ただの音楽ファンが見る音楽業界

楽器経験もない音楽ファンが毎週200曲以上の新曲から好きだったものを紹介。音楽業界についてやおすすめのアーティストも定期的に書いてます。

『BE:FIRST 1st One Man Tour “Be:1” 2023』(2023/01/31 大阪城ホール)

【記事公開日:2023/02/04】

 

1月31日「BE:FIRST 1st One Man Tour “BE:1” 2022-2023」 大阪城ホール公演に行ってきました。デビュー曲「Gifted.」で衝撃を受けてからBEFIRSTの音楽やパフォーマンスにどんどんハマっていきました。大好きなアーティストですが、ライブに行くのは今回が初めて。

 

Twitterで多くの方から感想を書いてほしいという要望をいただきありがとうございました。

 

これまでいろんなアーティストのライブレポートを仕事の気持ちで書いてきました。ただ、今回は1人のファンとして会場に足を運んだ。だからこそ、いつものライブレポートとは違い、自分の感情が強いところも多いでしょう。

 

自分自身の気持ちをいれつつ、ライブの雰囲気が伝わるように書いていこうと思いますので楽しんでくれたらうれしいです。また、オンラインで初めて見る方や延期となった公演でツアーに初めて参加する方は、ネタバレになると思うのでご注意ください。

 

 

 

今回の自分の席は、スタンドAの20列目。決してステージに近い位置ではないが、会場全体の雰囲気を感じられる場所。

会場内のお客さんは、年齢層が広く、家族で来ている人や若いカップルや友達と来ている人もいる。もちろん、全体の割合としては女性の方が多いが男性の方もいらっしゃったので、男1人で見ることに抵抗は一切なかった。

 

ライブが始まる前からペンライトが会場のお客さんの期待値を表すかのように、光を放っている。自分の席からその景色を見たときに夜景を見ているようなきれいな光が広がっていた。

 

 

ワクワクした気持ちが会場内に漂う中、スクリーンでオープニングムービーが流れる。ドラマ仕立てのオープニングムービーは、まるで映画が始まったかのようなクオリティ。映像の最後では、「Here Come」の文字が表れ、BE:FIRST が会場に登場する。

 

ライブのスタートを飾ったのは、オープニングナンバー「BF is...」。アルバム「BE:1」の1曲目に収録されていることもあり、アルバムの世界観と共にライブのスタートから会場を盛り上げてくれる。続いて、アルバムリード曲である「Scream」。メインステージでパフォーマンスをする彼らの後ろにはスクリーンで映像が流れているのだが、一人一人の顔や曲の世界観に合わせたデザインを施しており、どちらも注目したくなる。そして何より、パフォーマンスのクオリティの高さ、一人一人の歌唱力の高さは生で見ると想像以上で圧倒された。

 

Novel CoreとSKY-HIが楽曲制作を行ったロックチューン「Brave Generation」をかっこよく歌い上げながら、センターステージに移動をする。センターステージで最初に歌ったのは、オーディション「THE FIRST」の課題曲でもある「Be Free」あのあどけなかった時代の彼らがここまで成長したことを一番近いステージでファンに見てほしい。そんな気持ちがパフォーマンスから伝わってきた。

自分の席からセンターステージは横からパフォーマンスを見る形。映像では決してみることができないアングルでのパフォーマンスでいつもと違う楽しみ方をすることができた。

 

続いては、音楽プロデューサーのジョナス・ブルーとコラボした「Don't Wake Me Up」を披露する。1曲前までさわやかな楽曲を歌っていたかと思えば、EDM調の楽曲で会場をクラブハウスに一気に変化させる。この曲をライブで聞くとここまで、空気感を変える曲になるのかと驚かされた。SUMMER SONIC 2022でも披露されたこの曲は、今後もフェスを盛り上げる曲として浸透していくことだろう。

 

メインステージに移動をして、メンバーそれぞれの個性があり美しい歌声で「Moment」が披露。ステージのセットが昼から夜に変化する。MVの雰囲気を醸し出しながら全員のラップが輝くヒップホップ楽曲「Milli-Billi」を披露する。楽曲の最後重低音が響きながら、そのまま「Betrayal Game」につないでいく。この曲のつなぎには驚かされた。アルバムの収録曲順では逆となっていたこの2曲。ここまで見事なつなぎをライブで披露することで新たな楽曲の楽しみ方を見せてくれた。ライブ終了後改めて、この2曲を続けて聞いたがここまで聞き心地の良い流れになるのかと感心した。

 

続いて、MANATO、RYUHEI、JUNON、LEOによるユニット曲「Softly」が披露される。伸びのある美しい歌声が会場内に響き渡る。さっきまで色気あるかっこいいパフォーマンスをしていた彼らが違った表情を見せてくれる。

 

楽曲終了後、モニターには動画コンテンツ「You're My "BESTY"」で流れ始める。レーシングゲームを楽しんでいるメンバーの様子を微笑ましくみていると、車がスピンした映像からSOTA、SHUNTO、RYOKIのユニット曲「Spin!」が披露される。さっきまで楽しい姿を映像で見ていたからこそ、3人がかっこよく歌い上げる姿にギャップを感じられる。そして、アルバムでも素晴らしい流れだった、「Move On 」を続いて7人で披露をする。アルバムを聞いた時に衝撃だったこの流れをライブで見れたことがうれしかった。

 

 

MCでは、大阪ということもありユニバーサルスタジオジャパンに行った時の話やたこ焼きの話などで大阪らしいトークを織り込んでいく。そんなトークからは7人の仲の良さや楽しんでいる様子が自然と伝わってきた。MCコーナーから「First Step」を披露する。会場はタオルを回し一体となる。MCでの楽しそうな様子をそのままに「Kick Start」を歌い上げる。

 

そして、紅白歌合戦でも歌われたプレデビュー曲「Shining One」を披露。デビューしてから1年弱。紅白歌合戦という大舞台で歌い上げた彼らが見せるパフォーマンスは、間違いなく進化をしていた。オーディションで選ばれてこの曲を初披露していた時の緊張感があった彼らが1年ちょっとでここまで堂々とした姿を見せることができるのか。1番最初のオリジナル曲だからこそ、成長が如実に感じられたのかもしれない。

 

続いて、まだ全貌が明らかになっていない新曲「Boom Boom Back」が披露される。「Milli-Billi」で見せたヒップホップテイストでありながら、中毒性があり初めて聞いた人でもかっこいいと思わせてくれるような楽曲に仕上がっていた。これまでのBE:FIRSTにはない音楽性で新境地を感じられながらも、グループの色は曲全体からにじみ出るような素晴らしい楽曲。早く、多くの人に聞いてほしい。そんな気持ちでいっぱいになった。

 

スクリーンでは、オープニング映像の続きの映像が流れ、これまでの軌跡と一緒に「Boom Boom Back」のリリースが告知される。そのまま映像は切り替わり、メンバー全員がBESTYへの感謝の思いを告げる映像が流れ、会場からは涙の流れる音が聞こえてきた。そんな涙と感謝に包まれた会場の中、センターステージがゆっくり上がりメンバーの姿が現れ「Message」が歌われる。歌詞からはBESTYに向けた感謝の気持ちが伝わってきた。続いて披露された「Grateful Pain」では、ペンライトの光で会場が一つになる。

メインステージに戻り、2022年彼らを躍進させた楽曲「Bye-Good-Bye 」がスタートする。2022年、自分が1番聞いた曲でもあったこの曲。楽しくキャッチーな曲だが、ライブでこの流れで聞くと彼らだからこそのメッセージ性を感じ取ることができた。

 

 

 

センターステージに移動をして最後の楽曲を披露。どこにこの曲をいれるのか。そんなことを考えていたライブ前。最後の締めとしてデビュー曲「Gifted.」が披露された。ライブパフォーマンスを見ていると、この曲を初めて聞いた時の衝撃やこの1年間BE:FIRST の活動、活動と共にこのブログで発信した時のファンの方々の反応。いろんなことが脳内でフラッシュバックをして、思わず涙が流れた。BE:FIRST というグループが自分にとっても大きな存在に気づけばなっていた。そんなきっかけの楽曲をはじめて聞けたことへの感謝と感動が涙となったのだろう。

 

 

「Gifted.」が終わり、近い将来、ドームでライブができるアーティストになることを最後に強く宣言をしてライブは締めくくられた。

最後の宣言を聞いた時、自分の中で確信したことがある。彼らは確実に世界に名をとどろかせるアーティストになること。そして、ドームでのライブが現実になること。そのドームでのライブを必ずこの目で見ることを心に決めて会場を後にしました。

 

 

今回、初めて見たBE:FIRSTのライブ。パフォーマンス、歌唱力、ライブ演出、セットリストの曲順。どれをとっても素晴らしい。また、大阪城ホールはこれまで数多くいったことがあるホール。ただ、バンドのライブが多く、ダンス&ボーカルグループのライブを見るのは初めてだった。だからこそ、新しい大阪城ホールの一面を見れたようにも感じられた。

 

自分は、数多くのアーティストの楽曲を聞いています。流行の曲、ロックバンド、ジャニーズ、K-POP、インディーズアーティストなど年間19000曲ほど昨年は聞きました。また、毎週16曲の新曲をジャンルレスに紹介をしています。そんな活動をしていく中で出会ったのがBE:FIRSTでした。

 

今回のライブで改めて彼らのジャンルレスな音楽性とメンバー一人一人の対応力の高さを思い知らされました。どんなところから入ってもいい。楽曲でもパフォーマンスでも、メンバーのキャラクターでもなんでもいいから興味を持ってくれている人がいたら一度彼らの楽曲をすべて聞いてほしい。必ず前提をいい意味で変えてくれるだろう。

 

これからも楽曲はもちろんライブにもまた行きたいです。そんな気持ちになることができた素晴らしいライブでした。これからも応援をします。そして、いつかBE:FIRSTのライブレポートを公式で書きたい。そんな目標も自分の中で新たに生まれました。

 

読んでいただきありがとうございました。

 

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