ビルボードランキングとオリコンランキングの違い
先日ビルボードジャパン2020上半期が発表された。
結果は以下の通り。
【2020年上半期JAPAN HOT 100】トップ10
1位「Pretender」Official髭男dism
2位「I LOVE...」Official髭男dism
3位「白日」King Gnu
4位「紅蓮華」LiSA
5位「宿命」Official髭男dism
6位「D.D.」Snow Man
7位「イエスタデイ」Official髭男dism
8位「まちがいさがし」菅田将暉
9位「Imitation Rain」SixTONES
10位「マリーゴールド」あいみょん
集計期間:2019年11月25日(月)~2020年5月24日(日)
http://www.billboard-japan.com/d_news/detail/88637/2
詳しい概要はまたURLを見てください。
このランキングを見て思ったのは、今年の曲少ないなということ。
「I LOVE...」Official髭男dism・「D.D.」Snow Man・「Imitation Rain」SixTONES
この3曲以外は2019年もしくは2018年の曲です。
そもそもビルボードのランキングはどのように集計されているんだろう。
また日本ではオリコンランキングが有名です。
ビルボードとオリコンの違いはなんなんだろうか。
さっそく調べてみました。
〇ビルボードランキング
ビルボードランキングとは、アメリカのビルボード誌に掲載されているチャートのことです。今回紹介をしたのは日本の楽曲のみのBillboard JAPAN総合ソング・チャート“JAPAN HOT 100”。全世界の楽曲が含まれるBillboard Hot 100は世界で一番経緯の高いランキングともいわれています。
このランキングどんな形で集計されているのか。
・CD売り上げ
・国内ダウンロードサイトのダウンロード数(iTunes, google play musicなど)
・サブスクの再生回数(applemusic, AWA, Spotifyなど)
・YouTube再生回数
・GYAOの再生回数
・全国主要エリアのAM/FMのラジオ再生回数
・CDを取り込んだ際にグレースノート・メディアデータベースにアクセスする回数
(CDをパソコンなどに取り込んだ際のデータのことらしいです。)
・楽曲とアーティスト名のツイート数
・カラオケの歌唱回数を元にした独自ポイントデータ
音楽にかかわるほとんどがランキングに反映されていて、CDを買わなくてもツイートやYouTubeをみるだけでも反映されるのはすごい。
〇オリコンランキング
日本は数年前までCDシングルランキングが一番売れている曲となっていました。ただ2010年くらいからAKB48などのアイドルが握手券をいれての売り上げがメインとなり本当に売れている曲がわからなくなってきていました。そのころくらいからビルボードチャートもメディアで紹介されるようになった印象があります。
そんなこともあり、オリコンは2018年12月よりオリコン合算ランキングをスタートしました。
こちらの集計方法は下記方法
・CD1枚→1ポイント
・ダウンロード2.5DL→1ポイント(曲1曲でダウンロードの場合)
・ダウンロード1DL→1ポイント(シングルすべてダウンロードの場合)
・ストリーミング300再生=1ポイント
利用方法によりポイントが違うのは、CDシングルを基準としたときの金額がもとになっているからです。
こうなるとやはり1位をとるのは、単純にCD売り上げが高いアーティストは有利になる。ただ年間などの長いスパンでの集計だとサブスクやダウンロードのほうが上に上がる可能性も高い。
集計方法の違いから見て思ったのは、
〇ビルボードチャート
世の中に与えた影響力がどれくらいかわかるランキング。
Twitterのバズり方や日々聞いている回数。CD売り上げ。すべてが反映されているため
〇オリコン合算チャート
今売れている音楽がわかるランキング
CDの売り上げがベースのため金額でポイントを作っているため。
サブスクが主流になったこともあり、ただCDが売れたらいいということもなくなった。サブスクで聞いてもらう人を増やすことやYouTubeでどれだけバズるのか。その分、曲としていいものが売れる可能性も上がった。でも音楽が売れるには、事務所の力以上にSNSマーケティングの力が強いアーティストが売れる時代になってきたと感じる。
オリコンが新しいランキング方法になってからまだ1年。今年の年間ランキングも両方楽しみです。
定期的にランキングからみて思ったこともブログに書いていきます。
またよかったら見てください。