昨日、少年隊の錦織と植草が年内いっぱいでジャニーズ事務所を退所すると発表しました。
今年に入りジャニーズの退所報道は昨年に比べて増えています。
中居正広(SMAP)・長瀬智也(TOKIO)・手越祐也(NEWS)のように各グループのメインメンバーが退所発表をした。
長瀬に関しては、来年3月で少年隊の二人は年末まで。
去年の錦戸などもいれるとジャニーさんがなくなってからの退所は年々増えてきている。
また、今年は嵐の活動休止ということもあり、来年からのジャニーズがどうなるのか不安になる声も少なくはない。
ただ最近の退所した人たちの動きや現在の所属グループの現在を考えると個人的には今後は活動の幅の広がり、いい意味で大きく変わっていくのではないかと思っています。
そう思うのは、大きく分けて3つ。
①退所したジャニーズとの関係性や退所後の活動
②若手ジャニーズの人気
③ネットを通じた世界進出
①退所したジャニーズとの関係性や退所後の活動
SMAP解散前のジャニーズは、正直圧力なども大きく退所したメンバーがテレビで見る機会はほとんどなかった。唯一、郷ひろみだけは移籍した事務所の力が強かったこともありその後大きく活躍をしている。
SMAPの三人が退所したときに大きな変化を感じた。退所後に事務所を設立してネットを中心に番組に出演。ABEMATVでは、72時間テレビを行い多くの芸能人も出演した。また、ジャニーズが当時まったくしていなかったSNSの活用をしてファンともつながれる環境を作った。人脈もあり、人気もあるが事務所が小さいのでネット番組やネットCMの仕事はお願いしやすい。1回使われると他も使いやすくなる。今ではテレビやCMにも普通に出演をしている。それ以降に退所したジャニーズは比較的に自由に活動をできている。ここだけ切り取ると退所した後の話になる。
退所したジャニーズとの関係性で可能性を感じたのは、今年の「音楽の日」。退所後初となる音楽番組の司会に中居くんが選ばれた。その番組に多くのジャニーズタレントが出演をした。見ているとトークも普通にからみがあり退所したことを忘れてしまいそうになるレベル。
この「音楽の日」を見た時に事務所にいなくても仕事がいっしょにできる可能性を感じた。また、TOKIOも長瀬は退所して、他メンバーは自分たちで事務所を設立。他事務所を設立することで活動を維持しながらジャニーズ外の交流もしやすくなる。また長瀬自身は裏方の仕事をしたいという気持ちでやめるので後輩のジャニーズの支援などに回れる可能性もある。
また、少年隊とTOKIOは解散という表現をしていない。それは、名前があるだけで後々活動をしていなくても過去音源のリリースができる可能性もある。
②若手ジャニーズの人気
今年でデビューをしたSnow ManとSixTONES。この二組が人気がここまで高い理由はジャニーズJr.時代からYoutubeのジャニーズJr.チャンネルで毎週投稿をしていたから。
2018年3月よりこのYoutubeチャンネルがスタートしており今では120万を超える登録者数だ。もちろん一般知名度はまだまだだが確実に若い層をとらえている。タッキーや嵐がジャニーズJr.時代だった黄金期の勢いに消して負けていない。
デビューにかかわらず一定層の人気があるグループが複数いることは、将来性も感じる。またジャニーズはブレイクするまでだいたい7年の時間があると昔中居君がいっていた。デビュー当時メンバー人気が少ないグループがだいたい7年目くらいでブレイクしている。例えばSMAP/嵐/関ジャニ∞などはその売れ方。また、ジュニア時代に人気があったKinKiKids/KAT-TUN/タッキー&翼などはデビューまでの時間が長かったこともありデビュー年から比較的売れている。
こう考えると今のジャニーズは、ジュニア期間で人気があるグループが多い上、7~10年のデビュー後の経験をもったKis-My-Ft2/Sexy Zone/ジャニーズWESTがこれからより人気があがる可能性が高い。
③ネットを通じた世界進出
嵐が去年サブスク解禁とSNSをスタートした。これにより世界に視野を向けた活動をこの1年間積極的に行っている。新曲はブルーノマーズのプロデュースということもあり世界に目を向けていることもわかる。
いままでダウンロードやYoutubeでPVの発表もほとんどしていなかった事務所が嵐が中心となり活動的に行っている。今の音楽業界CDのみでのヒットは難しい。CDが売れても世間的なヒットにはつながらないからだ。
オンラインライブもおこなったことによりチケットが買えなかったファンもみることができるようになった今、サブスクの解禁で新しいファンや楽曲としてのヒットを生み可能性が上がる。嵐の活動休止以降の各グループがサブスク解禁をすることで新しい層に人気がでるだろう。
退所したジャニーズとの共演の可能性・新人育成や中堅層の厚さ・サブスク解禁や世界を視野に入れた活動。
ジャニーさんが亡くなり、退社報道などの悪いイメージのニュースがあがっているジャニーズ事務所だが、正直事務所としての改変期に入っているだけだと個人的には思う。
また私は、SMAP解散報道がでた時は正直ショックしかなかった。数年がたったいまでも再結成の可能性を考えることもある。ジャニーズ事務所が変わっていく中で可能性もあるかもしれない。ただ間違いないと思うのは、SMAPの解散があったからこそ、嵐の活動休止、TOKIOの事務所設立、少年隊が事務所に名前を残すという解散以外の選択肢ができたのだと思う。SMAPの騒動がなければジャニーさんの亡くなった後解散グループが増えていたかもしれない。
SMAP解散前に事務所内で派閥などもあった時期を考えると今はまだまだ今後の可能性がある。退所したから関係がなくなるわけでもない。ただ自分たちのやりたい方向の選択肢の一つが退所したほうが実現しやすかった。そんな人たちと交流をしながら、新人や今いるメンバーが活動ができる。
そんなことを思うと今後のジャニーズ事務所への期待はとても大きいし楽しみになってくる。