【2021/09/11更新】
みなさんは、この楽曲を知っていますか?
MAISONdes 「ヨワネハキ feat. 和ぬか, asmi 」という楽曲です。
先日、 THE FIRST TAKEに出演をして披露された楽曲。
もともとTikTokでヒットしていたこの曲が THE FIRST TAKEの披露でより注目を集めています。
ただ、人によればMAISONdesが何なのか?
この出演をしているアーティストがMAISONdes?
曲は聞いたことがあるが実態を知らない人が多いのではと思い、どういうものなのかとこれまでリリースされた楽曲を紹介していきたいと思います。
MAISONdes
読み方は、メゾン・デ。
Twitterのプロフィール欄から引用
どっかのアパート、六畳半。あなたの歌。|ここは、同じ時代を生きるアーティスト達が入居しコラボレーションするアパート。それぞれの部屋に、それぞれの住民の物語と歌がある 。
このMAISONdesはアーティスト名ではなく、プロジェクトの名前。
コンセプトの中から生み出す楽曲をアーティストのコラボで世界観を表現していくものです。
今までリリースされている楽曲を見てみると、どの楽曲も部屋番号が書かれています。
それでは、今段階で発表されている楽曲をリリース順に紹介していきます。
1.Hello/Hello
ヴォーカル:yama,
作詞作曲 : 泣き虫☔
部屋番号:101
思えばyamaの代表曲「春を告げる」も6畳半の1部屋の物語。
そんなyamaの代表曲と関連したかのようにこのプロジェクトの重要な1曲目を務める。楽曲制作を行っているのは、現在アニメ『東京リベンジャーズ』EDを担当する泣き虫☔。
泣き虫らしさがありながらもyamaの歌声の世界観にあったメロディ。タバコとともに相手を思い出し部屋の中で思いふける主人公の感情が表現されている。
2.For ten minutes, for a hundred yen
ヴォーカル:さとうもか
作詞作曲:くじら
部屋番号:310
話題のシンガーソングライターさとうもかとyamaの「春を告げる」を制作をしたくじらがこの曲の楽曲を制作。
301号室の住人がアパートにあるのであろうコインランドリー。回る洗濯物を見ながら思いにふける。100円10分間のコインランドリーの待ち時間、主人公の心情がサウンドや歌詞から表現されている。
3.本当は夜の端まで、
ヴォーカル:おおお
作詞作曲:くじら
部屋番号:000
ヴォーカルは素性が全く分からないおおお。作詞作曲は、連続でくじらが担当している。
これまでの2曲はエモさやどこか聞き心地のいいメロディ。今回は、イントロから少しダークな雰囲気を持っている。初の男性ヴォーカルということも新たな印象を持たせるだろう。この声どこかで聞いたことがあるような気もするが誰なんだろう。
4.いえない
歌・作詞:堂村璃羽, 301
作曲:GeG, 堂村璃羽, 301
編曲・プロデュース : GeG
部屋番号:301
STUPID GUYSでも活躍する堂村璃羽と変態紳士クラブのプロデューサー GeG、素性が明かされていない謎のシンガー 301の3組のコラボ楽曲。
アコギのシンプルなイントロからきれいな二人の合わさる歌声。おしゃれなサウンドとハーモニーやラップからは想像できない官能的な歌詞が印象的。
5.ヨワネハキ
歌:asmi, 和ぬか
作詞・作曲:和ぬか
部屋番号:102
20歳のシンガーソングライターのasmiと「寄り酔い」がヒットした和ぬかのコラボ楽曲。この曲が、MAISONdesというプロジェクトをより注目させたことは間違いないだろう。
ほかの楽曲達と比べてキャッチーで耳に残りやすい歌詞やメロディ。歌詞をみるまで「そういやさ そういやさ」といっているとは思っていなかった。
怖がりで弱音を吐く主人公。変わっていこうというメッセージではなく、「試しにちゃんと生きてみよう」という最後の1文がある意味、現実を感じさせる。
6.ダンス・ダンス・ダダ
歌:EMA、コーラス:たなか
作詞 : たなか
作曲 : たなか ケンカイヨシ
部屋番号:103
DUSTCELLのヴォーカルEMAと前職ぼくのりりっくのぼうよみのたなかがコラボをした楽曲。
楽曲のメロディ展開や歌詞からたなかの音楽らしさがしっかりとにじみ出ている。彼の楽曲が好きな一人としては、この世界観とEMAの歌声が合わさりとてもおしゃれな世界観がある。
7.Grumpy
歌:Aqu3ra
作詞・作曲・編曲:春野
部屋番号:308
歌い手として活動をするAqu3raとボカロPの春野が作り上げる楽曲。
自分自身は、二組とも知らない人だった。ただ、楽曲から伝わるおしゃれなイントロ。最後のベースラインはかっこいい。
8.夏風に溶ける
歌:りりあ。
作詞・作曲・編曲:南雲ゆうき
部屋番号:107
TikTokを中心にヒットした「浮気されたけどまだ好きって曲。」のりりあ。とボカロPの南雲ゆうきがコラボ。今週の新曲紹介ブログでも紹介し楽曲。
夏の終わりのあるカップルの寝床を表現したかのように二人の会話が想像できる。
現在発表されているのはこの8曲。
2月に1曲目が配信されて8曲なので、ほぼ1か月1回のペースでリリースされている。
全曲振り返ってみて思ったのは、歌ってみたの文化のようだなということ。
自分は、正直ボカロや歌ってみたなどは詳しくない。
アーティストとクリエイターをコラボという表現でボカロ文化に詳しくない人でもとっつきやすくしているのではないか。
このプロジェクトでいいと思ったのは、コラボという表現でヴォーカリストもクリエイターもどちらもが主役であることがしっかりと伝わってくる。
そして、1つ1つが6畳半の1部屋という世界観でのストーリー。
6畳半という1室だからこそ、人間の葛藤や悩み、夢への理想など、いいも悪いも出やすい環境なのではないだろうか。
どのストーリーもしっかりと想像ができるのは、夢や理想を語っているのではなく現実っぽさが伝わってくるからだろう。
今後どんなアーティストとクリエイターがコラボしていくのか楽しみだ。
そして、このプロジェクトがどんな名曲を生み出すのだろう。
今後も注目していきます。
※新曲が出たら更新するかもしれません。
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