メルトタイマー1stEP「君を見つけた」全曲レビュー
【記事公開日:2023/01/08】
このブログでは、定期的にインディーズアーティストの紹介記事や作品のレビュー記事を書いています。
今回は、大阪発エモーショナルポップバンド【メルトタイマー】の1st.EP「君を見つけた」を紹介します。
メルトタイマー
Gt.Vo隼風 (@monoxlos) / Twitter
Key.Vo優風 (@fuziichan) / Twitter
Gt.Keyのぶ (@nobu_gt) / Twitter
Ba駿@メルトタイマー (@bass0216) / Twitter
Drtomohiro (@tomohirotkmr) / Twitter
1.neon sign
男女二人のきれいなハモリと手拍子で明るく始まる。軽快なキーボードの音色でよりきらびやかになっていく。女性ヴォーカル優風の伸びのある歌声は聞き心地がよく、男性ヴォーカル隼風の歌声はかっこいい。ラスサビ前の【信号の点滅が合図】というフレーズと共に音は手拍子のみになる。だからこそ、最後はより明るく盛り上がっていき、明るくポップな1曲に仕上がっている。
2.スターゲイザー
星が降り注いでいくかのような疾走感のあるイントロ。間奏前には二人の伸びのある歌声が重なり、曲をより一層盛り上げてくれる。間奏のギターのサウンドが存在感があるからこそ、ピアノの音色と共に静かに歌われる二人の歌声がよりエモーショナルに感じられる。曲全体の盛り上がり、サウンドの変化、二人の歌声の一つ一つから歌詞の情景を自然とイメージさせてくれる。
3.Humming
軽快なピアノの音色がイントロから明るく盛り上げる。男性目線の歌詞だからだろう。この曲は、男女混成ヴォーカルではなく、男性ヴォーカルの隼風がメインヴォーカルを務める。だからこそ、ギャップも感じることができるのだろう。ラスサビのハイトーンの歌声が曲をより一層盛り上げてくれる。
4.ジャイロスコープ
エモーショナルなギターのサウンドから始まり、疾走感のあるバンドサウンドでスタートから曲は盛り上がっていく。迷いや孤独な感情に立ち向かう応援歌。二人の歌声もポップな「neon sign」と比べると、とても力強い。自分自身を鼓舞する気持ちや立ち上がっていこうという歌詞に込められた気持ちが彼らの歌声やロックサウンドの強いメロディから伝わってくる。
5.僕らの唄
繊細できれいな鍵盤の音色と共に歌いだしから始まっていく。二人のやさしくきれいな歌声が曲を彩っていく。前半はエモーショナルな雰囲気で静かに進んでいく。時が動き出したかのようにバンドサウンドが盛り上がっていく。この緩急のあるサウンドがより一層楽曲の世界観に入り込ませてくれる。
以上の5曲が収録曲です。
今回、Vo,Gtのハヤテさんと縁があり、レビュー記事を書かせていただきました。
レビューするにあたりEPを聞いて思ったのは、なぜこんな素晴らしいバンドを知らなかったのだろうということ。
エモーショナルポップバンドという所以を感じさせる音楽たち。それだけでなくロックサウンドの強い曲もあり、5曲という収録曲の中でもバンドとしての変化を見せてくれる。
素晴らしいアーティストに出会うことができました。また、いつかライブレポートもできればうれしいです。
今回紹介をした1stEP「君を見つけた」は各種ストリーミングサービスでも聞くことができます。
ライブ情報はTwitterから
今後も注目のバンドです。ぜひ、楽曲を聞いてみてください。
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