勇気づけられる歌詞となっており、会場を盛り上げてくれた。バンドとしてのステージもみたくなるようなライブだった。

 

セットリスト
1.おはようのあと
2.グッバイメッセージ
3.未知なる光
4.約束
5.想いのカケラ
6.ふゆぞら
7.応援歌

TwitterStella-abyss -ステラアビス- (@Stella_abyss__3) / Twitter

 

 

実希

ピアノのきれいな旋律を奏でながら始まったのは『一期一会に一音一声を。心が動く瞬間をつくる。』をモットーに関西を中心に活動をしている実希が登場をする。1曲目は、「Spica」。やさしくあたたかさのある歌声に包み込まれていく。ピアノの音色と彼女の歌声でお酒も飲んで盛り上がっている会場の人たちも自然と聞き入ってしまう。
『事故った。』といいながら改めて自己紹介をする。そんな彼女をやさしく迎え入れる会場の空気感も暖かく感じられる。披露された「andante」の希望をつれてきてくれる、どうせなら明るい方がいいという歌詞を表すかのようにピアノの音色は明るく元気をもらえる。
『グラスを片手に乾杯しましょう。』と会場のみんなと乾杯をする。『今日の特別な1日をすばらしい場所で歌わせてもらえるのでしっとりめの曲で。1部は、いい意味で男らしい、2部はスタートがフレッシュでここから大人の雰囲気を出していきます。』と今回のイベントの様子を伝えてくれる。そんな大人の魅力を感じられるような恋愛曲「ハニーミルクラテ」を披露。歌謡曲のような懐かしさを感じられる楽曲でこれまでの曲と違ったシックな雰囲気が詰まった1曲。「ため息」では1番じゃなくていいよ、つよがりなんて言わなくていいよ。と切ないながらも好きな気持ちが伝わってくる歌詞。サビではこれまで以上のハイトーンで想いの強さを歌い上げる。イベントへの感謝やこの活動をさせてくれている私を産んでくれた両親への感謝を伝えて「HOME」で家族への感謝を込めるように歌い上げる。
改めて感謝を伝え、最後の曲にあたたかく前向きな気持ちにしてくれる「アンコール」を歌いトリのuncloseへバトンを繋げた。

 

セットリスト
1.Spica
2.andante
3.ハニーミルクラテ
4.ため息
5.HOME
6.アンコール

Twitter実希 ⑅◡̈* 12/31@Slow Bird (@miki_cathy) / Twitter

 

 

unclose

昼から始まったこのイベントの最後を飾るのは、vo.タツミトモエとpf.shimaの2人からなるunclose。『はじまりまーす!』と元気よくスタートをする。1曲目に歌われたのは「ようこそ」。力強く楽しさが伝わる歌声と軽快なピアノの音色。踊るように歌うボーカル。そんなライブを見ていると気持ちは高鳴り楽しくなっていく。会場からは手拍子の音が大きくなっていき、どんどん盛り上がっていき、一体になっていく。会場の名前である「夜を灯して」と最後はしめて会場のボルテージはより上がっていく。続いての「ハウリング」では、きれいなピアノの音色からはじまりジャジーな雰囲気。ビブラートの聴いた歌声が会場に響き渡っていく。『長丁場の中、トリを務めさせてもらい光栄におもってます。』と感謝を伝える。今回のイベントが今年最後のライブとなり2人にとっても忘年会となった今夜。今年10周年を迎えたuncloseが9周年でやりつくしたこともあり、今年は大きな活動をしていなかったと、今年1年を振り返る。

『今年できた曲を2曲続けてやります。』そんな言葉と共に始まったのは「不完全」。おしゃれさを感じられるピアノの音色。前半と後半で曲や歌声は大きく変化していき、曲全体から不完全というタイトルに込めた思いが伝わってくる。「君といる生活」は軽快なピアノの音色が楽しく、体は思わず踊り出す。力強く伸びのある歌声が合わさり心をつかまれる。バンドを想定している楽曲が多いunclose。今回は今年最後のライブということもあり、やりたい曲をやっていると伝えられる。そんな2人が『最後に往年の曲をお届けします。』と告げて始まったのは、10年前に作られた「on off」。ピアノのきれいな旋律からはじまり、ジャジーな雰囲気へとがらっと変わる。会場からは手拍子が響き渡る。

拍手から自然とアンコールの手拍子に。あらためてイベントへの感謝を伝える。最後は、「A New Holiday」。軽快なピアノと会場全体の手拍子もありながら会場の人といっしょに歌う。楽しく素晴らしいライブで締め括った。

 

セットリスト

1.ようこそ
2.ハウリング
3.不完全
4.君といる生活
5.on off
en.A New Holiday

Twitterタツミ トモエ/unclose (@tomoethecanvas) / Twitter

shima (@shima_music) / Twitter

 

主催として関わらせていただいた今回の『kitchen×music×bar 心斎橋 夜を灯して 『City Light , Twilight』 〜Light 9〜』。不知火さん、岸本丈夫さん、出演者の方、心斎橋 夜を灯しての皆さん、会場に来てくれた方。改めてありがとうございました。

 

 

〇イベント関係者
主催

不知火 (@a_starphase25) / Twitter

岸本丈夫 (@johbu625) / Twitter

RYO@音楽ブログ (@yo19930223) / Twitter

会場

kitchen×music×bar 心斎橋 夜を灯して (@yoruwotomoshite) / Twitter

カメラマン

匠 (@tkantbti) / Twitter