ただの音楽ファンが見る音楽業界

楽器経験もない音楽ファンが毎週200曲以上の新曲から好きだったものを紹介。音楽業界についてやおすすめのアーティストも定期的に書いてます。

Official髭男dismが売れ続けている理由

先程、CDTVOfficial髭男dismが番組内でヒゲダンフェスという形で約1時間にわたるライブを行っていました。

「SONGS」などの歌番組であってもトークを入れての30分です。4時間の歌番組で1時間も枠をもらってライブをするなんて前代未聞だと思います。

 

どんな楽曲を歌うのかを楽しみにしながらスタートまでテレビの前で待っていました。そして始まり演奏されたのが以下の楽曲!

セットリスト
1,HELLO
2,パラボラ
3,115万キロのフィルム
4,FIRE GROUND
5,Laughter
6, Stand By You
7,Pretender
8,I LOVE…

 


先日発売されたEPから3曲歌い、代表曲と呼ばれる楽曲だけじゃないくライブの定番曲も歌う。そして、宿命をはずしてFIRE GROUNDをいれるあたりライブとして挑んでいることを感じました。

この1時間をテレビで放送するCDTVのスタッフは本当にすごいと思いました。

 

 

ヒゲダンは、去年Pretenderの大ヒットから一気に人気に火が付き、多くの人に知られるようになりました。

ただ今までヒット曲を1曲だして多くの人に知られたアーティストは多くいてもここまで立て続けにヒットを続けるアーティストはなかなかいませんでした。

 

 

では、なぜここまでブレイクをしたのか。いろんな記事を調べたうえで個人的に考察してみました。

 

ヒゲダンがヒットを続ける理由は、大きくわけて3つあると思います。

 

 

① 楽曲のよさ

 

私がヒゲダンを知ったのは、ドラマ主題歌にもなった「ノーダウト」でした。その時にメディアではメジャーデビュー曲が月9主題歌と話題になっていました。恥ずかしながら名前も一切知らなかったので事務所のごり押しでなったタイアップだろうという勝手な認識もしていました。

 

でも聞いてみると「ノーダウト」はめちゃくちゃカッコいい曲でした。そしてその次に発売された「Stand By You」は楽曲としても評価を受けています。デビューまもないアーティストが多くの音楽関係者から評価を受けていました。


個人的ですがヒゲダンの曲はどの曲も何度聞いても飽きない曲が多い。そしてどこか90年代のJPOPを感じるところがあります。そこが、若い世代だけでなく上の層の人達からも支持される理由の一つだと思います。

 

 

② サブスク時代の後押し


2018年くらいから勢いが少しずつでてきたサブスク。前のブログでも紹介をしましたがオリコンのランキングでは、2018年12月よりオリコン合算ランキングとしてサブスクの再生回数も反映されるようになりました。

 

akiryo.hatenablog.com

 

そんなランキングがスタートした2019年はサブスク元年といってもいいでしょう。


サブスクのランキングで強いのは新曲ではなくずっと聞かれ続ける曲です。そのためスタート時から楽曲が入っていることや何度も聞きたいと思える楽曲がランキング上位に入る可能性が高くなります。

 

デビュー前からダウンロードやサブスク解禁をしていたヒゲダンはTVでの披露や楽曲が紹介されることで聞かれることも多くなりました。また先程も語った楽曲のよさで流行になるとヒット曲のみ何度もきく人たちがサブスクでループで聞くようになりました。

 

 

 ③ SNSとメディアの活用

 

ヒゲダンの楽曲がヒットする理由としては、メディア・SNS・サブスクの3つの戦略ができあがっていることが大きいと思っています。

 

比較的タイアップも多く、新曲をだすとテレビ出演も必ずと言っていいほどしています。テレビ出演をするとSNSでトレンド入りもしています。また昔違ってテレビで歌う楽曲が新曲出なくてもサブスクで聞いてもらえばヒットにつながります。

 

 

●新曲発表後の流れ

新曲サブスク発表→ファンがサブスクで音楽を聴く→トレンド入りする→YouTubeでPVの発表→テレビ出演→テレビで新曲を知った人がサブスクできく

 

 

この流れがどのアーティストよりもうまくできあがっています。

今年ヒットした「I LOVE」は、紅白に出演をしたすぐ後の1月1日にサブスク解禁されました。
一番多くの人に知ってもらえるタイミングに新曲も一緒に聞いてもらえるように発表する当たりさすがだなと見た瞬間に感じました。

 

 

 

Official髭男dismが売れ続ける理由は、今の時代の売り方がうまいことだと思います。ただ、売り方がうまくても聞き続けられる音楽でなければここまでにはなっていないでしょう。やはり根本として楽曲の良さが何よりもヒットの要因だと思います。

 

来月のオンラインライブも今から楽しみです!!