2022年3月ベストアルバム10選
【記事公開日:2022/04/03】
毎月その月にリリースされたアルバムで聞いたものをすべて紹介しているアルバム紹介。
その月のアルバムにメジャー、インディーズ問わずリリースされたアルバムやEPをチェックして、気になるアーティストのアルバムを聞いた上で紹介をしています。
今年に入りスタートをしたアルバム紹介記事。
これまで多くても10枚ほどのアルバムだったのですべて紹介をしていましたが、3月は好きなアーティストや気になるアルバムのリリースが多くありました。
3月で聞いたアルバムは36枚。
さすがに全部紹介するのは難しい。
その為今回はその中で特に個人的に好きだった10枚を紹介します。
今回は、ランキングではありません。
そのため紹介順はリリース順になります。
気になるものがありましたら是非聞いてみてください。
『解放のヒント』/PELICAN FANCLUB
メジャー1stアルバム
リリース日:2022年03月02日 サブスク配信あり
メジャーデビューから3年、初のフルアルバム。新曲ブログを始めてから自分の中で気になるバンドと着実になってきている。すべて聞いた上で思ったのは、こんなに振れ幅のあるバンドだったのかということ。
前半は、どちらかというとダークな楽曲が並んでいる。そこから徐々に解放していくかのように明るい楽曲に変化していく。その解放のスタートを感じたのは8曲目の「青色のカウントダウン」。そこから「三原色」へとつながり疾走感があり邦ロックを感じる。1枚を通してのアルバムタイトルの『解放のヒント』というものを体現している。このアルバムの曲順でセットリストになっていてもおかしくない1枚。
『Mixed Juice』/ジャニーズWEST
8thアルバム
リリース日:2022年03月09日 サブスク配信なし
全曲レビュー記事
ジャニーズWEST 8thアルバム『Mixed Juice』 - ただの音楽ファンが見る音楽業界
ジャニーズWESTの8枚目のアルバム。これまですべてのアルバムを紹介してきたがこれまでのアルバムの中で一番好きな作品だった。
トータルしてまとめるといろんなジャンルの音楽が並びながらもしっかりとJ-POPの良さを体感できるアルバム。楽曲提供者は、SUPER BEAVER、あいみょん、eill、キタニタツヤなどのアーティストがならぶ。アーティストの個性をしっかり取り込みながら自分たちの色を表現するグループの表現力。1曲1曲の説明は上記記事に記載しているので見てほしい。サブスクは今時点ないがYouTubeでも一部聴けるのでぜひファンの方以外にも聞いてみてほしい。
『LOVE ALL SERVE ALL』/藤井風
2ndアルバム
リリース日:2022年03月23日 サブスク配信あり
2021年紅白初出場や「きらり」サブスク1億達成などトップアーティストの仲間入りをした藤井風。前作のアルバムも多くの音楽好きから好評だったことや個人的にも大好きなアルバムだったので期待値が高い中でのリリース。そんな期待を余裕で越えるクオリティの高いアルバムと仕上がっている。
全体を通してピアノの音色で落ち着きがありながら1曲1曲の曲展開に面白さを感じられる楽曲が多い。歌謡曲のよさとジャジーな雰囲気が混ぜ合わされた1枚となっている。1枚を通した安心感と何度も聞きたくなる中毒性。さすが藤井風といいたくなると同時に今後のリリース楽曲達にも期待が上がっていく。2022年和央代表する名盤の1枚になると確信している。
『海辺』/シド
11thアルバム
リリース日:2022年03月23日 サブスク配信あり
前作から2年半ぶりのリリース。このアルバムは、「10の愛の物語が流れ着いた場所」をコンセプトで作られている。そして、“令和歌謡”をキャッチフレーズに作られた1枚でもある。
シドのイメージは「嘘」「V.I.P」といったアニソンのイメージがある人が多いかもしれない。ただ、シドはインディーズ時代から哀愁のある歌謡曲が一つの武器でもあった。そんなイメージをもっている私としては、インディーズ時代のシドの楽曲に感じられる哀愁のある歌謡曲がアルバム全体から感じ取れた。そして令和歌謡という名前の通り、今のシドだからこそ作れたことも伝わってくる。初期のシドを聞いていた人も、歌謡曲が好きな人にも聞いてほしい1枚。全体から伝わる哀愁のある令和歌謡が詰まったこのアルバムはもっと話題になるべき。
『Force to Forth』/SUPER★DRAGON
4thアルバム
リリース日:2022年03月23日 サブスク配信あり
全曲紹介レビュー
SUPER★DRAGON 4thアルバム『Force to Forth』全曲レビュー - ただの音楽ファンが見る音楽業界
新曲ブログで紹介をするにつれて気になっていったEBiDAN所属のボーイズグループ。今回初めてアルバムとして聞いた。前半は、シティポップや洋楽の要素を感じるサウンドの楽曲達が並びどこか懐かしさとグループとしての新たな挑戦を感じられる。後半は、ミクスチャーグループとしての進化を感じられる楽曲達が並んでいる。
メンバーが制作した楽曲やカバー曲「君は1000% 」などが並んでおり、今回彼らのアルバムを初めて聞いたがしっかりと魅了された。今日紹介をした藤井風をはじめ様々なアーティストがリリースした日ではあったがそのアルバムの中でのしっかりとした存在感や今後のグループとしての可能性を感じる1枚だった。上記全曲レビューより詳しく紹介。
『Honey』/KAT-TUN
11thアルバム
リリース日:2022年03月29日 サブスク配信あり
全曲紹介レビュー
KAT-TUN 11thアルバム『Honey(Selected Edition)』全曲レビュー - ただの音楽ファンが見る音楽業界
KAT-TUN初めてのサブクス配信アルバム。サブスクでは(Selected Edition)という形で一部ボーナストラックを除きほとんどの楽曲が収録されている。16年目に突入をしたKAT-TUNが新たな魅力を見せてくれた1枚となっている。
これまでワイルドなイメージが強かったグループの色を残しながらも大人の魅力だだもれの楽曲が続く。全体的なアルバムの印象はおしゃれさ。そしてこれからに向けた挑戦。サブスク解禁ということもあり彼らの楽曲のイメージがデビューから数年で止まっている人も聞くだろう。そんな人たちが驚く姿が自然と浮かんでくる。KAT-TUNは進化し続けているということを示した1枚といえるだろう。全曲紹介は上記記事を読んでください。
『アダプト』/サカナクション
コンセプトアルバム
リリース日:2022年03月29日 サブスク配信あり
昨年11月に行われた無観客配信ライブから始まり、有観客ライブ、コンセプト・アルバムのリリースを含めた一連の音楽プロジェクト。今回収録された楽曲のほとんどはリリース前のライブが初披露のものとなっている。オンラインライブ、有観客、武道館オンラインと複数回ライブを見ていたものとしては、1枚のアルバムを曲順で聞くことでライブのイメージが自然と脳内で浮かぶものとなっている。
疾走感のある「プラトー」、キャッチーな「月の椀」、強い中毒性で歌謡曲のなつかしさのあるサウンドの「ショック!」といったタイアップ楽曲に加え、他の楽曲達も聞けば聞く程、味の出るするめソングが並ぶ。ライブに行っていない方でも、もちろん満足のいく作品となっているので聞いてほしい。
『フレデリズム3』/フレデリック
3rdフルアルバム
リリース日:2022年03月29日 サブスク配信あり
昨年話題となった「YONA YONA DANCE」のセルフカバーも収録されている作品。配信楽曲も多く収録されており、新曲ブログで14曲中6曲を紹介したことがある。過去紹介楽曲も多いこともあり、聞きなれている楽曲達も多い。
全体的に感じるフレデリックらしい中毒性の強さ。ただ中毒性の強いという言葉でまとめたくないくらいかっこよく様々なサウンドがアルバムを彩っている。TikTokで「YONA YONA DANCE」や「オドループ」だけを知っている人もおそらく多いだろう。そういう人にこのアルバムは絶対聞いてほしい。フレデリックのよさはその2曲ではとどまらないぞと言わんとばかりにアルバム1枚に詰め込まれている。
『THE CAN』/KICK THE CAN CREW
5thフルアルバム
リリース日:2022年03月29日 サブスク配信あり
前作「KICK!」から4年7か月ぶりのアルバムリリース。多くのヒップホップアーティストが活躍をする近年。そんな中、ヒップホップ文化をメジャーにしたグループといっても過言ではないKICK THE CAN CREWがアルバムリリース。
全曲を通して感じられる、2000年代前半の彼らの楽曲を思い出させるような安心感。ビート中心に3人のラップの存在感を感じられる楽曲達が並ぶ。安心感やなつかしさのある中でリリックは、コロナ渦や令和を感じられるワードも入っているのは印象に残る。KICK THE CAN CREWはかっこいいな、そんなことをしみじみと感じた1枚だ。
『TOUGH PLAY』/Lucky Kilimanjaro
3rdフルアルバム
リリース日:2022年03月29日 サブスク配信あり
前作『DAILY BOP』は個人的2021年年間ベストアルバムにも選出をした。だからこそ、今作の期待も高いものだった。
今回は、自分たちの好きを詰め込んだアルバムとも語られている1枚。1曲目は1950年代のアメリカを感じられるドゥーワップがはいった楽曲。そこから2曲目「踊りの合図」へのつなぎは、まるで1つの曲に感じるくらい見事なもの。いろんなことを試せたとインタビューで語ったように1曲1曲おもしろさもありながら軽快で聞きやすい楽曲が並ぶ。ただそんな中でダンスミュージックというバンドとしての主軸の部分はしっかりと感じ取れる1枚だ。
以上の10枚が3月に特に好きだったアルバムです。
正直、他にも好きなアルバムはありました。
なのでまた、タイミングを見て別記事で紹介ができればなと考えています。
今回紹介したアルバムはジャニーズWEST以外すべてサブスクで聞くことができるので気になるものがあればぜひ聞いてください。
4月以降も聞いた枚数が多い場合は、このような形で紹介をします。
10枚前後だった場合は、すべて紹介すると思いますので今後もアルバムを聞くきっかけにしてくれたらうれしいです。
【アルバム紹介】