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楽器経験もない音楽ファンが毎週200曲以上の新曲から好きだったものを紹介。音楽業界についてやおすすめのアーティストも定期的に書いてます。

KinKi Kids 6thアルバム『F album』

【記事公開日:2022/07/23】

 

7月21日のデビュー日に25周年を迎えたKinKi Kids。このブログでは定期的にこれまでのアルバムを紹介しています。

 

先日記事も公開をしましたがライブにも行き最近はKinKi Kidsばかり聞いています。

 

さて、今回紹介するのは『F album』です。

 

F album

リリース日:2002年12月26日

オリコン週間2位
オリコン2003年度年間29位

売り上げ枚数39.9万枚

 

KinKi Kidsとしてシングルアルバム合わせて週間1位をとれなかった唯一の作品。

調べてみるとこの週の1位は浜崎あゆみの『RAINBOW』。このアルバムの最終売り上げ158万枚を記録している。このアルバム自体は12月18日リリースで1週前も1位を記録していたが、勢いをそのままに50万以上を売り上げて1位を獲得した。

また、この週は年末ということもあり年末年始の2週間合算ともなっていたので先にリリースをしたこともあり2位になったのかもしれない。

 

それでは楽曲を紹介します。

 

 

1.ルーレットタウンの夏

東京スカパラダイスオーケストラ谷中敦が作詞をした楽曲。独特でかっこいいイントロ。前作に続きシックな雰囲気の楽曲でアルバムがスタートする。この曲はメリーゴーランドにストーリー性をつけた楽曲。メロディや歌声、歌詞の一つ一つから大人の雰囲気を漂わせる。

 

 

2.solitude 〜真実のサヨナラ〜 (New Edit)

15thシングルのアルバムバージョン。ドラマ『リモート』主題歌。作詞作曲をしているK.Dino堂本光一ペンネーム。当時光一が作ったという先入観なしで聞いてほしいという気持ちがありペンネームでリリースをした。歌いだしから始まり剛の【I love you】の色気のある歌声で心をつかまれる。試練を乗り越えたからこそわかる。真実の僕を気づかせてくれたあなたという存在。大人になり今聞くとサビの歌詞にグッとくる。

 

 

3.ライバル

ベストアルバム『39』にも収録されている楽曲。サビで何度も歌われるタメ年のライバルというワードからは、KinKi Kidsのことを歌っているかのようにも感じられる。間奏はおしゃれでかっこよく、ギターソロも印象に残る。

 

 

4.冬のペンギン

作詞作曲をシンガーソングライターの樋口了一。編曲を米米CLUBのメンバー林部直樹が担当した楽曲。1番を剛、2番を光一、最後を二人という歌い分けとなっている。別れた彼女を思い一人立ち尽くす姿を冬のペンギンに例えている。シックな雰囲気の楽曲が並んでいたからこそ、アルバムの雰囲気を少し変えてくれた。

 

 

5.WINTER KILL

堂本剛のソロ楽曲。2002年5月にソロデビュー。この楽曲がソロデビュー後初めてアルバム収録されたソロ楽曲となる。ジャニーズの楽曲を聞いているというよりは邦ロックバンドの楽曲を聞いているような気持ちになる。邦ロックを好きになった今だからこそ、この曲をより好きになった。

 

 

6.ハルカナウタ

エレクトリックギターが主軸となり近未来的なサウンドを感じられる。ラスサビの剛の【もっと弱さや愛や】の部分は伸びのある歌声かっこいい。そこからの光一の歌声はいつもよりハイトーンで歌われており、個性を感じられる。1曲の中で歌声や歌い方に変化を感じられる楽曲となっている。

 

 

7.ひらひら

堂本剛の作詞作曲。振付も剛が行っている。ブラスがメインとなり、ジャジーな雰囲気を醸し出している。サビの【ひらひら】と歌われる部分は癖になり一緒に口ずさんでしまう。ベストアルバム『39』にも収録された楽曲。

 

 

8.月夜ノ物語

堂本光一のソロ楽曲。自身が作詞作曲を行っている。和のテイストのイントロから始まり【月夜ノ物語】のスタートを彩る。和楽器も入り、和のテイストが強いが、ラップも入っておりいろんなジャンルが調和された楽曲にも感じられる。実際に物語を読んでいるような気持ちになれる歌詞だ。

 

 

9.愛のかたまり (Acoustic Version)

13thシングル『Hey! みんな元気かい?』のカップリングのアコースティックアレンジ。説明不用といってもいいくらいの名曲。剛が作詞、光一が作曲を行っている。原曲とは違いアコーディオンやヴァイオリン、鈴の音色が入り、クリスマスをより感じられるものとなっている。原曲はもちろんだがこのアレンジも素晴らしい。

 

 

10.Hey! みんな元気かい?

13thシングルの表題曲。ドラマ『ガッコの先生』主題歌。真心ブラザーズYO-KINGからの楽曲提供。ギターのサウンドから始まるイントロ。真心ブラザーズの音楽の世界観がしっかりと感じられる。タイトルの【Hey! みんな元気かい?】というフレーズから自然と元気をもらえる。今回のアルバム収録曲のシングル曲で唯一アレンジがされていない曲でもある。

 

 

11.テノヒラ

光一の歌いだしがアコースティックギターの音色と共に静かに始まる。徐々に音数が増えていき曲は盛り上がっていく。『F album』のアルバム曲は全体的にシックな雰囲気の楽曲が多いので曲調やサウンドがシンプルさを感じた。だからこそ二人の歌声がよりスーッと入ってくる。

 

 

12.カナシミ ブルー (New Mix)

14thシングルの表題曲。2人が出演したUCカード CMソング。

彼らの楽曲を多く作っている堂島孝平が初めてシングル表題曲を作った楽曲。近未来的なイントロから始まり疾走感のあるロックサウンド。歌謡曲やバラードのようなシングル曲が多いからこそ疾走感のあるこの曲はKinKi Kidsの新たなイメージを作ってくれた。間奏のギターソロの存在感。そこから一度落ち着きラスサビで再度グッと盛り上げてくれる。

 

 

以上の楽曲が収録曲です。

 

これまで紹介をしたアルバムと違い全体的にシックな雰囲気でおしゃれな楽曲が並んでいた。また二人が作った楽曲もしくはどちらかが作った楽曲がソロ曲も併せて5曲収録されている。これはシンガーソングライターとして彼らの実力がよりついてきたことを意味している。

 

また、東京スカパラダイスオーケストラ真心ブラザーズといったこれまでタッグを組んでいなかった別ジャンルのアーティストからの楽曲提供で彼らの楽曲の振れ幅が大きく広がっている。

 

自分たちで音楽を作り、他のアーティストからの楽曲提供でより実力をつけていることが感じられた『F album』。次回作の紹介もお楽しみに。

 

また、次回作の紹介をする前に来週リリースされる「Amazing Love」の全曲レビュー記事も公開予定です。そちらもお楽しみに

 

今回も読んでいただきありがとうございました。

 

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