ジャニーズWEST 3rdアルバム「なうぇすと」
【記事公開日:2021/12/28】
1年も残り数日となりました。
残り数日ですが、ブログ投稿はしていきます。
今回で4回目となったジャニーズWESTアルバム紹介。
今回は、3rdアルバム「なうぇすと」
リリース日:2016年11月30日
オリコン週間1位
売り上げ枚数:10.6万枚
それでは、早速紹介していきます。
よろしくお願いします。
1.Unlimited
まるで朝を迎えるかのようなイントロと共にアルバムがスタートしていく。夢に向かっていく姿を応援する楽曲となっており、ラップと共にビートを刻みながらすすんでいく。彼ら自身がこれからの夢や目標に向かってステージに立つ決意を感じさせる楽曲となっている。
2.いま逢いたいからしょうがない
サウンドからは、どこか懐かしいアイドルソングを彷彿させる。作曲は、「ええじゃないか」を担当している岩崎貴文さん。作詞はKARAの「ジェットコースターラブ」「GO GO サマー!」を担当してる下地悠さんというタッグ。だからこそ、彼ららしさをしっかり出したうえで80年代アイドルソングを感じさせるのかもしれない。
3.エエやんけェ!!
パラパラのようなリズムでスタートから曲を盛り上がっていく。どこか特撮のオープニングを思い出すところもある。歌声もそれぞれ変えている部分が多いので音源だけ聞くとだれが歌っているかわからなかった。コミカルさが強い曲でジャニーズWESTというグループだからこそ歌い上げることができる楽曲なんだろう。
4.大阪弁ら~にんぐ
ここで、コテコテの大阪ソング。会話でネタのように進んでいき、そこからラップに変わりサビへつないでいく。1曲で歌い方の変化も激しいが、関ジャニ∞の「好きやねん、大阪。」を受け継いだかのような曲構成で関西ジャニーズの遺伝子を感じさせる楽曲だ。
5.I got the FLOW 神山智洋・藤井流星
ユニット曲。作詞作曲はジャニーズ楽曲では、お馴染みのJazzin' parkが担当している。彼らの楽曲ということもあってかっこいい。笑い声から始まりはダークさを感じさせる。ラップを中心に展開していき、2人のカッコよさを見せつけてくれる。
6.You're My Treasure
小瀧くんの甘い歌声からスタートしていく。いなくなった彼女との思い出を歌った切ない楽曲。聞き心地のいいサウンドと共に歌われる彼らの歌声はこれまでの楽曲とまた違った良さを感じさせる。ラスサビ前では、ハモリ部分も入り、個々の歌声と共に新たな魅力を見せてくれる。新曲「黎明」に通じる曲の雰囲気を感じられた。
7.Colorful Magic
「ジパング・おおきに大作戦」と同じ楽曲制作をした3人で作られた楽曲。
それを知った時は、ここまで雰囲気の違った楽曲を作ることができるのかと驚かされた。曲を聴いた時はジャニーズの王道の楽曲印象を受けた。でも、なぜか彼らが歌うと新しい魅力を見せてくれたように感じた。それくらい関西色の強い楽曲をここまでに歌ってきたのだろう。
8.ギラギラブベイベー
自然と楽しくなってくる楽曲。ギラギラやラブラブなど擬音語が歌詞全体にちりばめられている。手拍子の入れどころは、実にジャニーズWESTらしい。小瀧くんの「Yeah この時を」の声の伸ばし方は聞いていて気持ちがよく個人的に好きだった。
9.Believer
作曲は、スウェーデンを拠点で活動しているクリストファー・エリクソン。この方は、Sexy Zone 「ROCK THA TOWN」なども担当している。そして作詞は、SixTONES「Lifetime」も担当しているKomei Kobayashi。海外の方が作った楽曲ということもあり、世界でも通用しそうなかっこいい楽曲となっている。アルバムで聞いてなかったらすぐにWESTの楽曲とは気づけなかったかもしれない。それくらい彼らのこれまでの楽曲の世界観をがらりと変えてくれている。
10.雪に願いを 濵田崇裕・小瀧望
ジャニーズWESTの中でも特に歌唱力の高い2人のユニット。冬をテーマに2人で歌われるバラードは、Kinki Kidsを彷彿させるものがある。二人の歌声やハモリがすばらしいからこそキンキの2人をイメージさせてくれたのだろう。心地のいい歌声と共に冬のクリスマス時期に聞きたくなる楽曲。
11.ボクら
漫画家さくらももこが作詞を担当した曲。
ジャニーズ楽曲で作詞を担当したのは、 KinKi Kids 「KinKiのやる気まんまんソング」 とこの曲だけだ。作曲の松本良喜は、KinKi Kids「情熱」「心に夢を君には愛を」などの作曲や編曲にかかわっている。キンキの楽曲にかかわった二人がジャニーズWESTの楽曲にもかかわっているということが個人的にうれしかったりもする。温かくやさしい歌詞を心にスッと入らせてくれる音楽。それを歌う彼らの優しい歌声。シングル曲でもおかしくない名曲だ。
12.無鉄砲ボーイ 重岡大毅・桐山照史・中間淳太
7人組ということもあり3人での楽曲となっている。元気なイメージが個人的に特にある3人がブラスバンド共に歌い上げるこの曲は、自然と体が踊りだしたくなってくる。ブラスアレンジが素晴らしく3人の歌声が生えるものとなっている。見たこともないが、楽しくタキシード姿で歌って踊っているイメージがわいてくる。
13.one chance
作詞は、WHITE JAMのSHIROSEが担当している。このアルバム唯一のタイアップ楽曲となっている。ドラマタイトルでもある救世主というワードも歌詞に入っており、人生を変えるチャンスが今あるということを歌っている。チャンスをつかませてくれるかのようにボルテージを上げてくれるサウンドが印象的だ。
以上の13曲です。
これまでの2枚のアルバムは、彼らのデビュー当時のイメージでもある関西色というものが強い作品たちだった。アップテンポなお祭りソングやこてこての関西弁を歌詞にいれた楽曲達が並んでいたが、今作はその印象を控え目に新たな彼らを見せつけてくれるものだった。
シングル楽曲もなしですべてが新曲というものも当時はかなりの挑戦だったと思われる。ただその挑戦が今のジャニーズWESTの活動や音楽性にしっかりと反映されている。
また、KinKi Kidsと関ジャニ∞という関西を代表するジャニーズグループの遺伝子をしっかりと受け継いだ楽曲達も印象に残るものがあった。
アルバムタイトル「なうぇすと」からは、今のジャニーズWESTの挑戦を見せつけてやる。そんな意気込みを感じさせてくれたアルバムでした。
この作品でジャニーズWESTのアルバム紹介も4作品を紹介したので折り返しとなりました。
1月上旬予定で「WESTival」を紹介予定です。
今作を聞いてより次回作も紹介が楽しみになってきました。
来年もよろしくお願いします。
【ジャニーズWEST紹介記事】