ただの音楽ファンが見る音楽業界

楽器経験もない音楽ファンが毎週200曲以上の新曲から好きだったものを紹介。音楽業界についてやおすすめのアーティストも定期的に書いてます。

KinKi Kids 5thアルバム『E album』

【記事公開日:2022/07/10】

 

定期的に更新をしているKinKi Kidsのアルバム紹介。

 

今回紹介するのは、5thアルバム『E album』

『E album』

リリース: 2001年7月25日

オリコン2001年度年間39位

総売り上げ52.3万枚

 

それでは紹介します。

 

1.LOVESICK

前作の『ナンとかしましょう』の作曲も担当したFace 2 fAKEの作曲。おしゃれでかっこよさのあるイントロでこれまでのアルバムの1曲目とはまた違った雰囲気でアルバムのスタートを彩ってくれる。剛の【Love me】の歌い越えは色気を感じられる。なた、ギターの音色が哀愁を漂わせる。ベストアルバム『39』にも収録された楽曲。

 

 

2.ボクの背中には羽根がある (E Edit)

ドラマ『向井荒太の動物日記 〜愛犬ロシナンテの災難〜』主題歌。11枚目シングルの表題曲で、作詞が松本隆 、作曲織田哲郎で制作された楽曲。

グループにとってターニングポイントとなった楽曲でもある。民族楽器を使ったサウンドは、これまでの楽曲とは違い新たな方向性を感じさせる。切なさと希望が入り混じったようなサウンドだからこそ歌詞の【どんな辛い未来が来ても二人だったら乗り切れるさ】がより希望を感じられる。何度も聞きたくなる名曲だ。

 

 

3.No Control

歌いだしから始まり、バンドサウンドが懐かしさと共にカッコよく曲を彩ってくれる。2番が終わり、ギターやベースの音がよりおしゃれに感じられ、曲の雰囲気を変えていく。少し落ち着いたサウンドになったと思えばラスサビで一気に盛り上がっていく。

 

 

4.百年ノ恋

堂本剛のソロ曲。自身で作詞作曲を行っている。ギターの音色が際立つイントロ。より存在感をみせてロックサウンド全開でアルバムの中でもこの曲は異彩を放っている。2002年の5月に「街/溺愛ロジック」でソロデビューをした彼のデビュー直前のソロ楽曲となる。アルバムとして聞いたこともあるはずだが、ロックを好きになった今改めて聞くと曲のカッコよさに驚かされた。アルバムソロ曲でここまでかっこいい楽曲が収録されていたのか。

 

 

5.Father

プリンセス・プリンセス奥居香が作詞を行った楽曲。アコースティックギターの音色から静かに始まるイントロ。光一の歌声から始まり、徐々に音数が増えて盛り上がっていく。光一のソロで進んでいくと思ったら、急に剛がハモリでサビ前にあらわれてきれいなハーモニーを聞かせてくれる。2番は剛がメインとなり二人の歌声が生かされている楽曲だ。歌詞からは聞いている人の懐かしい地元の風景が蘇ってくるだろう。

 

 

6.手を振ってさよなら

前作の「Burning Love」の作曲を担当したオオヤギヒロオが作詞作曲を行った楽曲。壮大さを感じさせるイントロ。ピアノの音色と共に彼らの歌声が曲を彩ってくれる。高音で歌われることも多い彼らの曲の中では全体的に低音で歌われているように感じられる。ストリングスアレンジで聞き心地のいいサウンドの曲となっている。

 

 

7.Broken冷蔵庫

アニメ『デジモンアドベンチャー』の挿入歌を歌っていた歌手であり、数多くのジャニーズ楽曲の提供をしている宮崎歩が作曲をした楽曲。サックスなども入り鮮やかさもある。タイトルや歌詞はコミカルで、サウンドの世界観と共に今聞くとどこか堂本剛のソロプロジェクトENDRECHERIの世界観と通じるものを感じられる。

 

 

8.情熱

ドラマ『ルーキー!』の主題歌。12枚目シングルの表題曲。

タイトルの「情熱」を表すかのようにラテン調のサウンドが印象に残る。情熱的な愛情を感じさせる歌詞とサウンドが混ざり合い、こちらもこれまでの楽曲とは違うアプローチの曲となっている。ポルノグラフィティが好きな自分にとってラテン調の「サウダージ」や「アゲハ蝶」とどこか通じ合うものを感じられた楽曲ともなっている。

 

 

9.Love U4 Good

ベストアルバム『39』にも収録されている楽曲。聞き心地のいいサウンドとともに剛のソロパートから始まる。サビの英語詞の二人のハーモニーは聞いていて気持ちがいい。コーラスも入り、曲全体の雰囲気から冬に聞きたくなる。

 

 

10.- so young blues - 

堂本光一のソロ楽曲。SOPHIA松岡充が作詞。作曲を自身が務めた楽曲。2001年の光一主演の舞台『SHOW劇・SHOCK』などでも披露された楽曲でもある。光一からエッチな歌詞と要望があったこともありアダルトなイメージをさせてくれる歌詞。舞台での披露もあった曲でもあることもあり、これまでのアルバム収録のソロ楽曲とは違い、舞台をイメージさせる曲となっており今後のソロ活動の楽曲につながっていく曲となっている。

 

 

11.HONEY RIDER

ジャニーズだけでなく様々な楽曲提供をしている原一博の作曲。

ギターが印象的なロックサウンドがメインとなり疾走感のあふれる楽曲。間奏のギターソロはものすごい存在感がある。

 

 

12.月光

ベストアルバムの『39』の収録曲。発売時のファン投票10位の楽曲。イントロからしっかりとつかまれるサウンド。月光が輝く夜のイメージを彷彿させるメロディと歌詞。シングル候補曲であったころもあり、グループらしさもありながらキャッチーで何度も聞きたくなる楽曲となっている。

 

 

13.情熱 (Acoustic Version)

情熱のアコースティックバージョン。原曲と比べてアコースティックギターがよりラテンを感じられる。色っぽく濡れた歌声で歌われているからこそ原曲とはまた違ったイメージを感じることができる。原曲もアレンジもどちらも個性があり素晴らしい。

 

 

以上の13曲です。

 

前作のまとめの中で新たな一面を感じられる楽曲達が並んでいたと記載をした。今作は、前作以上のジャンルとしても幅が広がったように感じられる。

 

特に剛と光一のソロ楽曲。ロックサウンドの剛の曲とミュージカル性のある光一の曲。二人がソロとしての活動を本格的にはじめだした時期だからこそ、ソロ楽曲からも後のソロ活動の楽曲達の雰囲気を強く感じられる曲となっていた。

 

また、ターニングポイントとなった「ボクの背中には羽根がある」やラテン調の「情熱」といったシングル曲のジャンルの幅をより広げるかのように多くのジャンルの曲が1枚に凝縮されている。

 

2人のソロ活動が本格的になってきたからこそ、表現の幅がよりひろがったのだろう。

1枚づつ振り返るからこそわかるKinKi Kidsの成長と楽曲のすばらしさ。この活動をしていて本当によかったと再度思わせてくれた名盤だ。

 

次回作もレビューが楽しみになりました。

 

読んでくれてありがとうございます。

 

【関連記事】

 

akiryo.hatenablog.com

akiryo.hatenablog.com

 

akiryo.hatenablog.com