ただの音楽ファンが見る音楽業界

楽器経験もない音楽ファンが毎週200曲以上の新曲から好きだったものを紹介。音楽業界についてやおすすめのアーティストも定期的に書いてます。

2023年上半期ベストソング16

【記事公開日:2023/07/10】

 

先日、インディーズベストソングの第1弾を公開しました。

 

今回は、2022年12月~2023年5月に新曲ブログで紹介をしたメジャーレーベル所属のアーティストの楽曲で個人的に特に好きだった楽曲を16曲紹介します。

この期間にメジャーレーベルのアーティストで紹介をした楽曲は240曲でした。

 

紹介順はリリース順です。

よろしくお願いします。

 

 

綺羅キラー (feat. Mori Calliope)/ずっと真夜中でいいのに。

2022 Spotify Holiday TVCMソング。VTuberで12月16日にメジャー1stフルアルバムをリリースしたMori Calliopeが参加。12月のベストソング2位に選出。イントロのギターサウンドから始まり怒涛のようなサウンド展開。サビ前に、一度落ち着き、サビを盛り上げる。全体的に中毒性が強いのはもちろんだが、おしゃれさも感じられるから面白い。6月にリリースされた3rd FULL ALBUM『沈香学』は、ここ数年の名曲たちをすべて収録された名盤となっているのでぜひ聞いてほしい。

 

 

リンジュー・ラヴ/マカロニえんぴつ

金曜ドラマ「100万回 言えばよかった」主題歌。1月のベストソング6位に選出。ノスタルジックな雰囲気を醸し出すイントロ。切ない歌詞とポップなメロディ。曲調の変化も激しく、これぞマカロニえんぴつのよさが詰まった1曲に仕上がっている。ドラマも見ていたが、この楽曲がいいところでかかっており、ドラマ全体に彩りを与えてくれていた。

 

 

名前は片想い/indigo la End

1月のベストソング1位に選出。川谷絵音が『バンドとしての強度が次のフェーズに到達したと実感できた曲』と語る楽曲。ノスタルジックなメロディとどこか切なさ感じさせる歌詞。男女という概念はなく恋のうれしさや切なさを曲全体で表現していることをより感じられた。片思いという時間にある、楽しいけど切ない気持ち。サウンドの一音一音が歌詞に載せて伝わってくる。indigo la Endというバンドをこれまで以上に好きになった作品。

 

 

幸せの果てに/映秀。

高校時代から作詞作曲をスタート「人のきっかけ」になることを目指して活動中のシンガーソングライター。<生きているだけでさ 丸儲け>そんな言葉から曲がスタートする。軽快でジャジーなピアノの音色にのせて、早口で感情を歌いあげる。間奏のギターソロは、まるで悲しみを噛みしめているかのように。月間ベストソングに選出しなかったが改めて聞き直し、歌詞のよさとジャジーなメロディのよさに選出を決めた。

 

 

rose feat. Vaundy/Chilli Beans. 

 「バズリズム02」の「今年コレがバズるぞ!BEST10」にて2023年の1位を獲得したChilli Beans.。「lemonade」を共作したVaundyをゲストに迎えた楽曲。こちらの楽曲も共作。際立つベースライン、聞き心地のいいドラムのリズム。二人のやさしさもあり、力強い歌声。ピースの一つ一つが重なり、素晴らしい楽曲に仕上がっている。

 

 

Boom Boom Back/BE:FIRST 

2月のベストソング1位に選出。大阪城ホールのライブで初めて見たときからハマりにハマった楽曲。中毒性のあるサビ、ラップと歌パートの絶妙なバランス、マネしたくなるサビの振り付け。トレンドのY2Kを取り入れたMV。一つ一つの要素がマーケティングも考えられているところも個人的には好きな部分。ただそれ以上に楽曲としてのかっこよさとパフォーマンス力の高さだ。この半年で間違いなく1番聞いていた楽曲。

関連記事:『BE:FIRST 1st One Man Tour “Be:1” 2023』(2023/01/31 大阪城ホール) - ただの音楽ファンが見る音楽業界

 

 

鯨の子/Tele

2月のベストソング2位に選出。Spotify「RADAR: Early Noise 2023」にも選出されたアーティスト。ハイトーンで優しく儚い歌声。徐々に明るく盛り上がっていくサウンド。サビ以外比較的音数が少ないからこそ彼のハイトーンボイスが心にスーッと入り込んでいく。今年の夏フェスには多数出演をする彼だが、下半期はより多くの人たちに知り渡っていく存在のアーティストになるかもしれない。

 

 

WILD & FREE/竹内アンナ

2月のベストソング9位に選出。デビュー5年目の竹内アンナ。5枚目E.P「at FIVE」の収録曲。軽快なリズムのイントロ。おしゃれなピアノの音色やワイルドさを感じさせるラップ。間奏は、ラテン要素を感じられるアコースティックギターサウンド。いろんなジャンルの要素を感じられて、まさに「WILD & FREE」を体現している1曲となっている。

 

 

ネクター/MOROHA

3月のベストソング1位に選出。アフロ(MC)の家庭環境をリアルに描き出した楽曲。哀愁を漂わせるアコースティックギターの音色から始まるイントロ。語り掛けるように思いを伝える歌声。初めてこの曲を聞いた時に思わず涙がこぼれた。アフロのこれまでの心情。決して幸せとはいいづらい家庭環境。家族一人一人のつらさもありながらも、今だからこそわかる家族の大切さ。暖かいギターの音色だからこそ、愛情というものがしっかりと伝わってくる。

 

 

窓の中から/BUMP OF CHICKEN

4月のベストソングの4位に選出。NHKの特番『BUMP OF CHICKEN 18祭(フェス)』のテーマソングとして書き下ろされた楽曲。歌声が際立つくらい静かな音色の中、徐々に希望を表すかのように明るく盛り上がっていく。1000人と一緒にライブをする想定で作られているからこそ多くの人の出番を想定した曲となっている。歓声がオッケーとなり、マスクの判断も自由となった今、コロナ渦から抜け出した希望の歌にも聞こえてくる。

 

 

アイドル/YOASOBI

4月のベストソングの1位に選出。アニメ『【推しの子】』オープニングテーマ。未だ勢いが衰えず、史上最速ストリーミング2億再生。YouTube再生回数2億回。日本のみならず海外でも大ヒットをしている。アニメの効果はもちろんだが、アニメの世界観を忠実に再現した歌詞。キラキラしたアイドルの部分と裏の顔や芸能界の闇、嘘という部分を曲調の変化で表している。今年の顔となる楽曲だ。

 

 

美しい鰭/スピッツ 

4月のベストソングの2位に選出。劇場版『名探偵コナン 黒鉄の魚影』の主題歌。現在もロングヒット中、先日ストリーミングの累計再生回数1億回を達成。ジャジーでおしゃれなイントロ。ホーン隊が入り華やかさもある中ボーカルの歌声が入ってくるとしっかりとスピッツの世界観に入り込んでいく。安心感もありながら、何度も聞きたくなる気持ちのもありここ数か月毎日のように聞いていた楽曲。「アイドル」と共に今年の代表曲となった楽曲だ。

 

 

 EDEN/idom

4月のベストソングの5位に選出。昨年メジャーデビュー曲「GLOW」が月9ドラマ「競争の番人」主題歌となり話題となったidom。チルなサウンドR&Bのグルーヴを感じられる楽曲で夜にドライブをしながら聞きたくなるような楽曲となっている。idomの低音から高音への歌声やサウンドなど1曲の中で変化を楽しむことができる。おしゃれで聞き心地もよくかっこいい1曲に仕上がっている。

 

 

 Starting Over/sumika 

TVアニメ「MIX MEISEI STORY ~二度目の夏、空の向こうへ~」OP。1音目から疾走感のあるバンドサウンドと歌いだしで気持ちを高揚させてくれる。これぞsumikaの楽曲だといわんとばかりに明るくポップであり、バンドサウンドも楽しませてくれるものとなっている。コーラス部分は、コロナ渦を超えて声出しがオッケーとなったライブで、観客と一緒にライブを楽しもうという気持ちが伝わる。sumikaとして新しい道を歩き始めるスタートラインのような歌になっている。

 

 

TATTOO/Official髭男dism

4月のベストソング6位に選出。ドラマ『ペンディングトレイン―8時23分、明日 君と』主題歌。ベースラインとドラムのリズムが主軸となり、これまでの楽曲とはまた違った雰囲気を醸し出しているチルサウンドの楽曲。聞けば聞くほど好きになっていくのは、ヒゲダンらしさといいたくなる。曲全体を聞いていると70~80年代の洋楽を聞いているような懐かしさも感じられる。

 

 

アビが鳴く/ポルノグラフィティ

5月のベストソング1位に選出。ポルノグラフィティ×広島 コラボプロジェクト第1弾。この曲は、G7広島サミットを契機に『広島サミット応援ソング』として書き下ろされた楽曲。アコースティックギターの音色から始まるエモーショナルなサウンドと昭仁さんの素晴らしい歌唱力が際立つ。これぞ、ポルノ好きが選ぶポルノベストソングと言いたくなるような楽曲。「カルマの坂」や「うたかた」などのファンが選ぶ名曲と肩を並べたといいたくなるような素晴らしい楽曲。

 

 

以上が新曲ブログで紹介をした中から個人的に特に好きだった上半期ベストソング16です。ただ、特別にもう1曲選曲したい曲があります。

私は毎年、ほとんどサブスク配信されていないジャニーズの年間ベストソングを記事にしています。1曲だけサブスクにはありませんが、2023年上半期ジャニーズ楽曲1位を紹介したいと思います。

 

人人人/SixTONES 

エイブルCM曲。アルバム「声」の収録曲。ムーディーでおしゃれなバンドサウンドと歌いつながれるラップ。サビ前の色気のある歌声。SixTONES としても新境地ともいえる1曲となったこの楽曲だが、この曲以降今年リリースシングルの主軸がヒップホップテイストとなった。アダルトな雰囲気と何度も聞きたくなる中毒性。先日リリースされた「こっから」の歌詞に「人人人」というワードが入っていることも胸を熱くさせてくれた。最新シングルのリリースも決まったSixTONESの下半期が楽しみだ。

関連記事:SixTONES 3rdアルバム『声』全曲レビュー - ただの音楽ファンが見る音楽業界

 

 

さて、今週木曜日の「Radio Dream」では2023年上半期インディーズベストソングの第2弾が公開されます。

 

第1弾はこちら。

akiryo.hatenablog.com

 

ぜひお楽しみに!