ただの音楽ファンが見る音楽業界

楽器経験もない音楽ファンが毎週200曲以上の新曲から好きだったものを紹介。音楽業界についてやおすすめのアーティストも定期的に書いてます。

2023年ブレイクアーティスト

【記事公開日:2023/01/08】

 

先日、「バズリズム02」の企画『コレがバズるぞベスト10 』が発表された。また、今月中には、「関ジャム∞完全燃Show」の企画『プロが選ぶ年間マイベスト10曲』もオンエアされる。

 

毎年1月になると今年はどんなアーティストがブレイクするのかという記事が注目されてくる。

このブログでも2021年以降、ブレイクアーティストの記事を公開している。

【2021年の選出アーティスト】

藤井風
秋山黄色
Da-iCE
Vaundy
Omoinotake
Cö shu Nie
映秀。
フィロソフィーのダンス
This is LAST
Non Stop Rabbit

 

【2022年選出アーティスト】

WurtS
にしな
Saucy Dog
大橋ちっぽけ
asmi
マハラージャン
NEE
タニタツヤ

 

昨年は、紅白に出場したSaucy Dog。「PAKU」という新たなヒット曲をTik Tokで生み出したasmi。2022年だけでタイアップ曲が7曲あるキタニタツヤ。THE FIRST TAKEやミュージックステーションにも出演をしたにしな、などこの1年で飛躍したアーティストを選出できたのではないだろうか。

 

ブレイクアーティストという定義はとても曖昧。ロック、ボカロ、アニソン、などそれぞれの界隈の中でより注目をされるようになるアーティストもブレイクアーティストだろう。

 

このブログでは新たなファン層をつかみ、より飛躍を遂げるだろうアーティストをブレイクアーティストと定義づけして紹介をしていく。

ちなみに、インディーズシーンで今後ブレイクするだろうアーティストは、半年に一度インディーズベストソングという記事を書いている。そちらが未来の『コレがバズるぞベスト10 』に選出するだろうアーティストになるかもしれない。

 

それでは、今年ブレイクするだろうアーティストを8組紹介します。

 

 

なとり

楽曲:Overdose

19歳のシンガーソングライター。TikTokを中心に話題となり、この曲はストリーミング累計1億回再生を記録している。この実績を伝えるともうブレイクしているだろうという人も多いだろう。その声も間違いない。ただ、再生回数とメディアの取り上げ方が比例していないのだ。これまでAdoや優里、YOASOBIなどはデビューしてすぐにヒット曲を生み出すと多くのメディアが取り上げていた。だが、この曲は違う。TikTokからストリーミングへの導線をしっかり作り上げ、チャートや再生回数で実績を作ったのだ。だからこそ、高いポテンシャルがある。謎が多いアーティストなとりが今年より注目させれることは間違いない。

 

 

Chilli Beans.

楽曲:lemonade

2019年に音楽塾ヴォイスのシンガーソングライターコースで出会った3ピースガールズバンド。今年の『コレがバズるぞベスト10 』で1位を獲得。昨年リリースした1stフルアルバム『Chilli Beans.』は、CDショップ大賞にノミネート。Vaundyと共作をしたこの曲「lemonade」は、このブログの【2021年インディーズベストソング16】にも選出をした楽曲だ。選出後の1年間を見ていても、フェスやサーキットフェスでの集客力も強く、ファン層を広げている。洋楽POPSをルーツに持つ彼女たちが作り出す音楽はどこか懐かしさと共におしゃれでかっこよさがある。彼女たちが今年の音楽シーンを盛り上げてくれるだろう。

関連記事:2021年インディーズベストソング16 - ただの音楽ファンが見る音楽業界

 

 

Kroi

楽曲名:Drippin' Desert 

R&B/ファンク/ソウル/ロック/ヒップホップなど、あらゆる音楽ジャンルからの影響を昇華したミクスチャーな音楽性を提示する5人組バンド。2021年にメジャーデビュー。昨年リリースしたアルバム『telegraph』はCDショップ大賞にもノミネート。このブログの【ベストアルバム10】にも選出をした。音楽好きの中ではここ数年注目をしている人も多いバンド。またフェスを始めライブシーンでは存在感を出し続けている。昨年話題となったドラマ「silent」の中で「Balmy Life」が使用されたことでバンド名がTwitter世界トレンド5位となり、より多くの人にKroiの名前が知られるきっかけとなった。圧倒的な演奏力と独自性の強い楽曲達。King Gnuや米津玄師というすごいアーティストのおかげで多くの人が耳が肥えてきている。だからこそ、Kroiがお茶の間に届く日も近いのではないだろうか。

関連記事:2022年ベストアルバム厳選 - ただの音楽ファンが見る音楽業界

 

 

SIX LOUNGE

楽曲名:New Age Blues

大分発ロックンロールバンド。2015~2018年インディーズレーベルTHE NINTH APOLLOに所属。2018年よりユニバーサルミュージック内のレーベルZEN MUSICでメジャーデビュー。インディーズ時代から邦ロックを好きな人なら名前を知っている人も多いだろう。なぜこのタイミングで選出をしたかというと、昨年よりソニー・ミュージックレーベルズ内のレーベルEpic Records Japanに移籍をした。そして、新曲「キタカゼ」がTVアニメ「僕のヒーローアカデミア」に起用された。また、この曲「New Age Blues」は、バントとして初の四つ打ちサウンド。新たな挑戦をしている点とタイアップの可能性を秘めているソニー所属。二つの要素から今年より注目されていくことだろう。

関連記事:2022年下半期ベストソング16 - ただの音楽ファンが見る音楽業界

 

 

PEOPLE 1 

楽曲名:DOGLAND

2019年に結成されたバンド。『2021年コレがバズるぞ!BEST10』では、7位を獲得。2020年からYouTubeを中心に活動をスタートして、ジャンルレスな音楽性で中毒性のある音楽をリリースし続けていた。この曲は、TVアニメ『チェンソーマン』の第10話エンディングテーマにも起用。2020年から徐々に知名度を上げてきたバンドなのだが、この1年でより進化したように感じられた為、選出をした。タイアップが増えたこともあり、キャッチーなバンドサウンドの楽曲が増えた。だがその上で個性を生み出している。2020~2021年は、広い音楽性で得体のしれないバンド。2022年は独自性を打ち出しながらキャッチーなサウンドも織り交ぜるバンド。特に「DOGLAND」はダークなサウンドとポップなサウンドの変化は、主人公デンジの性格を表しているように感じられる。サウンドの変化は聞けば聞くほど癖になってくる。この曲はもっと注目されるべき楽曲。今年はより注目されること間違いないだろう。

関連記事:ベストソングTOP10【2022/6】 - ただの音楽ファンが見る音楽業界

 

 

Novel Core

楽曲名:独創ファンタジスタ

BE:FIRSTが所属するBMSGの所属アーティスト。ラッパー兼シンガーソングライター。s**t kingz「TRASH TALK feat. Novel Core」の歌唱担当やBE:FIRST「Brave Generation 」の作詞作曲に参加、トップメゾンのモデルなど多方面で活躍をしている。昨年末にBE:FIRSTが紅白初出場を果たした。今年、BE:FIRSTは昨年以上の飛躍を遂げるだろう。それは、BMSGという事務所自体がより注目されていくということでもある。ヒップホップアーティストが注目されることも増えた近年。ラップスキルの高さ、キャッチーな楽曲だけでない幅の広さ、かっこいいルックス。ヒップホップ好きだけでなくこれまでヒップホップを聞かなかった層にも聞かれているNovel Core。2023年飛躍することは間違いないだろう。

 

 

Penthouse

楽曲名:単焦点

2018年に東京大学の音楽サークルで出会って結成された日本の6人組シティ・ソウルバンド。2021年11月にビクターエンタテインメントからメジャーデビュー。キーボードの角野隼斗はピアニストとしても活動をしている。また、メンバーのほとんどが普段は会社員として仕事をしながら音楽活動を行っている。昨年は、ゴスペラーズの「Keep It Goin' On feat. Penthouse」にゲスト参加し、ミュージックステーションにも出演をした。男女二人のソウルフルな歌声ときれいなピアノの音色で唯一無二でおしゃれでかっこいい世界観の楽曲を作り上げる。昨年シティポップがリバイバルヒットがした。今年は、シティポップを聞きなれてきた若い世代がPenthouseのようなアーティストに注目していくのではないだろうか。

 

 

新東京

楽曲名:Cynical City

2021年4月に結成されたギターレスバンド。「関ジャム 完全燃SHOW」にてYaffleが選ぶ2021年の年間ベスト10の第10位に選出。「これがバズるぞ!2023」の5位に選出。結成から2年以内で早くも注目度の高いバンド。このブログでも【2022年上半期インディーズベストソング16】に選出をした。ギターレスバンドだからこそ、ベースやドラムの存在感を放つ。ただ存在感がありながらも、聞き心地良いサウンドで気づけば何度も聞きたくなっていく。この2年ですでに14曲の楽曲をリリース。リリースペースも早く、どれがバズってもおかしくない。今回のバズリズムでの選出はブレイクにより後押しをする結果になっていくだろう。

関連記事:上半期インディーズベストソング16 - ただの音楽ファンが見る音楽業界

 

以上が2023年のブレイクアーティストです。

 

先日発表された「これがバズるぞ!2023」のランキング30を見てみると9割のアーティストを知っていた。このブログでは、毎週300曲近い楽曲を聞いたうえでオススメの16曲を紹介する新曲ブログというものを書いている。その新曲ブログでほとんどのアーティストを紹介していたのだ。

 

今後どんなアーティストが話題になるのか、もっと先取りをしたいと思った方はぜひ、新曲ブログをチェックしてほしい。

今週の新曲オススメの8曲【2023/01/04】 - ただの音楽ファンが見る音楽業界

 

今回紹介したアーティスト達が今年どんな活動をしていくのか。また、どんなアーティストがヒットを生み出し、どんな楽曲たちが今年はリリースされるのか。新曲のリリースを楽しみにしているからこそ、毎日が楽しく行けていける。

 

2023年の音楽シーンも注目していきたい。

 

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