優里 1stアルバム『壱』全曲レビュー
【記事公開日:2022/01/22】
今月はSixTONESの全曲レビューも行いました。
今年は、好きなアルバムの全曲レビューも定期的に行おうと思っています。
今回紹介するのは、優里の1stアルバム『壱』です。
2021年年間の総合ソング・チャート【Billboard JAPAN HOT 100】で年間1位を獲得した「ドライフラワー」をはじめ、これまでリリースされた楽曲を収録したアルバムです。
以前に「シャッター」までの楽曲は以前の記事で紹介をしています。
そのため記事で紹介していない楽曲を重点的に紹介します。
よろしくお願います。
1.ベテルギウス
ドラマ「SUPERRICH」の主題歌。
このブログでこれまで何度紹介したかわからない。優里にとって新たな代表曲だ。そんな楽曲からアルバムがスタートする。優里の歌いだしから始まりしっかりつかまれる。1曲目としては豪華すぎるような気もしたが、このアルバムの期待値をぐっと引き上げてくれる。
2.ドライフラワー
【Billboard JAPAN HOT 100】で年間1位を獲得した楽曲。
もはやこの曲を知らない日本人はいないのではないかと思っている。「ベテルギウス」が静かに歌声のみで終わるからこそ、アコースティックギターのイントロが生えるのだ。このつなぎいいなと何度聞いても思ってしまう。個人的にも2021年一番聞いた楽曲はこの曲だった。
3.花鳥風月
アルバム初収録。
リリースは初めてだがすでにライブの定番曲となっている楽曲。ライブをまだ見たことがないので初めて聞いた。ビートを刻みながらスタートをするイントロはかっこいい。「ピーターパン」のように自分の覚悟や挑戦が伝わってくる歌詞からは彼の覚悟が伝わってくる。この曲を声が出せるようなライブになれば一緒に歌いながら盛り上がることは間違いないだろう。
4.ミズキリ
アルバム初収録。ドラマ「SUPERRICH」の挿入歌。
ドラマを見ていると予告なく新曲を聞くことができ衝撃的だったことも記憶に新しい。ピアノの旋律から始まるイントロから優しくスタートする。ドラマを見ていたので歌詞からドラマの世界観と自然とリンクしてくる。サビの最後の「全ての事を超えていくためにウシロムキは水切りしよう」という表現は素晴らしい。
5.シャッター
優里ちゃんねるのメンバーであるJUN MIYASAKAに楽曲提供をした曲のセルフカバー。
この曲も何度紹介しているが、やはり何度聞いてもシャッターのシャッの部分の歌い方が聞いていて気持ちがいい。
6.ミザリー
アルバム初収録。先日の新曲ブログでも紹介をした楽曲。
このアルバムで初めて聞いた楽曲達の中で個人的に1番好きな楽曲。優里のつかみのある歌いだし。JAZZっぽさも感じられるおしゃれさのあるサウンド。本人も全曲解説でおしゃれな曲と語っている。優里の良さがしっかりでながらこれまでの楽曲とは違った一面を見せてくれているのだ。最後のギターでしめるところまでかっこいい。
7.レオ
アルバム初収録曲。本日のミュージックステーションで披露された楽曲。
アルバム紹介の中で好きな曲と語っていた楽曲。ピアノのイントロから始まり。この曲は、愛犬との絆を歌った楽曲。家族のように育ってきて、成長と共に一緒にいる時間が減っていき別れの時に。飼い主と愛犬のこれまでの時間をまるでショートフィルムのように曲調や楽器の変化、歌声の変化で情景を変えてくれる。今日のMステ以降ヒットするのは間違いない楽曲だ。
8.ピーターパン
メジャーデビュー曲。
個人的にはこの曲と新曲ブログで出会い優里というアーティストを知ったきっかけの楽曲だ。メジャーデビューというタイミングでこれからチャンスをつかんでやるという決意が伝わってくる楽曲。いつ聞いてもかっこいい。
9.スマホウォーズ
アルバム初収録曲。
恋人のスマホを見たいという気持ちの葛藤。不安や疑心暗鬼な感情。ベースやギターのサウンドから不気味さや怖さ、不安な気持ちが伝わってくる。スマホに翻弄される現代人の気持ちが絶妙に表現された楽曲。
9.夏音
Huluにて独占配信ドラマ「ドライフラワー-七月の部屋-」の第1話のために書き下ろした楽曲。「ドライフラワー」と「かくれんぼ」の世界観の楽曲となっている。夏の幸せな情景と共に不幸せな未来。最後は同棲のスタートをイメージさせる歌詞。始まりと終わりを繰り返される楽曲となっている。
10.背中
アルバム初収録曲。
今回のアルバムで一番好きだった流れは、「背中」から「かごめ」だ。リズムの刻み方、ピアノの音色、歌詞の世界観。2曲が物語になっているように感じた。サビのエレキギターから耐え忍ぶ背中をより感じられる。ギターのサウンドからは、どこか懐かしさと哀愁がある。
11.かごめ
かごめの歌詞の内容については以前の記事に多く語っているのでそちらを見てほしい。今回この2曲を続けて何度も聞いた。そして、歌詞も見比べたりもした。やはりストーリーになっている。かごめの中でえがかれる自殺した大切な人。その大切な人の社会で耐え忍ぶ姿を現したのが背中なんだろう。一度歌詞を見ながらこの2曲を聴いてほしい。
12.桜晴
ファンの方からのメッセージを受けて作られた楽曲。
これからの時期で聞きたくなる卒業ソング。あたたかくエールを与えてくれる楽曲となっている。
13.インフィニティ
TVアニメ「SK∞ エスケーエイト」エンディングテーマ。
優里にとって初めてのアニメ主題歌。仲間との友情がテーマになる楽曲。こうやってアルバムを聞くとこの曲のメロディやサウンドは異彩を放っているようにも感じた。
14.飛行船
2021年上半期ベストソングで選出をした楽曲。
疾走感のあるロックサウンドが中心に曲が展開していく。夢に向かってエールをくれる楽曲。この曲がタイアップがないことがおかしいと思う時がある。今からでもCMタイアップがついてもおかしくない。
15.かくれんぼ
本日のミュージックステーションでも披露された曲で、注目されるきっかけとなった楽曲で彼にとっても大切な楽曲。「ドライフラワー」と同じく何度聞いたかわからないがいい曲だ。
以上の16曲です。
2021年は多くの楽曲をリリースした。
デビュー以降すべての楽曲が今回のアルバムには収録されている。16曲中10曲が既存楽曲となると楽曲の力量に差ができたり、シングルベストアルバムのような1枚になるのではと思っていた。
シングルベストアルバムが悪いわけではないが、統一感や面白味がどこかかけてしまう場合もある。
しかしアルバムを聞いて思ったのは、アルバム初収録の楽曲達の個性の強さや力強い世界観だ。むしろ既存楽曲達を食って掛かるかのようなパワーを感じられる。
優里という存在の強さや努力・才能というものをしっかり感じられる1曲1曲がすばらしいアルバムに感じられた。
今回シングル楽曲は、シャッターより以前の楽曲に関しては過去の記事で詳しく書いていたので簡潔に紹介したがどの曲も思い入れが強い。
こちらの記事もぜひチェックしてほしい。
今年は、リリース時期に定期的にアルバム紹介の記事も投稿していこうと思います。
1月は、優里やSixTONESをはじめ2021年のチャートを盛り上げたアーティストがたくさんリリースします。
すでに発売されているマカロニえんぴつや宇多田ヒカルも素晴らしい作品だったので、また紹介したいと思います。
そしてこれからリリースされるAdoと緑黄色社会も楽しみです。
これからもよろしくお願いします。
【優里紹介記事】