ただの音楽ファンが見る音楽業界

楽器経験もない音楽ファンが毎週200曲以上の新曲から好きだったものを紹介。音楽業界についてやおすすめのアーティストも定期的に書いてます。

無料で見ていいレベルではなかった UT×YOASOBI 『SING YOUR WORLD』

今日の19:00より行われたYOASOBIのオンラインライブ。

ユニクロとのコラボをして、UT×YOASOBI 『SING YOUR WORLD』と題してYouTubeで無料で開催された。

 

最終的に見ていた人数は27万人。

終了後もアフターパーティーYouTubeプレミアム限定で行われている。

 

正直なことをいうと、すごすぎて言葉を失ったレベル。

ブログを書くつもりもなかったが、Twitterでは感動が収まらなかったので勢いで急遽書くことを決めた。

 

ちなみに今回のセットリストがこちら。

1.三原色

2.ハルジオン

3.もう少しだけ

4.たぶん

5.怪物

6.Epilogue~アンコール

7. 夜に駆ける

8. ハルカ

9. 群青

 

 

 

今回のオンラインライブは、演出・楽曲・ライブ・マーケティングどの観点から見ても完璧なライブだった。

 

個人的に感じたすごいと思った観点を書いていきたいと思う。

 

 

 

楽曲

現在配信されている楽曲は、11曲。

なので今回のライブでは「あの夢をなぞって」「優しい彗星」以外の全曲をやっていることになる。

 そして、YOASOBIは現在8曲の楽曲がストリーミング配信1億以上を達成している。その時点でもう全部が代表曲といっても過言ではない。

 

その1つ1つが代表曲のような楽曲達が、ライブのためによりかっこよくアレンジされている。そして、原曲を超えてるんじゃないかと思わせる歌声。

 

YOASOBIのライブを見たのは、テレビ出演だけだったのでより今回のライブは圧巻だった。特に怪物の入りからの盛り上がりは、もはやPVを見ているようだった。

楽曲のPVは、すべて小説や漫画をモチーフとしたアニメーション。だからこそライブになったとき何段階もレベルアップをして新しい楽曲として生まれ変わっているのだろう。

 

 

ライブ演出

今回のライブ会場は、ユニクロ有明本部内で行われた。

会社の中ではないだろうという感想が一番にあった。

ただ1か所で行うわけでなくライブの楽曲の雰囲気と会いながらユニクロ本社内をを移動しながらのパフォーマンス。

 

コラボして作られたYOASOBIのUTもこのライブならではの演出としてとてもよかった。

また、カメラワーク一つ一つがサポートメンバー含めて全体を主役としてみせてくれた。最後のステージでは、大阪桐蔭高等学校吹奏楽部と一緒に披露をされて大きな会場の中でのライブ。最後に披露された「群青」に関してはこの演奏と演出で今までの原曲の前提をすべて乗り越えてきた。

 

全体的に素晴らしいライブであり、ライブ演出であった。

 

 

マーケティング

 

そして、すごかったのはライブだけではない。

このライブが行われるまでの流れも正直すごかった。

 

 

6月14日の12:30に急遽こんなツイートが投下された。

これに対しての推測が多く行われ、いろんな予測のツイートがTwitterを盛り上げた。

最終的には、その日のTBSの19:00の番組内で発表するというもの。

 

そこで発表されたのが今回のライブとUTのコラボだった。

考察で盛り上げて、ファンの関心を作り、このオンラインライブの告知は通常の告知以上の効果があったに違いない。

 

 

そして、こんな企画も。

 

自分は、noteをやっていなかったので応募しなかったが、ライブが終わった後も盛り上がれるような仕組みを作っている。

SNSと連携性も強いnote投稿で今後の新たなチャンスも待っているとなると投稿する人は多いだろう。

 

今書いたものに限らず、このライブまでにロッキンへの出演とトリの発表。

「三原色」の配信に向けた動きなど一つ一つのSNSの活用が本当にうまい。

 

私は、SNSマーケティングマーケティングの基本について今勉強中だが、素人目でみてもマーケティングという観点でここまでしっかりしているアーティストは少ないだろう。

 

そして今回ユニクロとのコラボということで無料開催ができた。

オンラインライブで4000円くらいで開催しても余裕で満足できるライブだった。

本当にユニクロとYOASOBIには感謝しかない。

 

無料開催でもユニクロからするとUTの売り上げやオフィスの新しい活用や27万人へのリアルな宣伝と思えばすばらしい投資だっただろう。

 

 

オンラインライブだったからこそ見せることができた演出。

ライブ会場からのオンラインライブも多いが、こういう形のいつものライブではできない場所と演出がオンラインライブの本当の形なのではないかと思わせてくれた。

 

 

次回のライブは、ROCK IN JAPAN FESTIVAL

初の有観客でライブのようなステージでやるのも初。初めての有観客が日本トップのフェスで数万人のステージ。しかもこのフェスで初出場でトリを務める。

 

初めてのテレビ歌唱が紅白歌合戦

初の有観客ライブがROCK IN JAPAN FESTIVAL

ストリーミング1億再生が8曲。

今までの音楽業界の前提をすべて塗り替えていくYOASOBI。

 

下半期はより活躍していくことは、間違いない。

今後どんなアーティストになっていくのか楽しみでしかない。

 

本当にすばらしいオンラインライブだった。